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 【ルーマニアの世界遺産

世界遺産「シギショアラ歴史地区」
2008.11.30
 
2008年11月30日    408日目


小高い山に残る中世の町並み

そこには教会や時計台が残る

ギルドが作り上げた美しい街


ゆっくりと起きましたよ。

本日は観光の日ですが、日が高くなるのが遅いので。

起きてからは朝食を。

本日のメニューはパンとチーズとパテ。

パテとはすりつぶしたものという感じで。

ベジタブルでも豚でもすりつぶしてパンに塗る状態に出来ているものなのです。

これを売っているのを見つけてしまって、早速本日はパンに塗ってそれを朝食としたのです。

これさえあれば朝食と昼食はこれだけでも問題ない感じですね。

こうして朝食を食べてからはすぐさま観光を開始です。

ここは世界遺産「シギショアラの歴史地区」の真っただ中。

時は12世紀、この地を支配していたハンガリー王の名によってこの街は始まる。

王の名によってザクセン人がこのシギショアラに入植することを命令。

これによりシギショアラの街が形成されました。

その後ザクセン人はいろんな商業をこの地に根付かせここにギルドを作り商業をよりよいものへとつくりかえたのです。

以来ここにはギルドにより巨額のお金が集まり。

ここを守るための城壁や時計台など様々なものが建設されたのです。

こうしてシギショアラにはギルドが作った中世の街並みが今でも残る都市となったのです。

シギショアラは高台とその下で分かれており、高台は行政に、下はギルドの商店や工場と区分されました。

ギルドはその後もこのシギショアラで繁栄をつづけ、400年にもわたりドイツの街並みを作り続けたのです。

こうしてシギショアラの町には当時のドイツ建築の変遷が今でも残るために世界遺産に登録されました。

最初は日光が当たる方向へ移動して町の全体像をとることに。

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時計台の正面がちょうど日に当たりきれいに撮れる状態で。

それにしても時計台は街の高台に作られさらにそこから高い塔であるために街のどこからでも見えるようになっています。

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街を刻む時計をいつでも見れるように。

ただし文字盤が少し小さいので、それも考慮して各時間には鐘が鳴るような仕組み。

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塔も含め街並みとの見るとまるでタイムスリップしたかのよう。

中世も同じ風景でこの町は存在したのではないでしょうか。

ただし石畳を走っているのは馬車ではなくて車ですが。

ここが現代と過去の違いなのでしょう。

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ただしシギショアラの街の高台の向かいには違う高台があり、そちらに登ろうと考えましたが、遠くは朝もやがかかっており。

たぶん登ってもこっちの姿はもやって何も分からない状態なのであきらめました。

こうしてシギショアラの城壁内に戻り、続いてはシギショアラの街の中で一番高い場所に建っている教会へと。

名前を山上教会といい、ここに登るには一直線の階段の回廊を登らなければいけない。

これも長年の風雨に耐えており、一部の場所では屋根がない状態やクモの巣が張っていたりとこれまた雰囲気が違う。

何段もの階段を上った先には大きな教会と街を見渡せる場所があります。

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大きな教会は内部が写真撮影禁止だったのですが、シギショアラの街を今まで見続けたかの様に一番の高台に建設され、シギショアラから誰もが教会を見ることができるのです。

そして教会からは木には邪魔されますが、シギショアラを見守り続けたのですね。

裏手にはたくさんの墓地が存在しました。

ただし観光客は入れないようになっていて見ることができませんでしたが。

こうして高台の観光が終わった後は街の中心にある時計台へ。

時計の下から内部に入れるようになっており、中は博物館になっています。

シギショアラのギルドたちの商売道具が飾られており。

中には医者の器具まで残されていました。

そして頂上からはシギショアラの街を一望できるようになっています。

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谷間と高台に作られて一風変わった地形の中には今も昔と変わらぬ建物が乱立しています。

その中には教会や宮殿のような建物まで。

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現在の今を知ることしか私たちはできませんが、このように数百年間残った街並みを見ることによって過去がどのようなものだったかを体感できるのです。

そして時計台の最大の目玉はからくり時計。

内部には振り子の時計が設置されており、今も変わらぬ時を刻み続けています。

もちろんこのからくり時計が動いている時が見たかったので正午の30分前に時計台に上り。

内部の時計が動くのを待っていたのです。

時計は様々な歯車が組み合わさり、上部などにたくさんの鎖がつながっていました。

残念なことにここは写真がダメだったのでお見せできることができないのですが。

12時きっかりになり、急にさまざまな歯車が回転し始めて。

それに伴い時計に連結している鎖も動き始めました。

正午はからくり時計の部分は動きませんが、正午を知らせる鐘が鳴るように設定されています。

このため、鎖の動きに合わせて鐘があたりに響き渡り。

これほど複雑な動きを作り出した人を尊敬しますよ。

見た目では何がどう動いているかさっぱりわからないわけですから。

ガラガラと音をたててからくり時計が動き出したとしかこちらはわからないですよ。

でも実際からくり時計が動いている姿を見れたので満足でした。

さてここで昼食のために一度宿に戻り。

まったりとパンとパテで昼食です。

そのままゆっくりしたいところですが。

シギショアラの街を一望できる目の前にある高台に登ろうかと思い。

すぐに出発。

まずは時計台の近くにある教会の内部を観光。

見た目はシンプルといった感じ。

正面には小さな祭壇しかなく、大きな空間の割にはこじんまりとした印象。

周りは漆喰で施されており、白主体の教会のようです。

ただしここも写真不可でしたのですいません。

教会を堪能した後は早速シギショアラの城壁内部から新市街へ降りて行き、さらに向かい側の高台に登って行きました。

ただし展望台があるわけではないのできれいに見えるところを探しながらですが。

が、あまり見つからない。

道から見える場所はすべて建物や電線に阻まれきれいに見えない。

ようやく一部きれいに見えるところを発見。

早速写真を撮りました。

そして再びいいポイントを探していると、、、、なんと雪で溶けた所が凍っていて。

こけてしまった。

カメラも手も強打。

やってしまった~。

手を見ると血が出ていて。

さらに泥まみれ。

泥は、近くの雪できれいにして。

血は放置。

それよりもまずカメラが起動するかどうかを確認して、問題ないことを確認。

これが一番怖かった。

すぐさま宿まで戻り、手を洗い絆創膏を貼りようやくほっとしました。

もう、本日は観光するなって暗示でしょうかね。

というわけで本日の観光は終了。

宿でおとなしくしていました。

その後夕飯の買出しを行ってついでにバスの時刻表を確認。

明日は午後から移動となりそうです。

あと、買出しですが夕食のメニューは二人に任せっきりで。

スーパーでは全く役に立たず。

買い出しをしてすぐに夕飯の準備。

私はやることがなく何もしてませんですけど。

夕飯が完成して早速食事。

、、、作りすぎてないか。

全部食べた頃にはみんなお腹いっぱいですよ。

その後は皆でお話。

最後の夜ですから。

そして12時近くになり夜景を取りに出発です。

何しろからくり時計が動くのが12時らしいので。

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シギショアラの街をとりました。

ライトアップされたシギショアラも幻想的で素晴らしいです。

中世のシギショアラの夜は街頭なんてなかったでしょうから今よりもっと暗く怖い雰囲気があったと思いますけど。

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そして12時が近づき。

からくり時計の前に行き待っていると、0時を告げる鐘が鳴りはじめました。

しかし、カラクリ時計が動いている姿は確認できず。

どうやら動く反対側のほうを見ていた模様。

ありゃ、残念。

そして宿に戻りそのまま就寝です。

では明日は隣町まで移動しましょうね。



シギショアラへのアクセス
ルーマニアの首都ブカレストより、一日数便列車が走っている。
またトゥルグ・ムレシュなどの主要都市からもバスが出ている。




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