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 【ブルガリアの世界遺産

世界遺産「ピリン国立公園」&スキー
2008.12.15
 
2008年12月15日    423日目


連なる峰々

そびえたつ針葉樹林

白銀の世界に残る自然


あれ、いつの間にか朝だ。

いつもならのんびりしたいところですが、バスの出発時間が近づいていたので。

すぐさま観光をする用意をして。

そうそう、観光する用意とはカメラ、電池、カメラレンズ拭き、防寒具、傘、食糧に水というラインナップ。

これだけあればとりあえずどんな状態でも観光ができるので。

荷物をそろえたところですぐにバスターミナルへ。

すぐに目的地バンスコ行きのバスに乗ることができました。

バスに乗ったらなんと寝てしまいました。

朝早かったからかな。

気がついたら目的地一歩手前で。

あらかじめ周りの人に言っておいたから起こしてもらえました。

バンスコの街に到着してからはまずはインフォメーションへ。

まあ、大雨なんですけど、雨具持ってきて本当によかった。

インフォメーションへたどり着いて、、なんとまだ空いてなかった。

あと、1時間半もあかないけど。

でもこんな時のためにとりあえずどっちの方角へ進んだらいいかの検討はつけてあるのです。

ソフィアでブルガリアの地図を見た時にメモっておいたのですよ。

インフォメーションの近くに書いてあった目的地までの距離は12km。

歩いて行けない距離ではないし、途中ヒッチハイクすればいいし。

目的地まで歩きはじめました。

でも何か様子が変。

いたるところにスキーショップがある。

途中リフトすら見えるし。

あれ、スキー場?

大雨なのにスキーの服装をしている人たくさんいるけど。

大丈夫なの。

ともかく私は世界遺産の方面へひたすら歩きはじめました。

まあかなりの上り道なんですけどね。

でも山はかなり高く、結構な時間歩く可能性があるのですが。

ともかく、ひたすら上に。

すると来る車のたびにヒッチハイクをしていたら一つの車が止まってくれて。

上に行ってくれるというではないですか。

これはラッキーです。

早速車に乗り込みひたすら上に。

すると雨がやみ雪に変わってきました。

景色も白銀の世界へ。

ここは世界遺産「ピリン国立公園」の中。

ブルガリア二番目の山を有し、標高2500mの山がひしめく国立公園

そこには様々な動物が生息し、そして高山植物も生息しています。

特に植物はここにしか存在しなく、しかも滅んでしまうかもしれない絶滅危惧種が生息している峰々。

もともとは氷河時代にはここに氷河が存在し、その地球活動によりこの地形が誕生しました。

このためここにはたくさんの滝や湖が存在する広大な森へ変貌したのです。

現在この類まれなる自然が残る場所はブルガリアの自然保護の対象となり。

現在もブルガリアの自然保護区として過去の自然が残されている場所であるため世界遺産に登録されました。

ヒッチハイクした車には途中で降ろされて、指差された方角へ進むと。

なんと、、、、、あれスキー場が。

そうなんです実はピリン国立公園の中にスキー場が存在するのです。

とりあえず、スキーの用具はないので違う道を歩いて行くことに。

すると周りは高さ30mを越える針葉樹林の森が。

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先日降った雪で上も下も真っ白な世界。

中間部分だけは雪が積もることがないので木の幹が乱立してる姿があります。

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雪の上には動物の足跡が残り。

こんな深い雪の中でも生きていく動物の素晴らしさを感じてしまいます。

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植物の中には自分の自重に耐えきれない木も存在し。

幹の途中から完全に折れていました。

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下には折れた木の残骸が。

自然とういうものはこうして淘汰され、強く生き残った者だけが生き残れる仕組みなのですね。

それにしてもこの森は今まで見た中でも深いというか高いというか。

上を見上げても頂上が見えないんではないかというぐら木が高いのです。

日本で行ったら10建てのビルぐらいでしょうか。

雪に阻まれ無音の世界の中木々は力強く立っているのです。

ようやく別の道も途切れ、、、ってここもスキー場ではないですか。

どうやら冬のピリン国立公園は雪に阻まれどこにもいけない様子。

いけるとしたらスキーをしてリフトに乗るしかない感じ。

せっかく目の前にはスキー場、そしてリフトに乗らないとこれ以上奥には行けない。

こうなったらスキーをしちゃいましょうか。

ちょうどいいところにスキーのレンタルの場所があり。

そしてリフトの一日券も売っているではないですか。

すべて合わせて40ユーロ(4800円)。

日本でレンタルと一日リフト券を買うともう少しするような。

何よりも久しぶりにスキーができる。

さらに防寒具はどんな寒さでも耐えれるように準備はしている。

もうやるしかないでしょう。

と、こうしてスキーをレンタル。

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早速山の頂上までリフトで行くことにしました。

リフトの途中で雲の切れ間から向かい側の山が見えて。

それはまるで雲の上に浮かんでいる山のように。

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雄大にそびえていました。

しかし天候が悪くすぐに霧に隠れてしまい。

一瞬の姿でしたね。

ようやくリフトから降りてからは、、、問題が。

俺、一番上に来たのはいいけど、、、ここ上級者向けなんじゃ。

数年ぶりに滑る俺にとってとても辛い感じが。

ともかく下りないと、違う場所に行けないので、ゆっくりとゆっくりと。

が、やっぱり感が取り戻せない。

こけまくってしまいましたよ。

しかも視界は霧によってほとんどない。

どっちに進んだらいいのっていう感じで。

ゆっくりゆっくりと。

それでもやっぱりスキーとは楽しいものですね。

日本でもあまりやりませんが、やったらやったで楽しいです。

自分からスキーをしたのは十年以上ぶりぐらいかもしれないですけど。

大学の時に行ったのは卒業旅行であったからで、社会人の時に行ったのは一度は回ってくる幹事からで。

まあ、今回も世界遺産でなければ滑ろうとも思わなかったですけど。

ただし天候が悪くてほとんどが見えませんでしたけど。

ピリン国立公園は冬は雪に閉ざされてほとんど入れない状態になってしまうのですね。

入ったとしても命の保証ができないぐらい深い雪に埋もれていますから。

こうしてちょっとの間スキーを楽しみました。

それにしてもバンスコのスキー場は今までになかったぐらい長距離のリフトがある。

何しろ街から山までのリフトが存在し。

約12kmにもわたる長さ。

しかもそこまでしっかりと滑走できる場所がある。

20分ぐらい滑ってようやく辿り着くリフト。

これほど長く滑っているリフトも初めてですね。

しかし元の場所に戻るには30分以上かかりますけど。

バンスコまで戻るルートには刻一刻と移り変わる風景がぞんざいして。

白銀の世界から森の色へと変貌していきます。

特に深い緑をもった木々が目立つのです。

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その色を眺めているだけでも心が引き込まれそうですけど。

冬なのにこれほどの色をもった木々が存在するのもびっくりです。

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上を見上げると雲に覆われた山々が存在して。

もし晴れていたらどこまで高く見えるのだろうかと想像してしまいますね。

ようやく800mもの高低差をすべり終わり。

再びリフトによって山の中へ。

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これ以上景色を拝むこともできないし、奥深くに進むこともできないので。

純粋にスキーを楽しむことにしました。

それにしてもバンスコのスキー場には様々なリフトがあって面白い。

中には日本で見たことないものまで。

たとえば、お尻にバーをひっかけるだけで滑りながら登って行くリフトや乗る場所は歩く歩道みたいにリフトコンベアーになっているようなものまで。

さまざまなリフトを楽しみ、久しぶりのスキーを堪能。

ほんとに楽しかったですよ。

これで視界がしっかりしていれば言うことなしなんですけど。

こうして滑っているうちになんと雪が雨に変わってしまい。

私の服がびしょぬれに。

これはここで終了するしかないですね。

十分堪能しましたし、もう戻らないといけない時間なので。

こうしてレンタルしていたスキーを返却。

リフトにのってバンスコの町まで戻りました。

リフトから見える景色も最高でしたし。

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日本では海外でスキーなんてできないと思っていましたが意外にあっさりできてとても満足。

まあ、あらかじめどこにあるかの情報が必要ですけどね。

バンスコの街に戻ってからはすぐにバスターミナルに戻り。

ブラゴエフブラッドに戻ってきました。

そして宿に戻る前に明日の移動の確認。

何しろ明日はまた国が変わりますから。

今度はギリシャ。

バスで行こうと思いましたが、バスの乗り場で列車を紹介された。

このため駅に行って時間を確認して。

宿に戻りました。。

すると、、、、なんとベランダの窓が開いているでは。

泥棒に入られたか、、、、まずい。

すぐに荷物の確認をしましたが、、、あれ、何も盗まれていないぞ。

いったいなんだったんだろう。

金目のものはすべて自分で持って行っていますし、盗まれて困るのはパソコンですけどワイヤーでつないでいましたから盗まれていないし。

何か一個ぐらいやられたかと思いましたやっぱり盗まれておらず。

安心しました。

その後や宿のレストランで夕食をたべて、夜は日記を。

それにしても筋肉痛が痛い。

スキーの筋肉痛が本日来るなんてまだ若い証拠でしょうか。

でもこの先が痛くなりそうですけど。

こうして夜も更けたので寝ます。

明日はギリシャです。


ピリンへのアクセス
ソフィアやブラゴエフブラッドのバスターミナルからバンスコへ。
バンスコのバスターミナルからは目の前の通りにインフォメーションの看板があるのでそれ通りに。
あとはインフォメーションで聞くこと。
もしインフォメーションが開いていないようだったらインフォメーションの近くにある地図の描かれた看板をみてピリンストリートをひたすら南へ。
途中ピリン国立公園の中にあるスキー場のリフトがあるのでそれに乗ると便利。
夏はバスも出ているもよう。




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