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 【ギリシアの世界遺産

世界遺産「ミケーネとティリンスの古代遺跡群」(2)
2009.01.10
 
2009年1月10日    449日目


ミュケナイ文明の都市

そこは平地にある少し小高い丘に作られた

ミケーネ支配下の城塞都市


またまたゆっくり寝ました。

本日はアテネに向かう予定なのです。

でも、その前に観光。

何しろ昨日、偶然ティリンスを見つけてしまったから。

ミケーネはどこにあるかはわかっていたのですが。

ティリンスだけはどうしてもわからず諦めようと思っていたからです。

とりあえず場所も分かったので観光をと思い。

アテネ行きのバスは1時間に1便あって何時に乗ってもいいんだよね。

しかもアテネに行ってからすぐに移動するわけではないし。

ということでまずは荷物を整理して、宿に預けることにしました。

宿を後にしてまずは朝食の買出し。

こっちでおいしいパンを見つけたんだよね。

中に多分ほうれん草のバター炒めとチーズをいれパイ生地で包んだもの。

これがともかくおいしい。

ほうれんそうとバターって本当に相性抜群なんだなって思います。

最近の朝食はもっぱらこれですね。

そしてそのままバスターミナルへ移動して、昨日と同じミケーネ行きのバスに乗りました。

本日の目的地はミケーネ行きの途中にあるのです。

ナフプリオンから近いのですぐに到着しましたが。

ここは世界遺産「ミケーネとティリンスの古代遺跡群」のティリンスの遺跡です。

このティリンスはミケーネが支配していた都市であり、ここで王宮が見つかった場所。

ミケーネとは違い、都市としての機能が強く、丘の上に残る遺跡には宮殿や地下通路などが見つかったのです。

バスを降りると目の前には小高い丘というか城壁が待っています。

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城壁はかなり巨大であり、当時大砲や銃もなかったのでここを攻め落とすのは不可能だったのではと思えるぐらい堅牢に作られています。

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早速チケットを買い込み内部に入りました。

ティリンスの遺跡は裏側から登れるようになっており、丘の上に着くとそこには住居跡が点在しています。

丘は結構広く、数百人規模で住んでいたと思われ。

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現在では建物の類は一切残ってないので礎石だけですが。

中央部分に通路が走っており、その両側にたくさんの住居跡が見られるのです。

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そして丘の上からは周りに広がる大地を一望できるようになっています。

ここで敵が攻めてこないかを確認していたのでしょうか。

ティリンスの街は真ん中で2層に分かれており。

半分はさらに上に構えられています。

その上の部分は王宮があった場所と考えられます。

何しろ住居部分よりもさらに小さな部屋が細かく分けられており。

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狭い通路が入り組んだ建物だったということがわかります

一番奥には玉座があったであろう場所も確認できます。

ちょっと広めの広間が存在しましたから。

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それにしても意外にこの王宮複雑です。

まるで迷路のよう。

まあ、王宮なんて王が入る場所は他の人が入れないように複雑にするものですが。

イスタンブールのトプカプ宮殿に残っているハレムも複雑な構造してましたからね。

まあ、中には何に使用したかさっぱりわからない場所も存在しましたけど。

そしてティリンスの一番端には地下通路がありました。

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地下通路と言っても斜面に柱をつけてその上を天井で覆ったもので。

とりわけ地下に作ったという訳ではないのですが。

何より驚いたのが保存状態。

すでに3000年も経過しているこの遺跡が、まだ柱も天井もしっかり存在しているというのは

普通は風化などで崩れてしまうものです。

現にこの遺跡だってすべての建物が礎石だけになっていますから。

それだけ構造状態もよかったのでしょうか。

あと、ここだけ土に埋もれていたとか、それだったら何となくわかるような気がします。

それにしても城壁の作りが意外に荒い。

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ミケーネと比べると隙間もたくさんあり、ただ石を積み上げたという感じです。

その分ミケーネよりも城壁が高く、長いのですが。

当時はミケーネのほうが重要な都市だったのでしょうか。

何しろミケーネ支配の街がティリンスだったのですから。

ここはミュケナイ文明の都市を顕著に残す場所なのです。

まあ、ここは意外に小さな都市で、見どころも城壁の上のみ。

ということであっさりと観光が終了しました。

まだ時間もあったのでナフプリオンまでは歩いて帰ることに。

標識を見るとたった4km。

こんなに近かったんだ。。

こうして1時間以内でナフプリオンに戻ることができました。

アテネ行きのバスに乗る前に、まずはスーパーで買出し。

実はアテネにはスーパーが見つからなくて。

まあ、本日土曜日なので見つかったとしても閉まっている可能性がありますから。

開いているスーパーで買い出しをしたのですよ。

パスタとか飲み物とか。

ちょっと重くなりましたが、どうせアテネまではバスに乗る訳で。

買い出しが終わってからは昼食のギロピタを買って。

バスターミナルへ向かいました。

次のバスの時間を調べるためです

するとあと30分後にアテネ行きのバスがあるとのことで、すぐさまチケットを購入。

そして泊まっていた宿に戻り、荷物を受け取り。

再びバスターミナルへ。

到着してみたら意外にぎりぎりで焦ってしまったけど。

こうしてアテネ行きのバスに乗り込みました。

ほとんど景色を見ていましたが。

1週間以上いたペロポネス半島もこれで終了ですね。

もしかしたらイタリアから中東に行く際に戻る可能性がありますが。

こうしてコリントスを経由してアテネに到着。

しかもアテネの宿に近い場所に停車してくれました。

これはラッキーでしたね。

すぐさま宿に行きチェックイン。

何の問題もなくチェックインが完了して、すぐさま街の中へ向かいました。

というか時計の電池を探しに行ったのですが。

前回アテネで時計の電池を購入して、電池交換をしたのですが。

治らず。

このため、もう一度購入して、もし治らなければ新たな時計を買おうかと思っていたのです。

ともかく、すぐに電池は購入することができまして。

宿に戻り、早速電池交換。

が、結局治らず。

はやり無理があったのか。。。

もうダメもとで一度電池を逆につけてみて。

再び元に戻してみると、、、、、あれ?

普通に起動したのですが。

なおった?

いや、時計は動いていますが、音が鳴らなくなっていたり微妙な部分が壊れています。

しかし時計は動いているので。

あ、時計買う必要なくなった。

何がなにやらわかりませんが腕時計が治ってほんとによかった。

そしてその後はひたすらネットをしていました。

コソボ情報とか航空券情報とかいろいろ調べる必要があったので。

次の移動の件も調べなければいけなかったし。

ともかく明日は一日休日にします。

次の世界遺産が月曜日休みで今行ったら、月曜日にあたってしまって。

行っても意味がないことになってしまうので。

明日アテネでゆっくりしたいと思いますよ。

ゆっくりできるかどうかは不明ですが。

何しろ明日は日曜日なので遺跡関係は全てただなんですよね。

もし、これで晴れていたらたぶん観光に行ってしまうかも。

それもそれでいいかもしれませんが。

さてともかく明日は休日です






ティリンスへのアクセス
ナフプリオン-アルゴス間を走っているバスに乗りティリンス下車
ナフプリオンから4kmしか離れていないので歩いていくことも可能
その場合ナフプリオンからアテネ方面の矢印が書いてある看板に従って進むと到着する。




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