結局歯は痛いまま
でも比較的楽になったかも
まだ数日は歯の様子を見なければいけません。
やっぱり朝起きても歯は痛いまま。
本日も宿にこもるしかないようです。
ただ、昨日よりは少し楽になっていて。
これも正露丸のおかげかも。
正露丸ってホントに歯に聞くんですね。
ただ、根本を直していないので。
再び痛くなったら歯医者に行くしかないのですが。
せめて日本に帰国するまで歯の調子がよくなってくれればいいのですが。
ということで再び歯に正露丸を詰めて。
そのまま一日中宿にいることにしました。
この宿には日本人しか宿泊していないですし、マンガもあるので。
暇をつぶすのは簡単です。
あと、ネットはやりたい放題できたので。
動画とかも見れますし。
何不自由ない生活。
ほんとにここにはまりそうな気配です。
こうして宿でボケっとしていると、ある一人の人がやってきて。
宿のオーナーが私に紹介してくれたのです。
その人なんとハンガリートカイワインのカーヴのオーナーさんでした。
実は2日前にここでトカイワインが予約できるとのことで。
日本に持って帰るお土産としてトカイワインがいいなと思っていたのです。
あと1か月で日本に帰るからちょうどいいなと考えていて。
しかもこの宿で頼むといいワインが安い値段で手に入るので注文しておいたのです。
ちなみにトカイワインとは世界でも有名な貴腐ワインのこと。
要するに腐らせたワインのことなんですけど。
腐らせたといっても語弊がありますが、収穫するブドウをそのまま放置させ腐らせてその後収穫してワインにするといったもの。
体に無害な菌が付き、そしてその菌が葡萄の水分だけを吸収して甘味がそのまま残りそれがワインへとなるのです。
干しブドウで作ったワインというかんじでしょうか。
このためデザートワインとして甘いワインが出来上がるのです。
甘いワインなのですが甘ったるいという感じではなくすっきりした甘みのために大変おいしいワインで。
昔このワインを飲んでからこれにはまっているのです。
こうしてトカイワインのカーヴのオーナーがこの宿と取引するのは初めてなので挨拶を込めてきてくれたのです。
しかも宿に1本トカイワインを寄付してくれて。
みんなで味を楽しみました。
トカイワインの格付けでも上位の方の10年もののワインなので。
もうおいしくてしょうがない。
私も同じワインを注文していてそれを持ってきてもらいましたし。
大満足でしたね。
ただ、歯が痛いのに甘いワインのんでいいのかという不安はありましたけど。
こうしてのんびりとしていると。
一昨日からこの宿にいるスウェーデン在住の人が宿に戻ってきて。
オーケストラのチケットを買ってきて下さいました。
実は昨日の段階でオーケストラ聞きに行こうという話になっていて。
一緒にチケットを買いに行くはずでしたが。
歯の痛みでほとんど外に出れず。
チケットをお願いしたのですよね。
しかもそのチケットの安さといったら尋常じゃない。
なんと150円。
3階の一番端の席で、舞台が半分ぐらい見えない席なんですけど。
オーケストラならそれも問題ないでしょう。
音楽を聴くだけですから。
何よりこの値段で本場のオーケストラが聴けるというのはうれしい限りです。
まあ、この公演は夜なのでその前に皆で夕食を食べに行くことにしました。
向かったのはバングラディッシュカリー屋。
ハンガリーにこんなところあるのも驚きですが、ハンガリーに来てまでそれを食べに行くのはどうかと思いますけど。
誘われたので行くことにしました。
何よりカレーだったら噛まなくて済むので歯があまり痛まなくて済むでしょうし。
ということで総勢5名でカレーを食べに行きました。
いやはや私はどちらかというと懐かしいというかんじでしたね。
メニューを見ても現地の名前なのでどのようなものが出てくるかわかりますし。
バングラは行ったことはないですけど、インドと全く名前が一緒だったので。
味はまあもう食べ飽きたよというようなインドカレーでしたけど。
正直2か月まるまるこの食事を食べていた時期があったので。
ああ、この味だったという感想でしたね。
なにより歯を全然使わなかったのがうれしかったですよ。
こりゃ明日もバングラカレーかもしれないです。
ちなみにこのときブダペストは大雪が降っていて。
自動車の上とかには大量の雪が積もっていました。
で、スウェーデン在住の方と雪合戦してしまいました。
まあ、どうやら基本3倍返しといわれほんとにぴったり3倍に返されて雪を当てられましたけどね。
こうしていったん宿に戻り、その後はオーケストラを見にブダペストのオペラ座へ行ってきました。
外見は暗闇でほとんど見ることができませんでしたが。
中に入って劇場をみてその巨大さにびっくりしました。
ほとんど高層建築という感じの劇場。
4階建になっており、下から上からといろんな場所で劇場を見れるようになっています。
内装の豪華さもすごいものがありました。
ただあまりにも薄暗いので写真がきれいに撮れなかったのが残念でしたけどね。
さてこうしてオーケストラが始まり。
指揮者が指揮棒を振った瞬間まるで魔法がかけられたようにきれいなメロディが流れてきました。
ただし、クラシックって暗い曲が多いので。
一番最初に流れた曲も比較的暗めの曲でしたけど。
それでもバイオリンやビエラやコントラバスなど弦楽器、金管楽器などのハーモニーは透き通るように奏でられていました。
ブダペストフィルは世界でも有数の演奏者が集まりますから。
さすがといった感想です。
オーケストラは基本3曲で一公演となっていて。
2曲目が終わると休憩になり最後の演奏となります。
今回はその3曲目にたくさんの人が出てきてコーラスが入りました。
こういうスタイルもあるんだと少しびっくり。
というか一番びっくりしたのが舞台に上がっている人数。
200人を超えてないかな、、、。
観客と同じぐらい人がいるような気もします。
でもブダペストのオーケストラは入場料が比較的安いので、一人一人給料が少ないのではという余計な心配をしそうになるぐらい。
これだけの人数でオーケストラをやるのはかなり驚きましたね。
もう150円というのもあって大満足でした。
こうして2時間の公演は終了してそのまま宿に戻り。
いろんな人と話していましたね。
そしたらいつの間にやら朝に近づいて。
4時頃に限界になって寝ました。
まだ起きている人たちがいるのにもびっくりですが。
さて明日も歯の調子を見るために何もしない日になるでしょう。