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 【ハンガリーの世界遺産

世界遺産「ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト」(2)
2009.03.01
 
2009年3月1日    499日目


ハンガリーの国会議事堂

そこはハンガリーの象徴でもある王冠が存在する

煌びやかな世界がそこにある



おはようございます。

本日は比較的早く起床しました。

というのも理由があって。

本日はブダペストの国会議事堂の中を見学しようと思ったからです。

ブダペストの国会議事堂を見るにはちょっとめんどくさい方法で。

朝一番にチケットを買いに行ってツアーの予約をしなければならないからです。

朝チケット売り場が開くのが8時でそれに間に合うように到着しなければならなかったので。

7時起床ですよ。

そして地下鉄に乗り国会議事堂へと向かいました。

実際には昨日見に行こうとしましたが、チケットを買いに行った人が買えなくて明日朝なら大丈夫と言っていたので。

昨日チケット購入を試みた人と一緒にチケットを購入しに行きました。

が、、よくよく見るとパスポート必要って書いてありますが。

俺、ハンガリーのアンダンテではパスポートを置いて出かけていたんだよね。

このためちょっと焦りましたが。

チケット売り場の人に聞いてみると別にいらないよとか言われました。

正直安心しました。

こうして私は午後2時のツアーの予約をして。

チケットを受け取ることができました。

しかし、一緒にチケットを買いに行った人たちは予約していたオペラに完全にかぶるらしく。

泣く泣く断念していました。

3日間チャレンジしてようやくチケット売り場まで行けたのに結局買えないというオチでちょっとかわいそうでした。

で、とりあえずツアーの予約ができたのでいったん宿に戻ることにしました。

まだ6時間ぐらい先の話だったので。

宿では残っている人たちとずっと話していたり、マンガを読んだりネットをしたりしていました。

もう俺いつ出発するんだという感じですけど。

このアンダンテは10泊以上すると長期割引になって一泊10ユーロで泊まることができます。

とりあえずもう10泊近かったのでそれまでここに滞在する予定に変えましたし。

もともと5泊ぐらいの予定が歯の件で延びたのですよね。

これもしょうがないことなので。

こうしてのんびり過ごしているとようやく午後の1時ぐらいになったので。

国会議事堂へ向かいました。 

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国会議事堂の前で予約した人が待っており。

そして警察が守っているゲートを通り、建物の横から内部に入りました。

国会議事堂の中はすごい。

入った瞬間にその空間の広さとその豪華さがわかります

ただし厳重な荷物チェックを受けた後ですが。

ゲートをくぐった後は目の前に巨大な階段が現れます。 

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もちろん下には赤い絨毯が引いてありますけどね。

そこから階段を上るとそこには巨大な空間があります。

ちょうどそこは中央にそびえるドームの真下。

そしてその中心には一つの王冠が安置されています。 

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これこそハンガリーの国家の象徴の王冠なのです。

ハンガリーの国王が戴冠した時につけた冠で。

世界大戦がはじまってしまいその行方が分からなくなったのですが、その後王冠を発見し現在ではハンガリーの国旗に記されているほど重要なものとなっています。

王冠の先の十字架が少し傾いているのが特徴。

もともと十字架はまっすぐついていたのですが、発見された時にはなぜか曲がっていたのです。

もちろんここには盗まれないようにたくさんの護衛がついていました。

もともと共産圏でしたので、かなりごつい人が守っていて少々怖いですけど。

それにしてもやはり国会議事堂だけあって内部はすごく豪華な装飾。

金を大量にしており煌びやかな世界というのはこういう場所をさすんだと実感するぐらい。

どこを見ても細かな装飾がなされており。

特にドームの天井は芸術の世界、シンメトリーの世界でした。 

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見るだけで唖然としてしまいますよ。

さてこのドームと王冠を見た後は横に進んで国会議員が休憩する場所に。

たくさんの椅子が配置されていて、内部はかなり明るく、少しでも休めるようになっています。 

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こちらもたくさんの装飾やスタンドがありもうあきれるぐらいの装飾なのですよ。

やはり国会議事堂は素晴らしく造るのですね。

そしてその先に進むと見えてきたものこそハンガリーの国会です。 

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内部は少し薄暗い感じがありますが。

たくさんの椅子が半円状に並べられていて、まるで芸術のような国会。 

一番先には議長の席もあります。

まあ、国会はどの国も同じような形をしていますね。

でも日本の国会を見たこともないのに、ハンガリーの国会を見るのはどうかと思いますが。

あと、椅子がしょぼいのね。

これずっと座っていたら痛くならないかと思うぐらい。

それ以上中に入れないので座り心地は確認することができませんでしたけど。

その外には少し休憩するように椅子があって煙草を置く場所もあって本当にここでハンガリーのすべてを決めているんだというその雰囲気だけは味わえました。 

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こうして国会議事堂のツアーは終了しました。

国会議事堂の観光が終了してからはそのまま近くの大聖堂へ

ドナウ川から少し歩いた場所にある大聖堂で、高い建物が乱立している場所から突然現れるといった場所にあります。 

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正面には多少の広場がありますが、大聖堂の割に狭いといった感じ。

でもそこから見る大聖堂は異質な感じを残していてすごく存在感があります。

何より一番驚くのは内部に入ってから。

あまり大きく見えない大聖堂なんですけど、中の空間はものすごく広くて。 

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ほとんど光が入ってこないですし、独特の装飾を施してありますから荘厳という感じです。

天井もかなり高くて外から見た段階では全然そんな感じではなかったのにと驚きますよ。

正面にはキリストを祀った祭壇があり、みなそこに向かって拝んでいます。

これだけ観光客が多いのにこれだけ静かなのも驚きものですが。

周りにもいくつかの祭壇が設けられていて、ほんとにキリスト教がいかにすごい宗教だといのを教えてくれます。 

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キリスト教でない自分がこの空間にいるというのも何か不思議な感じがしますけど。

ここは何時間でも見て入れる空間でした。

すごく心が洗われる感じがしましたよ。 

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で、こちらの観光が終了してからはそのまま宿に戻りました。

するとまた新たに新しい人が来ていて。

その人と話していると。

なんか会話に不思議な点が。

というか旅ではなく仕事で来ているみたいで。

でも何となく話している内容が仕事の内容ではなく音楽の内容なので。

思い切って職業を聞いてみることに。

すると返ってきた言葉が「指揮者」

、、、、ええええ、まじですか。

しかも今回はオーケストラの指揮を振るためにブダペストに来たとのことで。

私音楽家に初めて出会いました。

確かにブダペストはリストという音楽家が生まれた場所でもあり、音楽の都と呼ばれるウィーンからも近い場所にあります。

このため音楽が盛んなのですが。

まさか海外で活躍している指揮者に出会えるとは思ってもいませんでした。

で、なんでこの安宿?とか思いましたが。

やはりどの人も日本が恋しくなるみたいで、ここにこれば100%日本人しかいませんからね。

あと日本のマンガも読めますから。

このおかげで知り合えることができたのです。

その方の公演が5日後ということで。

ちょっとブダペスト滞在を延ばしてその方の指揮を見てみたくなりました。

やはり海外で活躍している日本人を見てみたくなったのです。

このため明日はチケットを買いに行ってこようと。

そして公演までは近くの世界遺産を見に行くとします。

それにしても指揮者の方はほんとにおもしろい人で。

話していてもほんと楽しいです。

ただ集中力が半端ない。

楽譜を確認している時なんて話しかけても全く反応しない。

というか個室に泊まっているのでそちらで勉強すればいいのに、なぜか談話室みたいなところで楽譜を見ているので。

こんな状態で集中できる方が素晴らしいのですが。

ついつい話しかけてしまいますよ。

本人も日本語がしゃべれることがうれしいみたいなので。

何の文句もないみたいですけど。

やはり芸術系の職業は集中力がものを言うのですね。

まあ、私は楽譜を見ても暗号にしか見えませんけど。

その方は楽譜を見ると音楽が流れると言っていました。

さすがです。

こりゃなおさらオーケストラ聞きに行くしかないですね。

さて明日は観光とチケット予約です。