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 【ハンガリー旅行記

ハンガリー・オーケストラ
2009.03.06
 
2009年3月6日    504日目


本日はオーケストラを見に

指揮者の方は日本人

というか同じ宿に泊まっている人


おはようございます。

毎日毎日遅く起きています。

最近この宿でずっと泊まっていますが。

本日のためにとまっていたようなもの。

オーケストラの公演があるためです。

かれこれ数日前にこの宿に一人の人が泊まりにきたのがきっかけでした。

やっぱり宿にいる人たちとはどのようなルートを通っているのかを話してしまうものですが。

最初にこの人と話していると旅という感じでもなく仕事で来たと言っていて。

でも仕事内容が一向に分からなかったから思い切って聞いてみたのです。

そしたら「指揮者」って答えるではないですか。

いやはや、今までいろんな人に出会いましたが。

音楽関係というか音楽で世界に生きている人なんて初めて会いました。

、、、、で、なんでこの安宿に泊まっているの?って思ってしまいました。

過去にも写真家の方と安宿であったものですが。

結論的には漫画本があるからという話ですけど。

ヨーロッパにいるとほとんど日本の本を読むことができないみたいで。

ハンガリー公演があるとこのアンダンテに泊まるみたいです。

しかもこの方と話すとすごく面白い。

本当に指揮者?ってぐらい話がおかしいのです。

これもマンガの影響でしょうかね。

のだめというオーケストラのマンガの印象が大きいからでしょうか。

でも指揮者の方はいったん楽譜の中に入り込むと一切声が聞こえないみたいで。

談話室はうるさいのに集中していてこちらの声が全く聞こえないみたいです。

やはり特殊技能ですね。

という感じで私は公演を見に行くことにしたのですよ。

なかなか指揮者と知り合えることなんてないですから。

ということでこの数日間はチケット購入などをして待っていたのです。

さて午前中は次の移動をどのようにするかを考えていました。

2週間ぐらいで一度日本に戻るためにウィーンの近くにいなければならないのですが。

ここはウクライナ方面へ移動しようと思っています。

というのもウクライナ周辺はほとんど入れない国が多くて後に行くとなると相当大周りしなければならないので。

ウクライナを回ってスロバキアに入りオーストリアに向かうというルートにしましょうかね

こうして昼食を食べてからすぐに駅に行ってチケットを購入してきました。

ウクライナのキエフ行き。

移動時間28時間という長い移動になりそうです。

しかも寝台のいい席をとったみたいで、結構な値段がしましたが。

28時間列車に乗って6000円ぐらい。

結構安く感じますけどね。

これで明日移動は決まりましたよ。

15日ぶりの移動になりそうです。

こうしてチケットを買った後は宿に戻り、ずっとネットをしていました。

ウクライナとかに行くとネットができる状況がなくなると思うので。

でもここで日記を書くという選択が浮かばないのはなぜでしょうか。

この宿に来てから一文字も書いていないんですよ。

15日分丸々日記を書いていないって。

この宿では日記を書く状況というか雰囲気が一切ないために全く書けない。

困ったものです。

どこかで一気に終わらせないといけないですけど、この宿にいる限りでは無理なので。

ウクライナとかスロバキアとか行ったときに一気に書かなければならないでしょう。

ネットで何をしていたかというとラジオを聞いていました。

今ラジオがネットで聞けるの時代なのです。

まあ普通のラジオではないんですがネットラジオと言ってネットでしか聞けないラジオです。

これだと世界のどこにいてもネットさえつながっていれば今の日本を知ることができるといった感じでしょうか。

こうしてベットに寝転がりながらゆっくり聞いていましたよ。

すると指揮者の方が午前中の練習を終わらせて宿に戻ってきていました。

本番当日は午前中に練習をしていったん解散して本番1時間前ぐらいに集合といったスケジュールらしくその間は宿へマンガを読みに来ていました。

なんか今目の前にいる人がこれからオーケストラの指揮をするという事実にちょっとびっくりです。

ほんとにこの宿にこの時期に来なければ知り合えませんでしたから。

さてこうして話している間に時間が過ぎてしまい。

指揮者の方は先に出発。

私は時間が来るまで周りの人と話した後に出発しました。

もうあたりは暗くなっておりちょっと暗闇を歩くのが怖い感じですが。

なんとか公演会場に到着することができました。

会場には本日泊まっていた他の客もいて、始まるまではその人たちと話していました。

ようやく会場の中にはいった会場は意外に小さくてびっくり。 

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これだったら演奏者と観客の距離が近くていいかも。

この前見に行ったオペラ座はかなり演奏者からかなり遠かったから。

その分演奏する人数は多かったんだけど。

この小さな空間の中で演奏者たちが所狭しと座り始めました。

そして最後に指揮者の方が。

いつも見ている人だけになんか戸惑ってしまいますが。

そして指揮棒を振りあげて音楽が始まりました。

最初は静かな出だしで徐々に音が大きくなり。

指揮者が思いっきり腕を振り上げるとオーケストラのすべての音が鳴り響きました。

やはり指揮者はかっこいいですね。

、、、ほんとに今まで一緒に宿に泊まっている人と同一人物なのでしょうかと思ってしまうぐらい。

仕事の顔と普段の顔はだれしも違うといいますからね。

一曲目は比較的静かなブラームスでした。

二曲目はピアノのソリストとの協奏曲。

アゼルバイジャンの女性の方でしたね。

そして始まった曲がラフマニノフです。

始まった瞬間はあ、聞いたことあるという曲で。

どこで聞いたかと思ったらアニメののだめでした。

ラフマニノフピアノ協奏曲2番です。

主人公が学園祭で巨匠の指揮で引いた曲ですよ。

ただアニメで聞いた曲とは全く別物という感じです。

なんというかピアノの音が迫ってくるというかんじ。

一秒間に数個もの音が私を襲い、まるで圧倒されるかの様です。

同じ曲でも弾く人によってこれだけ違うのも驚きですね。

最初に来た時は繊細という印象ですが、今回は圧倒ですから。

ピアノの一音一音がそれぞれ主張し、それが一気に攻めてくる。

それにしてもピアニストってすごいですね。

どうやったら指があそこまで回るのでしょうか。

これも訓練の賜物ですね。

2曲目が終了して、ピアニストのアンコールが終わった後は休憩に入ります。

アンコールの時は指揮者が指揮台に座って観客も笑っている人もいて。

あ、やっぱり同じ宿に泊まっている人だと改めて実感してしまいましたが。

3曲目はシューベルトでした。

こちらはオーボエの人が活躍する曲で、オーボエの女性の方が楽しそうに吹いていました。

それにしてもやはり指揮者はここでこの音がほしいときに左手で合図するのですが。

それが見やすい位置に完全にあるというのが素晴らしいですね。

だからこそオケが合わせられるのでしょうか。

ほんとにこのオーケストラ聞きに来て本当によかったです。

この数日このために待ったかいがあったというものです。

こうして本日の公演が終了し、指揮者の方へすごい拍手をしましたよ。

でもやはり最後まで面白かったですね。

拍手に合わせて体を動かしていたり、最後の最後でコンミスを強引に連れて行ったりしていたので。

周りの人も笑っていました。

これを含めて彼の演出なのでしょうか。

こうして公演が終わったので、一緒に聞きに来ていた宿に泊まっている人と一緒に帰りました

指揮者の方は公演後、アゼルバイジャン大使館のパーティーに呼ばれているとのことで。

たぶん夜遅く帰ってくるのではないでしょうか。

宿ではみんなでお酒を飲んで盛り上がっていました。

みんないろんなことをやっていたように思えます。

話している人もいたり、ゲームやっている人もいたり、本読んでいる人もいたりで。

それぞれの盛り上がり方をしていました。

そして日が変わる頃ようやく指揮者の方が帰宅。

拍手で迎えてしまいましたよ。

そしていろいろ話させていただきましたね。

どうやらアゼルバイジャン大使館のパーティーはすべてが極上品だったらしく。

フォアグラやトカイワインもすごくおいしかったとのこと。

でもやはり言語が通じないみたいなので、こっちで飲む方が楽しそうでしたね。

こうして結局4時ぐらいまで盛り上がっていたのではないでしょうか。

そして私は限界だったので寝ましたけど。

まだ起きている人もいてすごいと思ってしまいました。

さて明日はようやく移動する日です。