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 【イタリアの世界遺産

世界遺産「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パウロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」
2009.05.13
 
2009年5月13日    547日目


ローマ帝国の首都

そこは権力のすべてが集められた

遺跡に埋め尽くされた街


ぐっすり眠ることができました。

気持ちよい起床のあとはゆっくりと観光の準備をして

時間になったので宿の朝食を食べに行きました。

朝食は予想通りというかやっぱりというか。

パンとラスクとバターとジャムとコーヒーです。

要するに小麦と油とジャムだけ。

、、、栄養バランスがね。。

まあしょうがないんですが。

こうして朝食を食べた後はローマの街を観光です。

もちろん誰もが知っているとおりここは世界遺産「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パウロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」。

世界でも最も歴史があるローマ帝国

それはラテン人とサビニ人が紀元前7世紀に住み始めたのがきっかけになります。

その後都市国家へと変貌していき、一時は技術力のあるエトルリア人の支配をうけたあと、その技術を使い大国家へと変貌していったのです。

王政から共和国制への変貌

そして前1世紀にはユリウスカエサルやアウグストゥスなどにより巨大な帝国へと移り変わりました。

五賢帝の一人トラヤヌス帝により最大版図を気づいたローマ帝国はその後コンスタンティヌス帝にキリストを国教化して。

その後国を分割しその権力を続けていったのです。

こうした帝国の中心地がローマでした。

ここには様々な施設や凱旋門、各国の技術がもたらされ世界で最も発展している都市となったのです。

またこの地はキリスト教の中心地にもなりました。

このためヴァチカン以外にも3つの巨大な教会が建設されたのです。

すべてにおいて歴史がある街

ローマは地中海全域を支配したローマ帝国の首都として、そしてキリスト教の中心地として、さまざまな遺跡が残され当時の姿を今に残す場所として世界遺産に登録されたのです。

まず最初に向かったのはテルミニ駅から近いサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。

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ここはローマの中にある4つの大聖堂のひとつ。

法王リベリウスが今夜雪が降った場所に聖堂を建てよという夢を見てから、お告げどおりに雪が降り。

その場所に建設したのがサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂なのです。

外見は門のような柱が建てられており、周りには宮殿が建っているみたいに。

一見すると聖堂に見えないんですが。

ただ奥から塔が建っているためになんとか大聖堂とわかる感じです。

さっそく中に入ってみるとそこには広い豪華な空間がありました。

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天井も壁も黄金で染められていて。

特に天井は文様の彫刻が金色になっていて。

まるで天国にでも迷い込んだようです。

内部の構造も回廊のような直線的な形で一番奥には豪華な祭壇がありました。

今まで見たことのない構造をしていてビックリです。

さてサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の観光が終了してからは続いて地下鉄にのり、スペイン広場へ向かいました。

ここはローマの休日という映画で有名な場所ですよね。

さっそくスペイン広場を見ると、、、、あれ普通の階段だよ。

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なんかもっと周りに商店があったり見どころが多かったりするのかと思いましたが。

普通の階段でほんとに何にも見るものがなくて驚きです。

映画の印象と実際の場所は全く違いました。

このためすぐさまトレヴィの泉へと向かいましたよ。

ただこれも映画の印象ですが、近くにあると思っていたのにかなり遠くにあってビック知りました。

こうしてようやくトレヴィの泉を見たときに思ったのはこれほど巨大なのかということです。

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もっとこじんまりした泉を想像していたのですが、端から端までかなり歩きますよ。

こんな巨大だと知らなくて、突然町中に現れるからもう驚きでしたね。

というかあまりにも大きから写真に入りきらないという事実。

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印象と全く違うためにほんとに驚きました。

というかローマの休日を見た印象だったのでほんとに映画って怖いなって思います。

トレヴィの泉のあとはパンテオンに向かいました。

これはローマの中でも唯一のローマ時代に建てられてその姿を今でも残す建物。

ミケランジェロが天使の設計とほめたたえた建物なのです。

パンテオンとはすべての神を祀る神殿という意味でローマ時代の物が今もまだ立っているという事実。

それだけでもすごいのですが、ここは一目見てもその姿に驚くのです。

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というのもその巨大さに。

なんですかこの大きさというか高さは。

まるで自分が小人になったと錯覚させるほどの大きさなのです。

建物は円柱状の建物の正面に神殿の入口がある感じで。

というかこれだけ巨大なものがローマ時代に作られたのですか。。

見ても信じられないのですがね。

内部に入ってもその空間の巨大さにさらに驚きます。

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円形の正面には祭壇があるだけのシンプルな構造ですが。

ドームの真ん中には天窓が開いており。

本当に自分が小さくなってしまったとおもう場所ですよ。

というかこれだけの空間でほとんど柱がなく、天蓋を支えているのが不思議なぐらい。

構造上普通は上が抜けそうなんですけど。

それが二千年にもわたり残る場所。

なるほどミケランジェロが驚くわけですよね。

現代の技術でも相当難しいでしょうから。

パンテオンはぜひぜひ来てみてはいかがでしょうか。

パンテオンの次は近くのナヴォーナ広場へ。

もともと戦車競技が行われた場所で、そのためか広場も長細くなっているのが特徴

この広場には巨大な教会とともに中心には噴水が配置されているのです。

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噴水も3つあり四大大河の噴水、ネプチューンの噴水、ムーア人の噴水など様々な姿を見せてくれます。

特に四大大河の噴水を作成した人と教会を作成した人はものすごく中が悪く。

教会が倒れたら大変だということで彫刻の腕を教会に向けて支えるようしたというのは有名な話なのです。

この広場はほんとにきれいで、結構いても問題ないぐらい。

噴水も彫刻だらけですから見ていて楽しいですし。

暑くなければもう少しいたいと思いました。

そしてナヴォーナ広場からはテヴェレ川が近いので見に行くことに。

するとそこはサンタンジェロ城のめのまえにたどりつきました。

ここにかかっている橋はいたるところに彫刻が配置してあり、その先には巨大な城がそびえる構造となっています。

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この風景絶景ですよ。

見た瞬間、ほんとにばっかじゃないのと思うぐらい巨大な城が建てられていて橋の彫刻も細部まで細かく。

ローマの歴史の素晴らしさが伝わってくるようでした。

何しろここからサン・ピエトロ大聖堂も見れるので。

いやはやローマに来たらぜひサンタンジェロ城の前に来てくださいね。

さてここからは少しローマの街を歩きました。

ローマの街はいたるところに遺跡があり。

それが何だったのかよくわからないぐらい乱立しているのです。

これが世界でも歴史の中心に居続けた場所なのですね。

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しかもその遺跡が壊されることなくいまでの残っているというのはほんとにすばらしいです。

日本だったらほんとに壊してしまうからな。

こうして小さい教会に辿り着きました。

ここはレンガ造りのほんと小さな教会ですが、なんとここに真実の口があるのですよ。

というか真実の口ってこんなに遠い場所にあるんですね。

てっきりスペイン広場の近くにあるもんだと思っていましたが。

しかもあるのは教会の壁。

たくさんの人が並んでいるので一目瞭然ですが。

まあ真実の口はこれといって感想はなかったかな。

こんな所にあるんだという感想の方が大きかったですからね。

こうして続いてはフォロ・ロマーノへ。

もうこの段階でかなりばてているのですがね。

ここはローマ帝国の中心。

数々の歴史を生み出した場所なのです。

ここには元老院やユリウス神殿など、当時の最先端の建物が集結しており。

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ほとんどが崩れていますが、その姿から当時の風景を見ることができるのです。

さっそく中に入るとそこは大理石でできた建物が所狭しと並んでいます。

おかげでどの建物がどのように使われていたかわからないのですが。

入口から右手に行ってある長方形の建物。

実はこれが元老院なのです。

ローマ帝国の政治の最高機関。

ここで決定されてそのまま歴史に直結した場所

内部は小さな博物館のようになっていましたが、その歴史の重みですごく感動ですよ。

ただ内部ってこんなにシンプルなんですかね。

装飾といった類がなく、一面煉瓦の壁ですから。

それ以外にもユリウスのバジリカやアクセンティウス帝のバジリカ、セヴェルス帝の凱旋門など様々な施設が残されているのです。

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また隣にあるパラティーノの丘は当時の高級住宅街で。

ここから眺める景色は最高です。

あと何の施設だかさっぱりわからない建物もあったりで。

不思議な場所ですね。

もちろん生活の場所ですから庭園も配備されていてすごくいい場所です。

が、かなり狭いので、ほんとにトップの人しか住んでいなかったのかもしれません。

こうしてフォロ・ロマーノの観光が終了して、目の前にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門を見てきましたよ。

これまた彫刻が細かくてびっくり。

千数百年ここに君臨し続けるのもすごいものです。

そして一番びっくりしたのはその横にあるコロッセオですよ。

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というかこんなに巨大だったのですか。

もちろんみんなが知っての通り、円形闘技場であり5万人も収容したというコロッセオ

外から見てもそのすごさがわかるのですよ。

ほんとにこれローマ時代に作ったのですか。

何でこれほど巨大なものを作れた技術が素晴らしすぎるのですが。

もうあいた口がふさがらないです。

高さだけでも相当高いですからね。

しかも内部に入ってさらに驚きました。

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その構造の細かさに。

当時の床があった部分はそこが抜けて、地下の空間が見えてしまっていますが。

その内部は細かく仕切られていて動物などをここに入れていたのでしょうか。

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何よりこの高さやほとんどの場所が今の残されている。

これにはほんとに驚かされましたよ。

というか本日はローマ帝国のすごさを改めて身にしみました。

これだけ感動したのは清の権力を目の当たりにした以来でしょうか。

ローマ帝国がいかに素晴らしい文明だったのかほんとに驚かされましたね。

あまりにも感動的だったのにコロッセオを二周もしてしまいましたよ。

ちょっと信じられない世界がそこにはありました。

その後はサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ聖堂へ

実はこの教会深い歴史を持っている教会。

というのもラテラーノ条約ってしってますかね?

ヴァチカンとイタリアが条約を結び、ヴァチカンの独立を認めた場所でもあるのです。

実はさらに深い歴史も持っていて。

実は世界で初めて本格的な教会でもあるのです。

コンスタンティヌス帝がキリストを国教に設定した際に作られた初めての教会。

キリスト教にとって重い歴史を歩んできた場所なのです。

こちらの聖堂も巨大でびっくり中は金色がちりばめられていて

どちらかというとサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に似ていますね。

内部も巨大な空間が広がり。

祭壇の目の前には巨大な建物がありその地下も入れるようになっています。

天井も金色の文様が輝いていて。

素晴らしいの一言ですよ。

本日はローマの素晴らしさに圧倒されっぱなしの一日でした。

とてもすごかった。

そして本日の観光は終了しました。

かなり歩いたし何より暑くてすごい疲れましたよ。

でも次の移動場所の宿を調べるためにインターネットカフェに行ってきました。

が、なんとすごい時間を待つみたいで。

違うインターネットカフェを探している間に、なんと中華料理屋を発見。

しかも値段が安い。

やはり中華料理はどこの国も比較的安いものです。

ということで本日は中華料理を食べることにしました。

注文したのはやはりトマトと卵の炒め物。

中国ではこればっかり食べていましたからね。

でもここのは微妙な味でしたよ。

それとここは中国人が多く食べに来る。

みんなイタリア料理とか食べないのかなあ。

何よりツアー客が食べに来て、みんなボロボロテーブルにこぼしていて。

もうマナーが完全にない。

中国人ですからというのは海外では通じませんよ!

これが中国人が嫌われる一因なのかも知れません。

中華料理を食べた後はインターネットをする気力がなくなって。

明日に後回し。

その後は宿に戻って二人でずっと話していましたよ。

というかおれは一体いつになったら日記を書くのか。

もうまるまる2日書いてないさ。

書く気力もないしさ。

移動のときに頑張って書きますか。

さて明日は近くの世界遺産を見に行ってきます。