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 【イタリアの世界遺産

世界遺産「フィレンツェ歴史地区」(1)
2009.05.15
 
2009年5月15日    549日目


ルネサンスが開花した街

それは様々な芸術家が住む場所だった

そして巨万の富を得たメティチ家の遺跡でもある


朝一番で起床。

本日はローマからフィレンツェに移動して観光をしなければならないので。

朝一番発の列車のチケットを購入しておいたのですよ。

こうして荷物をまとめて。

部屋に忘れ物がないかの確認。

そして出発しました。

、、、、、、が、、、なんと友達が部屋に携帯を忘れているということが発覚。

えっと、もう鍵を持ってないから部屋に入ることなんてできないんですけど。

どのみち携帯は確実にないとのことなので、ホテルが始まる時間までこの場所にいなければいけない。

ではこの予約したチケットが無駄になってしまう。

もうこうなったらチケットの変更しかない。

このため荷物を置いて、私だけチケットの変更をしてきました。

最初ESという最高速の列車に交換と勘違いされてすごいお金を請求されましたけど。

違うICという安い列車に交換してもらうことができました。

とりあえずひとまずほっとすることができました。

こうしてホテルがあくまでひたすら待っていると。

宿のオーナーが目の前を通りすぎるではないですか。

さっそくわけを話すと、快くスペアのカギを貸してくれて。

携帯を取りに行くことができましたよ。

どうやら枕が二つあってその間に挟まっていたらしくて。

出発時に気がつかなかったみたいです。

まあこんなこともありますよ。

その後は列車の出発時間までまだ少しあったので、宿のフロントで待っていました。

もちろん朝食も食べることができましたよ。

パンとジャムだけでしたけどね。

でもなぜかコーヒーだけはいつも紙コップで来るところが、普通のコップで来て少しびっくりしましたけど。

微妙な幸せを感じた瞬間です。

こうしてようやく列車の出発時間になって。

ローマテルミニ駅に行きましたよ。

でも20分前になって出発ホームが公表されなくていったいどれに乗ったらいいかわからなかったですが。

なんとかフィレンツェ行きの列車に乗ることができました。

こうして列車の旅を満喫、、、、とはいきません。

何しろ日記をほとんど書いていなかったので、ずっと日記を書いていました。

もうそれは自分でも早いと思えるペースで。

おかげで2日分の日記を一気に終わらせることができましたよ。

友達といるとどうしても日記を書くことをしなくなってしまって。

少し困りものですが、移動の際はずっと日記を書くことができるので。

まあ、なんとか日記がたまるのを防いでいる感じです。

でもこれから絶対たまるんだろうなと少し実感していますよ。

何しろ今度はフィレンツェ5連泊ですからね。

一切書かない可能性もあるからです。

こうして列車はフィレンツェの一個手前の駅に到着しました。

私たちはここで下車です。

何しろフィレンツェの中心の駅は行き止まりになっており、特急列車とか通過列車になる場合、この途中の駅で下車して乗り換えることが条件になっていまして。

一個手前といっても同じフィレンツェという字が書いてあるので間違えないようにはなっていますけどね。

こうして列車を乗り換えてフィレンツェのSMN駅に到着することができました。

すぐさま予約した宿へ直行。

少し歩いたので疲れましたね。

ようやく到着してみると、実はここではなく違うホテルという話を聞かされ。

でもピックアップがくるよという話だったので、それまでフィレンツェの地図でどこに行ったらいいかとかスーパーがどこかとかいろんな情報を仕入れることができました。

こうしてようやくピックアップの方が来てくれて。

すぐさま宿にチェックインすることができましたよ。

とりあえず荷物を置いて、少し休憩をしすぐさまフィレンツェ観光へ行ってきました。

天候は微妙に雨だったのが残念でしたけど。

そして町中に進むとそこは世界遺産「フィレンツェ歴史地区」

時は14世紀

この地では世界を揺るがす文化が発達しました。

それこそルネサンス。

中世までは普通の街でしかなかったフィレンツェですがメディチ家の台頭によりその姿を大きく変えるのです。

メディチ家は銀行業を生業とし、それによって巨万の富を手にしました。

当時では世界で一番の大富豪と呼ばれたほどに。

こうして巨万の富をもったメティチ家はプラトン・アカデミーを開設しました。

これは文学や芸術を保護し発展するために作られた機関。

この設立により様々な芸術家がこの地をおとずれメディチ家の庇護のもと芸術を開花させたのです。

ボッティチェッリやレオナルド・ダ・ヴィンチなど有名芸術家がここで技術を競ったのでした。

こうしてフィレンツェにはルネサンスというイタリアでもっとも輝いていた時が訪れるのです。

その後メディチ家の没落とともに繁栄は終焉に向かいますが。

当時の建物がすべて残されているため、中世の街をそのまま保管した場所となったのです。

14~17世紀に繁栄を迎えたフィレンツェは当時の失われた文化をそのまま残し、メディチ家が残した栄華を今だに現代へ伝える場所として世界遺産に登録されたのです。

まあもう午後を過ぎていたので、メインは後日観光するとして。

最初に向かったのはヴェッキオ橋です。

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フィレンツェを横切るアルノ川。

その川を渡るために作られた橋。

ただ普通の橋とは違う点は何と二階建の橋で上部分はメディチ家が自分の宮殿から政務をおこなう場所まで濡れないように作られた通路があること。

一階部分には宝石商が集まり、その橋はまるで家のような独特な風景を生み出しているのです。

見た瞬間にびっくりするのがほんとに川の上に街並みが存在することでした。

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えっとほんとに下には川があってびっくりするんですが。

それぞれの商店もパステル色で塗られていてすごくきれい。

というかメディチ家ってホントにすごいです。

王宮であるピッティ宮から政務をおこなったヴェッキオ宮まではかなり離れているのに。

そこに通路を作ってしまうことが。

しかもすべて二階部分に立っているために街並みとかも見ずに行けるという事実。

現在ではこの通路を通ることができないのですが。

今までここまで作った人はいないんじゃないでしょうか。

信じられませんよね。

ヴェッキオ橋の下は今でも宝石商が並び。

貧乏人が歩けないような雰囲気満載。

金、銀、宝石が常に輝いているのですから。

まあ観光客もものすごく多いのですが。

こうしてヴェッキオ橋を渡った後はそのままピッティ宮に向かいました。

ここはもともとメディチ家に対抗したピッティ家が作った宮殿です。

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ただその後破産をしてメティチ家が買い取りそのまま自身の宮殿として使った場所。

ただ内部の宮殿の面影はほとんどなく、外見からしかわからないようになっているのです。

さっそくチケットを購入して、内部に入りました。

現在内部は博物館になっていて。

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そのうちの当時の服飾が並んでいるエリアと当時の食器が並ぶエリアに入りました。

服はやはり独特ですよね。

女性はコルセットをつけて、スカート部分はだいぶ盛り上がっていて。

これが当時のおしゃれなのでしょうか。

食器もいろんな種類があって、中には陶器とかもあり。

目を見張るぐらいの豪華さがあるのです。

なぜか銀食器だけがないのが不思議でしたけどね。

そしてピッティ宮は現在博物館のみなのでその後はピッティ宮の庭園を見に行きました。

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ここはフィレンツェの中心部にありながら広大な場所を庭園としている場所なのですよ。

だからすべて見るのにもすごく時間がかかります。

庭園はどっちかっていうとただ広い所に幾つもの道があるという普通の庭園のような感じがありますが。

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場所場所によって彫刻が配置されていたり、噴水があったりします。

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中でも一番びっくりしたのがバラ園でしょうか。

そこには一面バラが咲き誇っているのです。

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それも数種類の色が。

まるで別世界へ来た気分でした。

そこから見る風景ものどかな風景という感じで。

フィレンツェは少し離れると何もない風景が拝めるのですね。

なんか数時間でもこの場所にいてもいいかもと思える場所でした。

ようやく庭園の観光が終わったので、続いてはウフィッツィ美術館へ向かいました。

といっても本日内部を観光するのではなくて、予約へと。

実はフィレンツェの美術館はかなりの人が入るために予約をしないとスムーズに入ることができないのです。

中には二時間以上並ばないと入れない場合もありますし。

ということで予約をしましたが、なんと明日のチケットはほぼいっぱいで。

時間は選べませんでしたが、とりあえずチケットを購入することができました。

明日お昼の時間からウフィッツィ美術館を見に行けます。

こうして最後のほうは少し天候が回復して。

ヴェッキオ橋のきれいな姿を拝むことができました。

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フィレンツェはほんとにすごい場所です。

これでまだほとんどの物が見れてないのですから。

あと2日間は観光でかかりそうですよ。

こうして宿に戻り、夕食の買い出しに行ってきました。

途中で99centショップを見つけて中に入り、バケツを購入しましたね。

何しろ今回飛行機に乗った際にバケツが割れているというハプニングがありましたから。

それとまあ朝食や昼食などを購入して。

夕食は近くの中華料理屋へ。

やっぱりお米が食べたかったので。

しかも比較的安い。

もうイタリアの食事の高さには正直まいっています。

日本でいえば毎日吉○家に行っている感じになりますか。

でも中華料理は野菜の種類が豊富なために食事バランスが悪くなるといったことはないんだろうなあ。

脂っこいけどね。

焼きそばおいしいです。

きっとスパゲッティの面で作っているのかもしれないですけど。

さて夜は夜でゆったりまったりした時間を過ごしていました。

それにしてもイタリアはビールが高くてワインは安くて。

こりゃ飲む日はワインになりそうですね。

まあ、本日は移動をしたりいろいろ活動したので疲れました。

明日フィレンツェ観光を楽しみたいと思います。



フィレンツェへのアクセス
ローマ、ミラノ、ヴェネツィア、ボローニャなどからESやICなどの特急列車が走っている。
中心の駅はフィレンツェSMN駅になるので、フィレンツェのそれ以外の駅に到着する場合、そこからSMN駅に乗り換える必要がある。