街の中に突如現れる大聖堂
それは一面大理石でできた奇跡の場所
青い空に瓦色の屋根そして聖堂の白が溶け合う
おはようございます。
本日はよく寝れました。
が体調に違和感があり。
なんとなくおなかが痛いのですよね。
何事もなければいいのですが。
さて朝一番に起床して目指すはフィレンツェのドゥオーモの天辺部分
クーポラへ行きました。
というのもクーポラから見る景色は日差しの関係上朝方が一番と判断したので。
入場開始時間に合わせて行動です。
こうしてフィレンツェの街を歩いてドゥオーモの前にやってきました。
正式名はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
正面から外壁すべてに白と緑とピンクの大理石によって装飾されている豪華な大聖堂なのです。
その姿を一目見ると心が奪われるぐらいのきれいさがあります。
正面の至る所には彫刻が設置されていて、中央にはバラ窓まで存在します。
特に緑の大理石は今まで見たことのない色で。
その色を使用することによって今まで見た大聖堂とは全く違った雰囲気をかもし出しているのです
それはまさしくフィレンツェの街に君臨する場所というかんじです。
見た瞬間のあの驚きようといったらすごいものでしたよ。
その装飾のきれいさや巨大さ。
どこから見ても絵になる風景。
特に横から見たドゥオーモはドーム部分の茶色い色と空の青、そして教会の装飾が奇麗に組み合わさっているのです。
まさしく天国に来たのかと思わせるほどでした。
こうしてクーポラの入場口に向かうと。
案の定開始時間前なのでほとんど人がおらず。
数番目に並ぶことができました。
そして開場時間になり、チケットを購入。
一度ドゥオーモの内部に入り、そこから続いている階段を上り始めました。
最初は四角形の場所をひたすら登っていくといった形で。
石組みの中を登っていくので現在自分がどの位置でどっちの方向に向かっているのかさっぱりわかりませんですが。
しかしそこを登り切るとなんとドゥオーモの天蓋部分の下まで辿りついており、そこを一周するように進むようになっています。
天蓋に描かれた聖人や天使の姿。
まるで私たちに迫ってくるような風景。
天井部はすべて絵が描かれているので息のつく暇がないぐらい。
本当はじっくり見たいところなんだけど。
ここはあまりにも通路が狭く。
立ち止まるなという標識があるほど。
このためここでずっといたいとう願望はかないません。
まあ帰りもこの場所にこれそうだったので、そのまま階段を上り始めました。
ここから階段はらせん階段ではなく。
ドーム部分を上るために円形に湾曲したところをジグザグと昇るのです。
これが予想以上に怖いのですよ。
ちなみにこのドームの内部こそ、天才建築家ブルネッレスキの渾身の作なのですよ。
何しろ今までこれだけの巨大な建物に柱をなく空間を作りあげるとすると。
その自らの自重によって崩落してしまう可能性があったのです。
このためどの場所でもこれほど巨大で内部に空間を作ることが不可能だったのです。
その不可能を可能にしたのがこの技術。
ドームを二重構造にすることにより、内部の空間部分の重力を軽減。
またアーチを二つにすることですからその支える重さも半減させたのです。
こうしてフィレンツェの大聖堂が完成したのですよ。
ちょうど、その二重構造の内部を通っているということで。
私はこれを見て少し感動してしまいました。
どうしてこのような方法を思いついたのか、そしてそれを実現させてこの地に荘厳な大聖堂を建設できたのか。
ほんとに信じられない限りなのです。
そしてようやく辿り着きました。
大聖堂のいちばん上にあるクーポラです。
まず、一番上に辿り着いた瞬間に見えるのはレンガ色の街並みが。
そこは見渡す限りの大パノラマ。
すごい、すごいきれいな風景なのです。
街並みがきれいと思えるのはほんとにすごいと思います。
それだけ統一されて作られているということですから。
遠くにはヴェッキオ宮から、フィレンツェのいろんな施設を望むことができます。
まさしくここは冷静と情熱のあいだの世界
あの本を読んでからフィレンツェにすごく行きたくなったのでしたっけ。
実際来て観ても全く同じ世界が広がっているのがなんかすごい。
中世の街並みが全く変わらずに残されている場所なのですよ。
ほんとにクーポラを一周しても、何度見ても飽きない風景がそこにはあります。
ここは絶対一目見るべきですね。
ただ約500段もの階段を上らないといけないのですが。
それが大変です。
こうしてクーポラを降りて、大聖堂の下まで戻ってきました。
続いては大聖堂の内部の見学です。
さっそく列に並んで開館時間まで待って。
そしてようやく内部に入ることができました。
入った瞬間びっくりするのはその空間の巨大さ。
なぜこれだけ大きな空間が作り上げられるのかほんとに不思議です。
何しろすべて石で造られているという事実なのですから。
現在の技術を使っても簡単に作れるものではないですし。
ほんとにルネサンスが開花した街というのは納得かもしれないです。
ただびっくりするのが内部に装飾がほとんどないこと。
壁が白壁でシンプルな作りなのです。
外壁を見る限りでは素晴らしいぐらいの技術を詰めた装飾が並んでいるのに。
内部のシンプルさとのギャップにびっくりです。
ただ一番奥にあるドーム部分の天井だけはフレスコ画に覆われていて華やかなのですが。
それ以外はシンプル過ぎてほんとにびっくり。
広い空間があるだけのような感じです。
というかここに3万人が入ってミサができるようにしたというのだからその広さは驚きのものですが。
ドゥオーモの内部を見学し終わってから、突然体調に異変が。
おなかが痛い。
そのことを友達に告げると、では宿に戻ろうという話になりました。
本日どうしてもやらなければいけないのはウフィッツィ美術館の見学。
その予約時間が12時15分で。
まだ10時にならないぐらいだったので。
さっそく宿に戻りましたよ。
宿に戻ってひとまず落ち着いたところで、私は睡眠へ。
体調が悪い時は寝るに限ります。
こうして起床した時にはウフィッツィに向かわなければいけない時間になったので。
体調はまだ完全ではないですが、ひとまずまた外に出てウフィッツィに向かいました。
もちろん美術館に到着してから予約チケットを持っているのですぐに入場することが、、、。
それでも並んでいるのはなぜ。
ここは世界でも最も有名な美術館のひとつ。
観光客がひっきりなしに訪れるからこんなことになるのですね。
まあ当日券の人たちは列が進んでないので、予約券を買った意味があるのですが。
列になっていてもすぐに内部に入ることができ。
まずは荷物チェック。
ここでは水ですら持ち込むことができないので。
もちろん写真撮影も禁止なので言葉でしかお伝えることができないのですが。
まずは階段を上り一番上まで行き。
するとそこにはたくさんの彫刻と絵画が並ぶ部屋に到着するのです。
ここはたくさんの宗教絵画が並び、そして世界でも有数の美術館なのですよ。
なんというかルネサンス時代の作品が集まるもっとも重要な美術館のひとつ。
というのもボッティチェッリの作品が2つおさめられているから。
誰もが知っている「春」「ヴィーナス誕生」がここにあるのです。
特に貝殻の上に立っているヴィーナスが有名ですよね。
美術に詳しくない私が知っているぐらいですから。
ということでさっそくその作品を見に行ってきました。
見た瞬間にあ、これだとわかるぐらいの有名作。
ほんとに教科書に載っている作品を見ると感動もきますね。
が、びっくりするほど暗いのですね。
春もヴィーナスもどことなく暗くて。
あれ?こんなに暗かったんだと思いますから。
そのボッティチェッリ以外にもミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエッロの作品も数多く展示してあります。
ほんとに有名作品だらけなのですよ。
ちなみにウッフィツィ美術館は回廊があってその周りの部屋に数多くの作品が展示してあります。
回廊にも一定間隔に彫刻が配置されていて回廊を歩くだけでもかなり楽しい場所です。
こうしてウフィッツィ美術館の観光が終了したのですが。
まだ時間はあるのに微妙に体調が悪い。
ここで無理するわけにもいかないですし、友達も本日は観光を終了することに納得してくれたので。
本日はこれにて観光は終了です。
ほんとに体調悪いって最悪です。
体調悪いと何にもできないですしね。
というわけで宿に戻り寝ましたさ。
ほんとになおってほしいものです。
夕食は昨日訪れた中華ですよ。
もちろん正露○も一緒に飲みました。
これで体調良くなってくれるとうれしいのだけれど。
観光終わってからは寝ることぐらいしかしていないので。
日記はこれにて終了します。
ではまた明日。