TOP > ひさほゆうのリアルタイム世界遺産旅行ブログ

カテゴリー
ひさほゆうが独自の視点で世界遺産を解説!
最新コメント

 【イタリアの世界遺産

世界遺産「フィレンツェ歴史地区」(3)
2009.05.20
 
2009年5月20日    554日目


フィレンツェに残る教会

そこも技術の結晶だった

素晴らしい世界がそこにはある


朝早くに起きましたが。

本日はそんなに見る場所もないので二度寝。

二度寝って気持ちがいいよね。

こうして起床したのが9時でした。

そしてすぐに観光開始。

フィレンツェの町中へと歩いて行きました。

最初に向かったのはメディチ家礼拝堂です。

ここはその名の通り、この地を支配していたメディチ家の礼拝堂です。

ただしこのときは凋落の一途をたどり、政治的権限がない中、権力の誇示と虚栄のために建設された礼拝堂なのです。

ただ外観はいたってシンプル。

レンガ造りの建物に、巨大な煉瓦のドームがあるだけ。

その横には同じつくりの巨大な聖堂があるぐらいです。

しかし中に入るとそのシンプルさとは対照的に豪華絢爛な場所へとたどり着きます。

そこは八角形の巨大なドームの中。

床も壁もすべて大理石でおおわれており、大理石の色によってさまざまな文様が付けられています。

八角形ですからそれぞれの場所に小さな豪華の祭壇があり。

特にその正面には今までにも見たことのない、豊富な大理石を使った祭壇があるのです。

その祭壇の上には十字架が置かれていて、まるでひっそりと神に祈っているみたいになっています。

たぶんメディチ家の人しか入れないようになっていたのかもしれないです。

これだけの装飾があり、内部もステンドグラスというか窓も少ないために薄暗いといった感じで。

ここだけ別の空間で神に近い場所と間違うばかりの場所ですよ。

ほんとにすばらしい建築ですね。

ただ写真不可でしたので、文字だけで勘弁してください。

そして続いて向かったのはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。

 alt=""title=""

奥行きが100mもある駅に近い教会です。

ここはもともとドメニコ派の説教の場所として作られた教会です。

後ろから見ると土色というかレンガ色というかそういった石造りの教会で装飾もない感じです。

 alt=""title=""

しかしこれが表に回ると真っ白な大理石で覆われており、さまざまな文様が施されています。

先ほど見た後ろの姿は何だったんだと思えるぐらい、それは太陽に反射して光り輝いているのです。

 alt=""title=""

また教会の前は大きな広場になっていて、フィレンツェでこれだけ大きな広場があるんだと思わせてくれます。

目の前にはオベリスクも立っていて、まるで今まで見たフィレンツェとは違った風景を見せてくれるのです。

内部に入るとやはりその奥行きに驚かされます。

内部には様々なフレスコ画や

ちなみにこの教会、レオナルド・ダ・ヴィンチがモナリザを書き始めた場所としても有名なんですけどね。

そしてその後はサンタ・クローチェ教会に行きました。

ここはフィレンツェに住んだ芸術家や学者が眠る場所。

総勢276名もの人がここで安置されているのですよ。

その中には有名なミケランジェロがカリレオガリレイなどの有名な人も。

こうした人々が眠る場所には様々な芸術品が集められた場所でもありました。

正面はサンタ・マリア・ノヴェッラ教会と同じで大きな広場となっています。

正面も大理石で真白い感じで、さらに黒い線が文様を描いているように。

大きさもかなり大きいですね。

こちらの方が凹凸があって深みがあるというような感じです。

内部に入ってもその巨大な奥行きに驚かされます。

 alt=""title=""

一部修復中で、ちょっと残念ではありますが。

一番奥には金色の祭壇があり、その先には小さなステンドグラスが配置されてありました。

ステンドグラスにはお互いの手を結び合った姿が。

いろいろな色を組み合わせていて、特にピンク色が効果的に見えるのですよね。

聖堂自体は何となくシンプルという感じがあり。

 alt=""title=""

内部にはところどころ彫刻やフレスコ画が置かれています。

ちなみにこの聖堂のすべての装飾は結構な有名人が作った作品みたいです。

私芸術家はよく知らないので何とも言えないのですがね。

このほかにもこの教会には修道院みたいな中庭も存在していたり、いたる美術品も展示してあったり。

 alt=""title=""

ここは結構楽しめる場所となっているのです。

 alt=""title=""

こうして3つの教会の観光が終わった後は昼食のためにいったん宿に戻りました。

途中でパンにチーズとトマトがはさんであるサンドイッチのようなものを購入。

これが意外にボリュームがあって。

しかもフィレンツェにしては安い

もう大満足でしたね。

昼食が終わってからは、宿でずっとネットをしていました。

写真の整理がおっつかなくて。

日記も書いてないけど、ネットにつながっている時間はあまりないから、ブログの写真の更新がすごくしたかったので。

とりあえず、日記が書き終わっている段階までの写真と文章はすべて更新終了しました。

かなり時間がかかりましたよ。

そして再びフィレンツェの街へ。

まず行ったのは明日の移動の時間調べ。

イタリアは列車の時間が簡単に調べることができてほんとに便利。

機械であっという間に検索終了です。

しかも、違う都市から検索も可能で。

本当に便利で助かります。

日本だったら駅員が教えてくれますけど、日本語が分からない人にとっては大変でしょ。

でも機械相手で表示が英語となればほんとに苦労はしませんから。

こうして列車の時間を調べ終わったら、続いてお金を卸しに。

が、何度やってもカードでキャッシングできない。

なぜ?

お金卸せなかったらこれからどうするの。

と思っていたら目の前に銀行があって、そこでトラベラーズチェックを見せると。

手数料1%で卸してくれるって。

これは便利。

でもカードが使えない原因を調べないといけないなあ。

こうして用事は一通り終わったので再び観光です。

続いてはジョットの塔へ。

 alt=""title=""

これはドゥオーモの横に付属している塔のことで。

ドゥオーモと同じ装飾をしていて、まるで聖堂の付属品のように存在します。

高さ85mにもなり、それはクーポラと同じくフィレンツェの街の中心となっているのです。

さっそく下でチケットを購入して、らせん階段を上り上まで登りましたよ。

このジョットの塔はドゥオーモのクーポラと違って4層構造になっていて。

それぞれの階で風景が楽しめるのです。

 alt=""title=""

このため徐々に登っている姿を堪能できるのですよ。

一番上まで登るとそこはフィレンツェのすべてを見渡せる場所に。

 alt=""title=""

しかもドゥオーモが目の前なので街との溶け込んだ風景を見ることができるのです。

いやはやフィレンツェの街は屋根が瓦色をしていて、空は青くその風景は絶景というほかありませんね。

ここからだとクーポラからも近く、その姿が鮮明に確認することができます。

 alt=""title=""

青空の中のドゥオーモは存在感があってあまりにも巨大で少々驚きもありますね。

いやはやこの塔は絶対見ごたえがありますので。

 alt=""title=""

ぜひ一度クーポラとセットで登ってみてはいかがでしょうか。

、、、四百段以上ありますから少し大変ですけどね。

こうして塔を登り終わった後は、再びサンタ・クローチェ教会へ。

午前中は日が逆光でしたので、教会の写真がほとんど取れなかったので。

 alt=""title=""

午後になって完全に日が当たるようになっていたので。

ばっちりとその白い教会を写真で収めてきました。

その後はヴェッキオ橋で少しのんびりとしながら。

午後の日が傾きかけたあたりはほんとにのどかでいいですね。

これで観光客がいなければ最高なんですけど。

こうして本日の観光は終了。

さっそく宿に戻って、ネットを。

というかなぜカードが使えないのか調べていました。

すると、預金が全然入ってないじゃん。

これでは卸せるわけがありません。

とりあえず日本で親にお金を振り込んでおいてもらうことにします。

ひとまず悩みの種が解決してほんとによかった。

ただ、本日卸したトラベラーズチェックのお金がすべて20ユーロでもらったためにすごくかさばるのが問題ですけどね。

さて夜は、本日ほんとに冷たいビールが飲みたくで。

スーパーで冷たいビール一本購入。

一本というところが悲しい限りなのですが。

何しろほんとに物価が高いからね。

それと本日の夕食はケバブでした。

いつも通っていた中華料理屋がなんと本日お休みで。

最終日に休みかよとう突っ込みを入れてしまいましたよ。

出来ればもう一回あの中華を食べたかったな。

さて夜は写真の整理と明日の準備をして寝ました。

明日の夜にはヴェネツィアですよ!