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 【イタリアの世界遺産

世界遺産「アマルフィ海岸」
2009.06.12
 
2009年6月12日    577日目


海岸という絶壁

そこにはカラフルな街がある

それは海運国家で栄華をもたらした街の跡


おはようございます。

本日はほんとに早起きしました。

何しろ、本日は朝一番の列車に乗らないと観光できなかったから。

というわけで、朝食前に起床して。

そのまま宿の朝食を食べましたよ。

ただ、すぐに荷物を持って、宿を出発しました。

すぐさまナポリの駅に向かい。

と言ってもかなり遠いから疲れましたが。

こうして駅に到着して、すぐにチケットを購入して。

列車に乗り込みましたよ。

あとは到着まで音楽というか、最近ラジオをダウンロードしてそれを聞いているようにしているので。

ラジオは会話ですからそれを聞いているとすぐに時間が過ぎるというメリットがあるので。

移動のときはラジオを聴くようにしているのですよね。

昔では全く考えられない旅の仕方。

昔は日本から持ってきた音楽をただ聞いているだけですから。

今ではダウンロードというシステムがあるので今の日本を知ることができます。

ほんとに時代はかわったものです。

こうして本日の目的地サレルノという街に到着しました。

ここからの移動は海岸沿いなのでバスでしかないので。

まずはバスのチケットを購入しに行きましたよ。

近くにバスの運転手がたむろしていたのでその人たちに聞いて、一日券を購入することができました。

そしてサレルノの駅の目の前から出ているバスに乗ることができましたよ。

この海岸沿いこそ世界遺産「アマルフィ海岸」なのです。

海運国家アマルフィ。

それは地中海の覇権を争った4強のうちの一つ

ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアとともに当時の海の強国を作りあげた国であった。

その拠点がナポリ近郊にある波で削られた海岸線だったのです。

彼らは断崖絶壁の場所に都市を建設していきました。

それは斜面をうまく使った都市を作り上げたのです。

こうした風景はイタリア随一の風景と呼ばれるようになり。

ここは世界で一番美しい海岸線と呼ばれるほどに。

交易で繁栄した跡がここに残されているのです。

アマルフィ海岸は海運国家の富で建設された教会や町などが今でも現存し、その自然環境にあった都市を形成していることで世界遺産に登録されました。

サレルノの街を抜けてからはそこは今まで考えてつかないぐらいの絶景が待っています。

海岸線は垂直の崖からかなり急な斜面まであり。

その中をジグザグと縫って進んでいきます。

というかなぜこんな所を進むのか。

しかも途中にはたくさんの街があり、斜面に広がる風景は今まで見たことのない美しさを持っているのです。

というかここですごく写真が撮りたいのですがバスの中で断念。

もしレンタカーを借りたら何回も降りて眺めたい風景が並んでいます。

崖の上から眺めてみたり、町の付近でとか、ここはどこをとっても美しい風景が広がっているのですよ。

こうしてようやくこの海岸の主要と都市アマルフィに到着しました。

そこは崖の中に少しの平地がある場所。

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しかしそこだけでも足りないのでやはり斜面に街が埋め尽くされているのです。

少し離れたらすぐに崖という風景が待っているのですが。

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街の色もパステルカラーで作られていて、その色を見るだけで美しいと感じてしまうほど。

芸術性が高い街となっているのですよ。

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さて早速観光と行きたいところですが、先に違う街に行くことにしました。

何しろバスがすぐに出発していたので。

アマルフィから少し戻り、さらに斜面を登って見えてくる街。

ラヴェッロです。

ラヴェッロは海岸の斜面からそびえる山の頂上に建てられた街。

ここではアマルフィ海岸の絶景を見ることができるのです。

さっそくバスを降りて見える風景に驚き。

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そこには海から複雑に生える山々がきれいに見えるのですから。

海の青と山の緑がきれいに組み合わさって。

さらにそれを一番上から見るという絶景

ほんとにびっくりしました。

このラヴェッロは小さな町で細い路地が一本長く作られていてその周りに民家が存在します。

その先まで行くと山の両側から風景を拝めるようになっていて。

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アマルフィ海岸がどのような形状をしているのかわかります。

というか何でこんなような場所に街を作ったのが。

不思議でなりません。

別に、こんな断崖絶壁に街を作らなくってもいいような気がします。

もう少しアクセスの良い場所でも。

何よりこのスペースだけで海運国家として名をはせた事実があるというのもすごい。

交易とかするならやっぱり巨大なスペースが必要だったりすると思うのですが。

結局最終的にはヴェネツィアとジェノヴァに覇権を奪われてしまうのですが。

ほんとに信じられない場所に街を作ったものです。

でも確かにここなら陸からの戦争は起きない気がしますね。

戦争できる場所ではないから。

だからこそ覇権を手にしたのかもしれないです。

こうしてラヴェッロの観光が終了して、再びバスに乗りアマルフィに戻ってまいりました。

続いてはアマルフィの街の観光です。

最初に向かったのはアマルフィのドゥオーモです。

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アマルフィのメインストリートを少し行くと階段の上に現れるドゥオーモ。

それは今まで見たことのない南国というかイスラムというかきれいな文様が描かれている教会で。

上部には聖人の絵が描かれています。

横には巨大な塔も立っていますし。

さっそく階段を上り、横から入るとそこは天国の回廊と呼ばれるたくさん柱が並んでいる場所にぶつかります。

上流階級の墓地として建設された無数の柱が並ぶ回廊

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一瞬これが墓地という印象がありますが、それでもこの並ぶ柱の美しさにはびっくりしました。

柱の隙間から光が漏れてきて、回廊を幻想的な雰囲気へと変えています。

中庭も花や植え込みがきれいに整理されており。

柱の形がよりよくわかるようになっていてとてもきれいです。

そしてさらに先に進むと教会の地下部分に出るようになっていてそこには天井に埋め尽くすほどのフレスコ画が描かれている場所にでます。

中央には巨大な像が建っており、それは黒と白のコントラストがきれいな彫刻になっています。

幾つもの柱があり、それに合わせて描かれているフレスコ画。

そこはまるで天国にでも迷い込んだかの様になっているのです。

先ほどの回廊と含めるとまるで別世界に来たかの様な雰囲気なのですよ。

もちろんこの先には教会の内部につながっており、そこには外側からは想像できないほどの豪華な世界がありました。

巨大な空間に装飾された天井。

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そしてきれいな祭壇など。

ここにはほんとに財をつくした建造物が並んでいるのですね。

ほんとに驚きの場所です。

そして続いてはアマルフィの街を歩いてみることにしました

アマルフィには海岸通りと内陸に向かう道の2本しか大きな道はなく。

それ以外の道を進むとまるで迷路で、階段やアップダウンがあり

まるで迷子という選択肢しかないような道が続いているのです。

これも街が斜面につくってあるからこのようになったのでしょうか。

しかも街が密集しているためにすごく暗い。

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外見とは違った内面があるのですよ。

さてアマルフィの観光が終了して再びバスに乗り。

続いてはポジターノという街にむかいました。

バスの道中はやはり景色は最高。

崖のような斜面から街が生まれているという感じで。

そして青い海に青い空がそこにはあるのです。

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何度、ここで降りようかと思ったことでしょうか。

でも降りたら次のバスが来るまでだいぶ時間があって、観光が終わるかどうかもわからないので。

泣く泣く、続いての街ポジターノへ向かいました。

バスが止まって、ここがポジターノといわれて降りてみるとそこは家が数軒しかない場所で。

ここから歩いて斜面を下ってポジターノの街へ行かないといけないのです。

しかし、遠くからポジターノの街を眺めることができ。

そこにはほんとに誰も住まないような急斜面にカラフルな家が。

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今までに見たことがないような急な斜面に存在するその姿は、あまりにも不思議な感じで。

でもきれいというなんか矛盾しているけど、それが変に思えないのです。

もちろん街以外の部分は断崖絶壁のような自然が残っている場所で。

なぜこのような場所に街をつくったのかほんとに不思議でしょうがないですね。

場所によってはほかの家の庭に咲き誇る花と一緒にその風景がおさまり。

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今まで見たことのないような風景を見せているのです。

確かアマルフィ海岸の写真を見るときはいつもこの写真だったような気がします。

アマルフィではなくポジターノの街の写真だったのですね。

さてその後はポジターノの街を降りて行き。

狭い道で車が通れない場所をさらに進み海岸まできました。

あまりにも高低差があってかなり疲れましたが。

でも海岸から見る風景もかなりきれいです。

海岸沿いから見るとより一層ここの斜面がどれくらい厳しい斜面かを教えてくれるようです。

街の中には教会もあったり、商店もあって。

そこはまるで昔からの姿を補完する街でした。

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相変わらず、町は迷路のようになっていましたが。

こうしてアマルフィの主要の街をすべて見たので。

バスにのってソレントという街へ移動しました。

これにて観光が終了しました。

ようやくソレントという街に到着しまして。

バスはずっと立っていたので正直つらかったのですが。

ソレントに到着してからすぐさま列車の駅に向かい。

チケットを購入。

ナポリ行きの列車に乗り込みました。

正直トイレに行きたくてすごく困っていたのですが。

列車の中になくて、ナポリまで我慢です。

列車の中ではずっとラジオを聞いていて、あとは車窓の風景を拝んでいました。

というかここの風景は2度見たことがありますね。

ポンペイとエルコラーノに行った際に乗った列車ですから。

こうしてようやくナポリに到着してから、歩いてちかくのスーパーに行き。

夕食やらいろんなものを購入しましたよ。

本日はお酒は購入しているのでそれ以外を

基本的にはパスタとミートソースですがね。

そして宿に戻り、すぐさまシャワーを浴びて。

ほんとに暑くなってきたのでシャワーが気持ちいいと思いますよ。

そしてすぐに夕食を作り。

いつもながらのパスタとミートソース、サラダ付きで終了です。

あ、サラダ付きといってもこっちにはドレッシングがないので。

ミートソースの味で食べるという感じですけどね。

こうして夕食が終ってからは写真の整理をして。

あとは日本人のカップルの人と話していました。

かれこれ1週間以上一緒にいるので。

なんか話していてもすごく楽しいですよね。

が結局日記は書かず。

あした休みにしているのでそれでなんとかできるでしょうか。

きっと無理なような気がしますが。

さて明日から2日間次の移動の予定のために休日です。




アマルフィへのアクセス
ナポリ駅からfs線でサレルノ、もしくはヴェスヴィオ周遊鉄道でソレントへ
どちらも一時間に一便以上便がある
サレルノ-アマルフィ-ソレント間で1時間に一本以上のバスの便が存在し、一日券6ユーロで乗ることができる。
ソレント、サレルノの駅の目の前の広場からSITA社のバスが運行
ポジターノはソレント-アマルフィの途中にあり、車掌もしくは乗客に行って場所を教えてもらうこと。
ラヴェッロへはアマルフィから1時間に2便ほどミニバスが運行している