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 【[雑学]オセアニア・ミクロネシア

世界遺産雑学20--世界遺産は現地名に--
2000.06.11
 
世界遺産雑学20

--世界遺産は現地名に--

世界遺産にはそれぞれ名前がある。
しかし、中にはみんなが知っているのに名前だけ知らない世界遺産がある。
それは現地名。
次の2箇所分かるでしょうか?

モシ・オ・トゥニャ  ジンバブエ/ザンビア
ウルル、カタ・ジュタ国立公園  オーストラリア


まず、モシ・オ・トゥニャは原住民マコロロ族の言葉で雷鳴轟く水煙と言う意味。
その意味からすると滝である。
世界共通の言葉で言うと「ヴィクトリアの滝」。世界三大瀑布の一つである。この名前のほうが世界中で有名である。
もともとヴィクトリアの名前が付けられた理由は、この滝を発見したのがイギリス人探検家だったから。当時のイギリス女王の名前からだ。
このため、世界的に有名にしたのがイギリス人であったためこの名前が一般的となってしまったのである。

次にウルル、カタ・ジュタ。これも皆さんが知っている。
実は、「エアーズ・ロック」の現地名。
原住民アボリジニがこの山をウルル山と命名しているためこの名前となっている。
では、なぜエアーズロックというのか?これはこの山に白人が初めて登った年の当時の首相ヘンリー・エアーズからちなんだものだ。
世界で2番目に大きい一枚岩の山。この芸術的景観は太古の地殻変動と風化による自然現象によるもの。
自然の壮大さを伝える世界遺産。

いま、世界遺産委員会では植民地化により白人などに付けられた有名な名前よりも原住民が読んでいた名前を使う動きが活発となっている。
その代表的な2つの世界遺産。
あなたは現地名、知っているでしょうか?



最後に問題!!
世界遺産 サガルマータ国立公園
みんなが知っている場所です。どこのことでしょうか?
正解は次回の世界遺産雑学で。。