住民が守り抜いた世界遺産 Vol.2
--ハンガリー一美しい村--
素朴な民家が続く町。住民は頑なに変化を拒んできた。
そして1885年以降からまったく変わらない町並みを保ってきたのである。
ホローケーの伝統的集落 ハンガリー
ハンガリー首都ブダペストから北東に100km。
現在ホローケー村には126軒の民家が立ち並んでいる。
町の中心には白色と黒色のコントラストが美しい、素朴な協会があり、それを中心に民家が建てられている。
藁と泥でできた民家は燃えやすく、火災のたび炎に包まれた。しかし、住民は今まで建ててきた伝統的な様式で復元したのである。
このため、現在ハンガリー一美しい町と呼ばれるようになった。
今も世界遺産に人が住む、珍しい世界遺産。これも住民が頑なに守りぬいた伝統の賜物と言える。
この世界遺産は一度訪れました。のどかで時間がゆっくり流れている場所です。高台から見る景色は丘と地平線が見えてなんとも心休まるところでした。