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 【中国の世界遺産

世界遺産「万里の長城」(1)
2007.09.21
 

2007年9月21日    48日目


だ、だまされた。。

ってっか、それが普通なのか。。

詳しくは後ほど。



今日はものすごく早起きを。

なんせ今回行くのは万里の長城の一番東の海に面した場所。

人がいない時に写真を撮りたかったんですよ。

なので朝の5時半に起きて6時には出発しました。

前日に行き方を調べておいたので余裕でバスに乗ることができました。

さて、順調につけるかなって思っていた矢先にある事件が。

何とバスの故障。

いきなりエンジンがかからなくなってしまいました。

このためみな次のバスが来るまでひたすら待ち続け。

しかも通勤時間なので1回目に来たバスでは乗れずに2回目のバスにようやく乗ることができました。

30分もロスしてしまったよ。

それにしても地●の歩き方通りにバスに乗ると大変な場所に連れてかれそう。

半分の確率であっているために無視もできないし、かといって信じることもできないし。

何となくで見たほうがいいかもです。

特に中国ではバス停にすべての行き先が書いてあるのでそれを確認すれば何とか到着できてしまうものです。

そしてようやく世界遺産「万里の長城」の最東端「老龍頭」に到着しました。

万里の長城が建てられたのは北方民族からの侵入を防ぐため。

モンゴルに住んだ草原の民族は有能な機動力を持っていました。

それがひとたび中国大陸に攻めいるとたちまち中国を混乱に陥れたのです。

このため、秦の始皇帝以前から長城の建設が始まりました。

その後中国大陸を征服した秦の始皇帝によってそれらが一本につなげられ、唐や明がそれを増改築しておよそ6400kmもの長きにわたって城壁が作られたのです。

詳しくは雑学に記載していますので読んでいただければ嬉しいです。

この6400kmにもわたる長城の一番端に位置するのがこの老龍頭です。

中国の渤海湾に面して万里の長城がその海に突き出して終わっている場所。

とりわけ万里の長城を龍に見立てその先端にあるため老龍頭と呼ばれているのです。

ここから中国の内陸に向かって山を越え、湖を越え、万里の長城がつながっている。

すべてはここが始まりなのです。

老龍頭についてみてさっそく中に入ろうと思ったら、まだ開門前だった。

あれ、地●の歩き方には7時開門って書いてあるけどすでに7時半ですよ。

またやられたと思いながらそこらを散歩していると戻ってきたときには開門していた。

ものの15分も立っていないんだけど。。

よくわからないけどさっそく入場いたしました。

朝一番なので人が誰もいない!!

さっそく写真を。

そして中に進んでいくとようやく見えてきました。

万里の長城、最東端です。

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一番の端は海に突き出しており、下をのぞくと波が確認できます。

ここから西を向くと巨大な壁が連なっているのが見えるのです。

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頂上の幅も結構広くあり、爆弾などでは完全に破壊できないほどの大きさです。

高さも十数メートルあり上るのは不可能といえる。

中国の歴史上、万里の長城を超えたものがほとんどいないというのも納得できます。

明の時代はこの城壁を6400km修復したという事実にも改めてびっくり。

どれだけの労力とお金が必要だったか。

見当もつきません。

明は初めて南から中国大陸を征服した帝国だからね、北の脅威にはすごく敏感だったし。

それにしたってこれを作ったのにも感激しました。

近くには海に突き出た漁師の漁を祈るための廟までありそこから眺める老龍頭は最高です。

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ただし、ここは見るにはすごく朝がいいですが写真で撮るなら夕方がいいかもしれません。

なんせ逆光。

撮りづらいったらありゃしない。

それとここには八卦の印をかたどった迷路があります。

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ほんとは入りたかったけど、出られるに時間がかかりそうだったのであきらめました。

ここはほんとお勧めです。

その後は万里の長城を歩きながら街に戻ろうとしたけど、何と老龍頭から近くの関までの5kmは全く復元されていない。

ただ堤防のようなあとが残っているだけ。

実際に万里の長城はほとんどが壊れていて、見れるところは復元してある場所だっていうのは知っていましたが、まさか一番東から1kmも進んでいないところでそんな状態になるとは。

数百年の歳月は万里の長城を風化させてしまうのですね。

ここを歩くのも大変だったのでバスで戻り、次に万里の長城の一番東の関、山海関に向かいました。

別名「天下第一関」と呼ばれています。

さっそく中に入ってみると万里の長城に巨大な門が。

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その門を多い囲むように2重の城壁が建てられています。

実はこの場所こそ後金との戦いのあとがあります。

後金は中国大陸を征服し清となった帝国。

しかし、この万里の長城・天下第一関によって侵略を阻まれていました。

後金は一度としてこの万里の長城を攻めいることができなかったのです。

それが内乱により明が崩壊。

この天下第一門を守っていた明の武将が後金に寝返り門を開いたといわれています。

たしかに見てみるとここを攻めるのは至難の業だと実感しました。

どこを攻めても数十メートルの城壁が続いている。

よく見ると近くの山の頂にも万里の長城が。

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これを見ると相手も戦意を喪失してしまいそうです。

自分だったら海に出ることを考えそうですが、北の民族は騎馬隊の民族ですから海の選択肢がなかったんですよね。

ほんとに難攻不落の城壁でした。

その後はチケットに付属している博物館と民族館へ。

特に民族館ではガイドが勝手につくらしいけど、英語も片言なので基本は一人で。

ま、自分も片言なのでなんとも言えないのですが。

それにしてもいろいろ写真を撮ったあとで写真撮るのはお金が必要だよって言ってきた割には最後何も請求しないって何よ!!

あの時、ものすごく口論となったのはなんだんだよ!!

も~。

その後は秦皇島に戻りインターネットへ。

ここは意外に日本のサイトを見るのがすごく楽です。

そして、事件は起きました。

宿に戻ると、何と宿の主人から呼ばれてお金を払えって言われた。

なんで、昨日全額払ったじゃんって思いながら聞いていると、もう1泊するには100元必要だって言われてしまいました。

俺も切れて昨日払ったじゃんって言って交渉していると、主人はもう100元としか言わなくなった。

なぜ??

15分ぐらい押し問答していると、昨日の勧誘者が登場。

よくよく聞いてみると1泊50元っていうのは1人の話でダブルの部屋だから100元って言われた。

ふざけんな~~(怒)

どうみたって俺は一人しかいないだろ。

常識的に1人で交渉しているんだから2人払わないだろ。

昨日も2泊で100元って言ったではないか!!

こんなクオリティーで100元ってぼったくりに近いですけど。。

もしかして昨日のシャワー無も40元って言ってたから80元請求されたのか。

ほんとにふざけんな!!!!!!!

結局30分ぐらいキレていました。

が、すでに100元払っているので主導権は向こうにある。

泊まったらお金が発生するだけだ。

もう、しょうがないのでこの宿を去ることに。

そしたら80元でどう?って聞いてきやがった。

それでも高いっつうの!!!

ダッシュで荷物をパッキングして、忘れ物がないかチェック。

キレながら宿を後にしました。

あ~、お金損した。

で、駅に向かい再び勧誘が来るのを待ってました。

そして交渉してみてわかったことが。

この秦皇島は中国一の観光地であって、瀋陽や北京の額では泊まれないことに。

40元ぐらいで交渉したらあるわけないって感じでいわれてしまった。

そ、そうなの?

50元でも無理で、60元なら無理かもしれないけどとりあえず交渉してみるってその人に言われて。

なんとか60元で宿に泊まれることになりました。

それにしても昨日の100元はほんとふざけるなって感じです。

本日はやけ酒です。

明日は朝一番で承徳に移動しなければ。。

ほんとに疲れたよ。。。


老龍頭アクセス
秦皇島駅目の前の道路を東に向かい最初のバス停から33番のバスに乗り込み山海関南門下車。
そこから道路を渡り反対側に向かうバス停から25番のバスに乗り7つ目の老龍頭まで。
バス停からは南に向かうと2分ぐらいで到着。

天下第一門アクセス
上記と同様33番のバスに乗り込み山海関南門の次の天下第一門で下車。
そこから門をくぐり北に10分程度歩くとチケット売り場がある。






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