TOP > ひさほゆうのリアルタイム世界遺産旅行ブログ

カテゴリー
ひさほゆうが独自の視点で世界遺産を解説!
最新コメント

 【中国旅行記

中国・承徳
2007.09.22
 

2007年9月22日    49日目


あ~、本日はゆっくりした一日になったよ。

宿もいいところ決まったし。

承徳っていい街だ。



本日もといったほうがいいのか早起きです。

早起きが習慣化している気がする。

なんせ7時発のバスに乗らなければならないので5時半起きでした。

昨日はやけ酒をしたにも関わらず朝はすっきりと起きれたよ。

荷物をパッキングしてさっそく出発。

長距離バスターミナルに向かいました。

承徳行きのバスに乗り込んでゆっくりできるかなと思ったら、すごく満員。

さらに途中で人を拾っていくので結構混雑していました。

しかも、秦皇島から承徳ってすごい山道が。

車はスピードを出すし、カーブは多いし。

眠るにはかなり至難の業です。

私はすでに慣れていますのでそんな中でも2時間ぐらい寝てしまいましたが。。

途中ふと起きたら目の前に万里の長城が。

あまりにも一瞬だったので写真が間に合わなかった。

ちょっとショック。

見れただけでもましとしましょう。

途中、何度か渋滞で止まり。

って、ただバザールが開かれていたらか人がうじゃうじゃで道を占拠していただけかよ。

もう少し端によって歩けって。

この国の人たちはどうして自分勝手なのでしょう?

人のことはお構いなしです。

あと、3mぐらいの崖に落ちたトラックの引き上げで渋滞していた。

やっぱり事故も多いのですね。

こればっかりは防ぎようがないので事故ったら運がなかったということで。

バスにのって5時間後、地●の歩き方には約6時間で到着って書いてあったのであと1時間ぐらいかなって思っていた矢先にバスターミナルに到着した。

途中のバスターミナルかなって思いながらのんびりしていたらみんな降りはじめたよ。

あれ、、、到着したらしい。

あとの1時間眠かったので寝ようとしていたのに。

ともかく、降りて荷物をしょってバスターミナルから外に出ました。

いつもだったらここの勧誘に話を聞くところなのですが、到着したバスターミナルの周りに何もない。

ホテルどころか家一軒すら見当たらないのですが。

どうやらメインのバスターミナルでなく東口バスターミナルで下されたらしい。

あ、勧誘が来たと思ったらタクシーの勧誘だった。

俺はよほどのことがない限りタクシーには乗りません。

しかも高いし。

近くにバス停があったので中心地に向かうバスを探していたら、何と世界遺産に向かうバスだった。

しかもメインの2つを。

ひとつは町のど真ん中にあるのでその場所で降りれば地図が読めるのでさっそくバスに乗り込み中心地へ。

途中承徳駅の目の前を通り過ぎたので降りようかすごく悩みましたが、やっぱり中心地で降りることにしました。

なぜかって、駅の方が勧誘が多いでしょ。

簡単に見つかるかなって思ったので。

けど、観光するには駅はすごく遠いんだよね。

このため世界遺産の避暑山荘目の前で降りることにしました。

到着してからわかったのですが、ほんと町の中なので宿がさっぱり見つからない。

もちろんこんな所に勧誘がいるわけがない。

やっぱり駅に戻ろうかなって思っていると一つの招待所を発見。

交渉してみると何と1泊30元でいいよって言われた。

さっそく部屋を見てみると、、、、、ここって自分の家の中に部屋を作って人を止めているのね。

ま、中国のセキュリティはどの場所も同じだと思うからここでOKにしました。

とりあえず、南京錠だけど鍵はかかるしね。

もちろん風呂はありませんよ。

チェックインしてからすぐに出発。

世界遺産を回ろうとしたのです。

なぜならば、ここの世界遺産「承徳の避暑山荘と外八廟」は避暑山荘の時点で故宮の8倍の広さ。

外八廟は12のチベット寺院から構成されています。

すごい広さがあるんですけど。。

外八廟の一つ一つも1時間以上かかる感じらしいので。

さすがにすべて見るのは無理なので少しでも多く見ておきたいと思ったからです。

この世界遺産は明日の日記で語らせていただきます。

昼食も済ませてからバスのルートをチェック。

どこで降りればいいかを確認して本日向かったのは外八廟の一つ「普寧寺」です。

中国の清の時代、ここは皇帝の避暑を行う場所として作られました。

清の皇帝はモンゴル族であったため信仰していた宗教はチベット仏教。

このため、数多くのチベット仏教寺院が作られたのです。

特に第5代乾隆帝の時代に最大の繁栄を迎えたのです。

この普寧寺は乾隆帝が最初に建設した寺院であり、世界最大の木造観音像が安置されているのです。

ついてびっくりしたのですが、この場所だけでも相当大きいんですが。

 alt=""title=""

 

目の前には丘があり、その中腹まで建物で埋め尽くされている。

特に丘の途中にある建物はものすごくでかいんですが。

門から行くと2つの巨大な建物を越えてさらに10mぐらいの壁を横から上らないといけない。

そしてその上には高さ30mはあると思われる巨大な建物が。

 alt=""title=""

これを4年で作ってしまうということにも驚いてしまいました。

しかもこれで終わりではない。

建物の中に入って一番驚いた。

そびえたつ観音様に。

 alt=""title=""

中国来てこんなにびっくりしたのは初めてかも。

だって手だけでも自分の身長より大きい。

さらに木造だけど、この大きさはちょっと尋常じゃない。

どうやってこの重さを支えているかさっぱりわからない。

千手観音なので腕が後ろで支えもなしに大量にしかもいろんな方向を向いているんですよ。

ほんとに神々しく光る感じがしました。

特に2階から眺める観音様はものすごく近くで見ることが出来、さらに全体が確認できるのでほんとおすすめです。

奈良の大仏を見た時と同じ衝撃がありました。

ぜひぜひここは行ってみてください。

この巨大な建物の後ろにはチベット仏教の曼荼羅を模して配置された建物が並んでいます。

外八廟の一つだけでこれほどの感動と大きさがあるなんてこれから観光するのが大変そうです。

そしてその後は、普寧寺の隣にある外八廟の「普佑寺」に。

こちらの規模はすごく小さいです。

中に入ってみるとたくさんの緑に輝いた石像が並んでいます。

 alt=""title=""

ただし、それ以外はほとんど写真禁止でちょっとがっくり。

写真ではないのですが、日本でいう三十三間堂のような感じで大量の仏が並んでいます。

全部にやけたおじさんの顔っていうのはどういう意味が。。

正直言うと普佑寺と普寧寺を逆に入っていれば感動が違ったのかもしれませんが、あまりにも普寧寺がすごすぎで。。

そんなこんなで本日の観光は終了。

さっそく宿に戻ってインターネット。

が、USBがつながるのに日記を開くと中国語に文字化けしやがった。

これでは日記がアップできない。

明日違う手段でやってみます。

明日は、外八廟の残りを回ってきます。


普佑寺・普寧寺アクセス
避暑山荘から6番のバスに乗り8つ目の大佛寺下車。