歴史って素晴らしい。
ほんとに清の権力を見せつけられた気がした。
すごいすごすぎる。
本日は承徳の世界遺産のメイン「避暑山荘」に行くことに。
おとといの時点で何時開門か調べておきましたので。
ちなみに地●の歩き方と1時間半の違いがあったよ。。
さすがに5時半開門は早すぎると思った。
調べておいてよかったよ。
朝食を済ませたし、お昼も買い込んだので準備はOK。
さっそく避暑山荘へ向かうこととしました。
チケット売り場では予想通りほとんど人がいない。
なのですぐにチケットを買い、入場いたしました。
世界遺産「承徳の避暑山荘」は清の時代第4代皇帝康煕帝がこの承徳を夏の避暑地として利用することから始まります。
康煕帝はさっそくこの地に夏の離宮の建設を開始しました。
完成までに要したのは皇帝が2代変わった88年後。
乾隆帝の時にようやくの完成をしたのです。
ここは避暑山荘と名付けられさまざまな物が建設されました。
まず、避暑山荘の敷地の周りに城壁を建設。
その距離約10km。
敷地の中には八つの人造湖、モンゴルに似せた草原、山間部など様々な庭園が造られたのです。
もちろん庭園の中には景色を楽しむための建物や奇岩奇石を配した庭。
高さ十数メートルの塔まで建てられたのです。
広さは故宮の8倍。
ほとんどが山で占められています。
この避暑山荘は中国における庭園建設に多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されました。
さっそく見えてくるのは皇帝が夏の居城として使った宮殿の門が見えてきます。
ここには康煕帝が書いた直筆の避暑山荘の文字が掲げられています。
中に入ると閲兵を行った玉座や乾隆帝がバンチェン・ラマと会った場所など様々な建物が配置されています。
中には西太后が住んだ場所まで残っているのです。
特にびっくりしたのがここほんとに森というか林というか木陰があるような場所に建てられています。
建物も黄色の瓦を使うのではなく普通の瓦とヒノキで建てられとても落ち着いた感じがあり。
建物の周りに何の装飾もしていないのでそう感じるのですね。
朝一番に行ったせいか、鳥のさえずりが聞こえ何とも静かなところという感じがしました。
皇帝には静かな場所が必要だったのですね。
ここには皇帝の権力が使われていない感じがします。
が、この宮殿を出た後がすごかった。
見渡す限りの庭園。
最初に見えるのは湖。
しかもたくさんある。
すべて造られた湖だと思うとそのすごさがわかります。
湖の周りにはこれまたたくさんの建物が配置されており、湖の周りから鑑賞する場所や、ちょっとした高台から湖を鑑賞する場所まで。
さまざまな風景がここに造られたのです。
さらに奥に進むと今度は木が少なくなり草原が出てきます。
清の皇帝はモンゴル族だったために故郷の風景をここに造らせたのです。
今では草原の中にモンゴルのパオを立てて宿泊できるようになっているみたい。
この時期では草原が枯れてしまっているのが少し悲しいですが。
もっと奥には10階建ての塔が建っているではないか。
その姿は天に伸びているような感じがあり壮観です。
上には登れませんが下からじっくり眺めているだけでもあたかも自分が登っているような感覚になってしまいました。
ちなみにこの時点で3時間観光しています。
広い、広すぎる。
次に向かったのは山。
庭園の8割を山間部が占めており、メインは山といってもいいぐらい。
しかもかなりの高さを上るので結構上るのが大変です。
ただし観光用の車が出ているのでお金を払えば簡単に見て回ることができるのですがね。
とりあえず山に向かって歩き出し、細い道があったのでそちらに向かって言ったらどうも道が違うらしい。
でも、これって避暑山荘の外壁につながっているぞ。
しかも外壁は登れるようになっている。
これはここから上るしかないでしょう。
ともかくてくてくと歩き始めましたが・・・・、怖い。
スロープも何もないのでたぶん転んだ瞬間死亡確定。
あまりにも急なので後ろを振り向く勇気さえない。
のぼりが終わるまではダッシュで登ってしまいました。
炎天下の中とても疲れたよ。
しかし、その甲斐あってすごいきれいな景色を拝むことができた。
一昨日と昨日行った外八廟の建物が山の上から見える。
特にポタラ宮に似せた場所はあまりにもきれいに見えて感動。
昨日取れなかった全体の構造がここからなら写真で撮ることができました。
ちなみにこの場所からは反対を見ると山ばっかりで避暑山荘の建物が一切見えない。
それほど歩いたんですよ。
ほかに行くところもなかったのでその後は一度山を下りて、皇帝も上ったとされる一つの展望台へ。
二度も山を登ってしまいました。
かなり疲れましたがその分素晴らしい風景を拝めることができましたよ。
ここで観光6時間が経過してました。
さすがに大部分を見たので人造湖を散歩してから避暑山荘を後にすることに。
ただ、山から門に戻るまでに30分以上かかってしまったのですが。
やっぱり清っておかしい。
どうやったらこれほどの権力がもてるの?
この数日間見てきた場所ってすべてがすごくて、しかも短期間で完成している。
特に乾隆帝が建てた建物が一番多いのですが。
中国の帝国の力をこの目で実感した日々でした。
さて、避暑山荘を後にしてからは一路東バスターミナルへ。
いまだに北京行きのチケット取れていないし。
バスで30分かかりますが、ついたらあっさりチケットを手に入れることができた。
最初6時出発がいいかって聞かれたけど、そしたら何時起きだよ。。。
8時出発にしてもらいました。
それでもだいぶ早く起きなければいけないんですが。
チケットも取れたので次には宿の予約を。
が、ユースホステルの予約サイトって72時間前でないと予約取れないのね。
明日現地行って交渉となりました。
ま、北京は5ヶ所ぐらいユースホステル知っているからどこか泊まれるでしょう。
では、また明日。
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