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 【中国の世界遺産

世界遺産「万里の長城」(4)
2007.10.02
 
2007年10月2日    59日目


ここの万里の長城はほんとすごい。

というか、崖の上にあるんですが。

しかも遠くまで続いているのがわかるし。




もう、早起きが当たり前になっていますね。

普通のバックパッカーは毎日こんな早起きはしないでしょう。

なんせ世界遺産専門のバックパッカーなので早起きしないとゆっくりと観光できない。。

たぶん特殊な部類に入る感じですね。

いつも通りの5時起き。

インターネットと洗濯をしたのち、すぐに出発。

泊まっている宿の隣の駅から遊バスという観光バスが出ているとのことなのでそれを使用しました。

特に今回行く司馬台長城は北京から100km以上離れており週末・祝日しか出ていないという限定の観光地。

前回土曜日に行った時になぜだか行かないといわれたので週末は怪しいところですが。

ほかに良い行き方があればいいのですが、地●の歩き方に乗っている方法やいろんなルートを探ってみたのですが、やはり遊バスが一番安くて安心。

なんせ、100km以上離れているのに往復60元しかかからないんですよ。

この前の清東陵は往復100元ぐらいかかっているのでどう考えてもお得です。

さっそく遊バスの乗り場に行ってみると人が結構いる。

さすがは祝日。

司馬台までのチケットを買ってって、あれ100元払ったんですが。

値上がりしたのかなと思いながらよくよく確認してみると入場料込。

それはチケット買うために並ぶ必要がなくてなおさらいいですね。

チケットを買ってからはすぐさまバスに乗り込み。

・・・・。。。。

なかなか、出発しないんですが。

どうやら、席がいっぱいになるまで待つみたい。

ようやく8時に出発しました。

ここからはもう睡眠の時間。

気づいた時にはトイレ休憩でした。

が、トイレ休憩の場所ってまだ目的地まで50km以上あってすでに10時なんですが。

帰りの時間もあるから司馬台を見れるのは何時間ですか。。。?

ま、心配してもしょうがないので出発してから再び睡眠。

特技は移動中の睡眠ですね。

ようやく到着したときには既にお昼。

しかも、バスの出発が3時半って言われました。

えええええっと。。。。。

あのおおおおおお。

ここから、近くに見える万里の長城はだいぶ先の崖の上なんですが。 

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行くだけでも1時間以上かかってしまいそう。

こうなったら、最終手段ロープウェーを使うことに。

長城の近くまでは連れて行ってくれるので自分が少しでも長城にいるにはこれしかない。

ちょっと高いですが払ってしまいました。

実はこのとき同じバスの人とすごく仲良くなりました。

なんせ、向こうは外来語として6年間日本語を習っているそうな。

家族旅行で今回来ていたのですが、一緒に回ろうと言ってくれました。

たぶん、向こうは日本語の勉強にもなる感じですしね。

ロープウェーに乗り込んでこの司馬台長城のすごさを知りました。

ほんとにこんな場所に誰も行かないよという崖の上に存在します。

近くの平地に造ればいいのにと思ってしまうような断崖絶壁に。 


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これだけ見てもこの司馬台に来てよかったと感じました。

上に登ってからもその姿に驚きました。

何と、上からは地平線まで万里の長城が連なっているのが見えるのです。 

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何と雄大で何とも素晴らしい風景でしょうか。

しかも、万里の長城の上から下を見下ろすとすぐ崖。

落ちた瞬間に死にます。

ほんとにこんな場所に建てる必要があったのか。。

そこまで遊牧民族は強かったのですか?

明がここまで恐れた理由もわかりますが。

もう少し平地に造ってもいいのではないでしょうか。

だってね、崖の上に建てる方が建設費がかからない?

平地に建ててその分軍備にお金をかけたほうがよかったのでは。

それほどに、明は遊牧民族の侵入を阻止したかったのがひしひしと伝わってきます。

ロープウェーを使ったので長城までは40分かかりませんでした。

もちろん最初は右側の長城を上りはじめ行き止まりまで。

それにしても崖の上だけあって急な登りがあったりで上るのが大変。

途中の長城も歩くところが崖がむき出しの場所があったりで。

自然の要塞をそのまま利用している部分もありました。

よくもまあこんな場所に造ったものだ。

右側のルートはすぐに行き止まりになってしまったので今度は左側のルートを。

こちらは数km進めるのですが、時間もないので途中までで。

一ヶ所、長城の見張り台の上に登れる場所があってそこから見る風景が素晴らしい。 

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見渡す限りの山々のそびえたつ姿とそれに沿ってうごめく万里の長城が拝めます。

あまりにも素晴らしかったので数十分居座ってしまいました。

人間とはここまでの物ができるものなのかと。

すごい、すごすぎる。

中国ってスケールが日本と違いすぎるのを実感せずにはいられないですね。

ああ、ここにきてよかったよ。

ここはお金がかかりますがぜひぜひ訪れてみてください。

ほんとはもっとここにいたかったのですが、バスの時間が近づいてきて。

泣く泣く駐車場まで戻りました。

このとき、仲良くなった中国人の両親にお茶をおごっていただきました。

中国茶おいしいですね。

それにしても葉っぱにそのままお湯をついでいるだけなので飲む時に葉っぱが口に入るのが難点ですが。

みんなどうやって飲んでいるんだろ。

そのほかにもこの中国人家族には大変お世話になってしまいました。

いい人たちに出会わせていただいたことを感謝します。

その後は再びバスに。

もちろん睡眠ですよ。

気づいたら北京に到着してましたよ。

でも、あれ。

行きに4時間半かかって、帰りに3時間半しかかかってないんですが。

なぜ??

帰りに高速を飛ばしたところまでは覚えているのですが、行きに高速乗ったか定かでない。

ほとんど寝ていたのでね。

北京に戻ってからはそごうにいって明日の昼食の用意。

そして宿に戻り日記を。

ああ、とうとう日本人が一人になってしまいました。

さみしい限りですな。

次に日本人に会えるのはいつなんでしょう。

近いうちには大都市に行かないので。

明日はとうとう北京を離れます。

考えてみれば北京は結構滞在したな。

11日間滞在って最長かも。

ほとんど世界遺産を見ていたので、北京の街を見たという実感はほとんどありませんが。

次に向かうのは大同です。 


司馬台長城アクセス
週末・祝日のみの遊バス使用。
詳しくは地●の歩き方。(私は宣武門北東側から遊バス使用)
他の方法では日帰りがたぶん不可能。
しかも遊バスが一番安い。
日帰りの場合は片道のロープウェーをしないと大部分見るのが難しい。
ロープウェーを使用した場合、必ず右ルートから上ること。
反対側は下ってもとの位置に戻るコースなので。
週末以外は違う観光バスを使うと良い。
お金は高くなるがそれ以外に日帰りできる方法がない。





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