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 【中国の世界遺産

世界遺産「雲岡石窟」
2007.10.04
 
2007年10月4日    61日目


なんだ、ここ!!

山が切り出されていてたくさんの穴が掘られている。

しかも中には巨大な大仏が。



最近ゆっくり寝ている日が続いているな。

いいことなんだか、悪いことなんだか。

一緒にドミトリーに泊っていた人は俺よりかなり早く寝たのにまだ寝ている。

朝食の買い出しに行って戻ってきたら起きていて、話を聞いてみると本日は平遥に移動のみなんだって。

明日の俺のルートと同じですね。

しかもその人、中国ユースホステルの案内の本を持っていたので見せてもらいました。

行きたい場所に安いホテルが満載。

ちゃっかりとメモってしまいました。

が、それに時間をかけすぎてしまい出発が遅れてしまった。

まあ必要な情報だからしょうがないか。

すごく助かりました。

そしてバスに乗り込み一路世界遺産へ。

30分で着くかなと思ったら1時間ぐらいかかってしまったよ。

街から18km離れていればしょうがないか。

こうして到着したのは世界遺産「雲岡石窟」です。

時は5~6世紀、この地を治めていたのは北魏。

この北魏はもともと遊牧民族の鮮卑人であり、熱心な仏教信者でもありました。

皇帝は自分の権力を皆に示すために自らを釈迦と同じとさせることをもくろみました。

このため、彼らはこの武周山のふもとに大仏の建立を決意。

それも山を切り崩して洞窟を掘りその中に石像を彫刻させたのである。

これは北魏の初代から第5代皇帝まで続き、彼らはそれぞれ別々の巨大な石像を彫らせたのであった。

しかもその周辺に大小さまざまな石窟や石像を配置させたのである。

こうして繁栄を迎えた雲岡石窟であるが第6代皇帝孝文帝により洛陽に遷都され、その後は龍門に場所を移すこととなった。

しかし、この場所には当時の色彩や仏像が今でも存在し、中国初期文化の最高傑作として世界遺産に登録されました。

到着してからもわかるそのすごさ。

目の前に削られた山と無数の穴があけられているのがわかります。

中心部には山に沿うように木造の建造物が建っており、その中の仏像を守っているように建造されています。 

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あまりの高さにびっくりします。

それだけ巨大な仏像が眠っている証拠ですからね。

さっそく、入場してみて最初は右側の石窟へ。

こちら側は巨大な石像はないのですが、無数の穴の中に建造中や崩壊、風化などした石像が残されています。 

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中には建造中に造られた荷物運搬用の台車の轍がそのまま残っている。

大仏の顔がほとんど風化してわからない状態ですが、それでもこの洞窟は巨大すぎる。

何年かけて掘ったんだ。。

自分の人生だけではこの巨大さは作れない気がします。

続いては中央部のメインへ。

何層かある木造の建築物から中に入ると、、、、すごい。

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なんでこんなに高い仏像がそびえているのですか。 

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奈良の大仏と同じぐらいの大きさに感じました。

推定6階だての高さをもつ座った石の大仏です。

ほんとにこれどうやって掘ったのよ。

しかも1500年前の話でしょ。

少しずつ掘るにしても巨大な空間すぎてどれだけ期間がかかったか。

見てみてその凄さを実感しました。

さらに隣にも巨大な空間が存在しその中には大量の石像群が。

ほんとに一つの岩から掘ったのですか。

ほんとに中国の歴史には圧倒されっぱなしです。

雲岡石窟の左側にはこれまた大量の洞窟と石像が並んでいます。

特に大きいのは3体。

大地を眺めるかのように眼はまっすぐに向けられています。 

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他には周りの壁に色彩鮮やかな彩色がしてあり、歴史の芸術が現在に表わしています。

真紅の色などが折り重なって遠い昔の記憶を私に伝えているかのようでした。

たった5代の皇帝だけでほんとに作られたのこの場所。

ありえない。

6代目から唐の時代まで続いた石窟はどれほどの大きさを持っているか見当もつきません。

あと、1週間後にこの目で見ることができると思うとすごく喜びに満ちています。

中国ってやっぱりおかしいよ。

そんなこんなで観光を続けていると、、、、突然の大雨。

ほんとに土砂降りになってしまっているんですが。

石窟なので中に入ってしまえば濡れないのですが、それにしても外に出た時に濡れる。

傘を持っていたからよかったのですが、みんなびしょぬれ。

写真も暗く取れてしまうのでなんか悲しい感じがします。

一通り石窟は見たのでメインの石窟をじっくり眺めた後に宿に戻ることにしました。

このままいたらびしょぬれになってしまいそうだったので

宿に戻ってからはちょっと遅い昼食とインターネット。

インターネットはUSBが反応したのに日本語がどうしても表示できない。

このため日記が上げられず。

次回の宿までお預けですね。

そして宿に戻り日記を書いていたのですが、何となく暗くなったので電気をつけてみると。。

停電してやがる。

道理でパソコンの電源も反応していないわけだ。

日記を書きながらゆっくりしていると電気がつながった。

よかった。

それにしても本日はドミトリーなのに自分一人。

使い放題使っています。

明日移動だから洗濯はできないんだけどね。

とりあえず、明日は平遥まで移動します。

ほんとに行けるかどうかはわからないけど。

太原までは移動できるので時間によって平遥か太原で宿泊するか決めます。





雲岡石窟アクセス
大同駅の目の前から出ている3-2番バスで終点雲岡下車。
駅前から4番の終点で3番に乗り換えてもアクセス可能





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