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 【中国の世界遺産

世界遺産「平遥の古代都市」(1)
2007.10.06
 
2007年10月6日    63日目


古い街並みと古いお寺。

どうやら過去にタイムスリップしたみたい。

今日はお寺がメインでした。


目覚ましを鳴らさずに起きるのって気分いいですね。

もし、早く起きていたらメインを。

遅く起きていたらその周辺のお寺を巡ろうと思っていました。

昨日寝るのが遅かったので予想通り起きたのは遅く。

しかも朝のインターネットの接続がスムーズ。

1時間もインターネットをしてしまいました。

9時という遅さからやっと観光を開始。

するのかと思いきや次の移動のためのチケットを取るために駅へ直行。

次は洛陽という街に行きたいのですがどうやらこの周辺の線路からはつながっていないみたい。

危機に行ったらないよと言われてしまいました。

ふむ、どうするか。

バス移動しかないのかな。

とりあえず、バスターミナルが見つからないぞ。。

どないしよ。。

って思った瞬間に、何と本日行く目的地行きのバスが通りすぎた。

あわてて追いかけてどうにか乗せてもらいました。

移動のチケットは戻ってきてからでも。

向かった先は世界遺産「平遥の古代都市」の一つのお寺。

世界遺産「平遥」という街は中国有数の古都として西周の時代からここに存在します。

特に、この街は明・清時代に城壁が建てられ街もそれに合うように作られています。

しかもその風景がそのままそっくり保存されているのです。

まさしくここは街のタイムカプセル。

明・清時代の街が現在の世の中でも見ることができるのです。

城壁の中はもちろん勝手に建設することなく、宿・商店などがそのまま昔のままの姿。

一番びっくりしたのがユースホステルも同じで昔の家をそのまま利用して過去の風景を生かしていました。

もちろん市庁などの公共な建造物も何も変わらぬ姿を見せています。

こうした明・清代の都市構造を顕著に残す場所として世界遺産に登録されました。

また、平遥の城壁外で2つのお寺も同時に世界遺産に登録されました。

それが本日行った「鎮国寺」と「双林寺」です。

最初に向かったのは「鎮国寺」。

中国最古の木造建築の一つとして10世紀に創建されたお寺です。

釘を一本も使わないという木造建築。

何と素晴らしい技術なのでしょう。

入口から入るとまず見えてくるのが庭園。

ちょっと時期は過ぎ去っていますが花がまだ多少残っていました。

鮮やかな紅色。

後ろの古びたお寺と一緒に眺めていると何とも今と昔を融合させた不思議な感覚。 

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お寺の前には誰かが備えた線香の煙が空へと舞っています。

ひとたび中に入れば鬼の顔をした門番が両端に建っている。

さらに中に進むと今度は仏像を祭ってある場所にぶつかります。

中は暗く、仏の姿が暗く感じますがひとたび後ろを向けば仏の目線になり外の光が眼に焼きつくようでした。

建物はほんとに古く、釘を使っていないなんて信じられません。 

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一ヶ所だけ建物の2階に上がれるようになっていてそこにも仏の姿が。

この場所からはメインの建物が一望できるように作られています。

古きよき中国のお寺がここには残っています。

残念だったことは大雨だったってこと。

おかげでぬれました。

しかし、人が誰もいない。

耳には雨の音と眼には仏の姿。

それ以外の世界が存在しない感覚を味あわせていただきました。

結構な時間この場所にいたのにそれを感じさせなかったな。

そして再び平遥の駅に出ようとしてバス停に戻ってみると、このバスはバスターミナルに行くバスだ。

次回はバス移動も考えているのでバスターミナルに向かってみることに。

バスターミナルに来てわかったけど平遥って田舎町なので近くの街にしかバス出てないよ。

ということはバス移動も主要都市に出ないといけないってことね。

なら列車の方が安いから列車移動にしようと思います。

バスターミナルからはもう一つのお寺「双林寺」が途中にあるバスを発見。

そのまま、そのバスに乗り双林寺に行くことにしました。

双林寺はいつ作られたかは謎とされていますが初めて文献に修復記録が載っているときには1400年以上の前の話。

それ以上昔のお寺ということは確実なのです。

さらにここの一番すごいところは2500体にも上る彩色された仏像が残っていることです。

このため中に入るといたるところに鮮やかな仏像が。 

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写真で撮ることができなかったので皆さまにお見せできないのが残念ですがさまざまな色や様々な顔を拝むことができます。

まるで京都にある三十三間堂のような感じの場所。

仏像が迫ってくるのです。

特に中心部にある仏像が一番大きくすべてを見透かされているという感じの仏像。

その周りには住職たちがおられて昔からずっと行われている儀式を行っていました。

特にこの場所は人々がお供えした線香の煙が蔓延しており独特なにおいがあります。

石像たちはここで人々の祈りとともに歴史を見続けてきたのでしょうか。

このお寺は特に周りの城壁に登れるようになっていて、いろんな角度から建物を見れるのがすごく面白い。 

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いろんな写真を撮ることができました。

さて、双林寺を後にしようとバスの乗り場まで行く最中に外国人を乗せたチャーター便が通りました。

最初は10元で乗せてやると運転手に言われたのですが、高いと反論して歩きだしたら外国人が5元と運転手に交渉しだし5元で乗れることになりました。

行きと同じぐらいの額なのであっさりと駅に戻ることに。

すごく助かりました。

で、駅につき今度は違うルートでの切符を買うことに。

苦労するかと思ったら普通に買えてしまったよ。

のちのちよくよく考えてみたら到着時間が夜の8時ぐらいなんだよね。

そこから宿を探さなければならないのか。

しかも朝5時に出発しなければならないという特典付き。

厳しすぎるよ。

その後は食事。

実は本日食事するところがなくて昼食を取り損ねていたんだよね。

昼食と夕飯を一緒にすることに。

がっつり食事してしまいました。

これで200円ぐらいだから安いもんだ。

その後はいったん宿に帰りインターネットと日記を。

最後には街の夜景を取りに行って本日は終了です。

明日はメインどころを周りに行きます。

晴れると嬉しいですが。



鎮国寺アクセス
平遥駅前、もしくは平遥バスターミナルから9路のバスで鎮国寺下車。

双林寺アクセス
平遥駅前、もしくは平遥バスターミナルから介休行きのバスに乗り双林寺口下車。
運転手にここで降りたいと告げる必要あり。





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