昔の中国ってこういう建物に住んでいたんですね。
まるで別世界です。
静かに時を刻み続けた歴史の街でした。
えっとですね。
今って10月ですよね。
あれ、こんなに寒くなるものなの。
もう秋を通り越して冬の気候なんですが。
寒いったらありゃしない。
このため起きるのも憂鬱になってきてしまって。
早く南下してあったかい所に向かわなければ。
昨日の夜は夜景を撮影しに行ってその時は寒くなかったのに。
一気に寒くなってしまったのか。
あ、昨日の城壁のライトアップの写真です。
朝起きてやることといったらやはりインターネット。
この宿はほんとにインターネットの環境がいいです。
パソコン持っている人に限ってですがね。
メールのチェックをして朝食をとってから、といってもカップラーメンなんですが。
この街はほんとなんでも高くて、城壁の外に出ないと安くならない。
なので昨日カップラーメンを買っておいて宿ではお湯があるので朝食を済ませました。
そして平遥観光をすることに。
世界遺産「平遥の古代都市」は昨日の日記で書いたように明・清代の街がそのまま保存されている場所です。
さらに周囲には城壁で囲まれてこの城壁もしっかり残っているのです。
最初に向かったのは平遥の城壁。
一周6kmにもわたる巨大な壁です。
明の時代に造られてその後修復を繰り返し今もなお創建当時の形を見せています。
東西北はほとんど直線で正方形の形をしているのですが南側だけ曲線を描いたいびつな形となっています。
城壁の高さも10mを越し巨大な壁が続いているのです。
最初に南門に向かいそこから城壁の上に登りました。
南門には巨大な楼閣が存在し、しかも城壁が二重になっていて通行の監視を担う感じの場所。
特に中心部には古代の轍の跡が鮮明に残っており、どれほどの馬車が通り過ぎたのか見当もつきません。
城壁も思っていた以上に高くこれではどんなに頑張っても上れない高さがあります。
まさしく要塞といっても過言じゃない。
現在ではほとんど残っていないのですが中国にはこのような城壁をもった都市がいくつもあったなんて信じられません。
しかも主要都市の城壁ではないので、これが昔の首都とかだったらどのような城壁が残っていたのでしょうか。
現在では見ることができないのが非常に残念ですが。
さてさて南門から上にあがったあとは時計の逆回りで回ることにしました。
といってもすごく長い。
歩いても歩いても次の門にたどりつかないのです。
さらにこの城壁の恐ろしいところは高さ10mありながら街の方に向いた面は全く柵がない。
足を踏み外したら一直線に地面まで落下という近づいただけでも怖いです。
しかし、城壁の上は思った以上に舗装されており、馬車でも飛ばすことができそうです。
また城壁から見る街はとても独特の雰囲気があり、見てて心が和みます。
ちょっと黒っぽい建物に昔ながらの独特な建築。
街の中は開発されないようにしてあるのでこれがこのまま後世に残っていくのではないでしょうか。
城壁には6つの門が存在し、そのうちの3つに楼閣が存在しています。
特に北門と南門が一番見ごたえがあり、門の周辺には建物が存在しないため遠くからでもよく見ることができます。
ぜひぜひ北門と南門は見てはいかがでしょうか。
それにしても時間がかかる。
ゆっくり眺めているせいもあるのか一周するのに2時間近くかかってしまった。
ということは30分歩いてやっと1つの辺が歩き終わるということ。
すごい広さをもった街なのですね。
城壁を一周し終わった後に、ひとまず宿に戻り昼食。
そして今度は街の中にあるいろんな建物を見に行きました。
ここにきて大雨が降りましたけど。
街の中には様々な建物が残っており、役人の家だったり、普通の民家だったり。
ありとあらゆる場所が見ることができるのです。
まず、民家ですがこれはどこも同じような構造を持っていました。
家に入りまず見えてくるのが庭。
庭の両端には長細い建物があり、正面には門があります。
門を越えると再び庭があり、その奥にようやく主要の建物があるという構造です。
ただ、民家によって庭に配置してあり物が違いそれぞれ趣があってみていてとても楽しいです。
中には細かい細工のされた龍の置物が中心においてある場所もありました。
これが役人の家ともなるとさらに豪華さが増します。
普通の民家の3~4倍もの大きさがあり、場所によっては劇を楽しむところなどがありました。
特に驚いたのが古武術を楽しむ場所があり、周りには様々な武器が置いてあり触ることさえできましたよ。
武器って結構重いのによく振り回したりできるなと感心してしまいました。
役所などは特に大きく作られており空が広く見えるのを感じます。
街の中では意外に圧迫感というのを感じていたのですが、ここは広く作られているため空が大きい。
中に進むと役人が仕事を行った場所などを見ることができます。
ここも広くは作られていますがやはり家の作り方は民家と同じで最初の門をくぐってから広い広場があり、さらに次の門をくぐると再び広場でその正面にやっと役人がいる場所ににつくという仕組みです。
この作り方は中国古来の作り方なのですね。
それにしても統一感を持ってこの街は作られているのでこんなに独特な雰囲気が完成するんだと実感いたしました。
日本の家とは大違い。
まるで庭を楽しむための家づくりという感じがありました。
過去の中国が楽しめる場所。
平遥はぜひ一度着てみてはいかがでしょうか。
失われた過去の中国を見ることができますので。
こうして早めではありましたが観光を終了しました。
なんせ明日早いからいろんなことを早めに終わらせなければならなかったので。
写真を整理して、日記を書いて。
その後は夕食を食べに行きました。
水餃子にトマトと卵の炒め物。
すごく食べすぎてしまいました。
そしてすぐ寝なければ。
明日はなんせ4時起きです。
で目的地に到着するのが夜の8時ぐらい。
疲れる一日となりそうです。
平遥アクセス
太原のバスターミナルより平遥行きに乗り1時間半で到着
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世界遺産のことを皆に知ってもらう為によろしくお願いします。