川の両岸にそびえる岩山
そこには大量の無数の穴が。
ここは仏教を信仰する人の石窟群
朝起きてみて体調が・・・・。
治ってない。
というか昨日より喉がひどくなっている気がするんだけど。
でも体力だけ昨日より回復していて結構観光できそうな気がする。
もう完全回復していませんが本日は観光することにしました。
とりあえずまだ朝も早いのでインターネット。
朝が一番接続速度がいいので。
メールを読んで返事を書いてから、すぐに同じドミトリーに泊っている日本人の方と龍門石窟に向かいました。
咳止まらないんですがね。。。
駅前からバスに乗り込み約1時間。
世界遺産「龍門石窟」に到着いたしました。
龍門石窟は北魏の時代から唐・宋代まで岩山に彫られた石窟群。
前回紹介した雲岡石窟とは歴史的にもつながりがあり、もともと造られたのは雲岡石窟の方。
北魏が建国されてから皇帝は自分の権力を仏と同様のものとするために自分に模した石像を岩山に彫らせました。
当時の首都は大同にあり雲岡石窟が造られたのです。
それは北魏第5代皇帝まで続けられました。
しかし、北魏第6代目孝文帝の時に北魏の首都を洛陽に遷都されたのです。
このため雲岡石窟は衰退。
変わって洛陽に近い岩山で雲崗石窟と同じ石窟群を作ることを勧めたのです。
それが龍門石窟。
伊河の両岸にそびえる岩山を切り崩し仏像群が彫られたのです。
それは国が変わっても400年以上続けられた事実があります。
特に龍門石窟の石像はインドの仏教美術の影響を受けており、顔の深いホリなどの表現はインドと交流があった証拠とされています。
龍門石窟は中国における石窟の最高峰でありその後に多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されました。
バス停から龍門石窟の入口までは歩いて15分ぐらい。
意外に遠かったよ。
さっそくチケットを買って中に入りました。
入場してからもちょっと歩くためになかなか全容が見えてこない。
それにしても川がすごく近い。
川が増水した時に入場できないぐらい歩く場所と水面が近いんですが。。
少し歩いたところでやっと全容が見えてきました。
岩の斜面を覆い尽くすほどの穴という穴。
すべて人の手で彫りこまれたということを信じられなくさせる数です
雲岡石窟と比べて一つ一つの規模が小さいのですが、石窟の量で言うと圧倒的に凌駕している。
岩山も結構な高さがあり、中腹まで石窟が彫られているのです。
すごい、というか信じられない。
機械もない時代にこれほどの石窟を掘れるんですか。。
400年の歳月もあればこれだけのものが作れるんですね。
石窟群の真ん中あたりには龍門石窟最大の石像があります。
奉先寺と言い、山の中腹辺りに彫りこまれている。
えっと、明らかに岩山の大部分を削っているのがわかりこれほど削るにはどれだけの人と歳月が必要だったかと想像せずにはいられない。
唐の高祖時代に造られて仏像は高祖の王妃則天武后をモデルとされて作られたそうです。
仏像は龍門石窟の中心に鎮座しており、存在感を示しています。
その瞳は洛陽の歴史を見続けてきたのでしょう。
周りにもさまざまな像が彫りこまれておりここだけでも相当な労力が必要だったことがうかがえます。
北京では清と明の権力を見せつけられましたが、ここではまさしく唐の権力を見せつけられました。
中国の歴史は規模が大きいです。
ちょうどこの則天武后がモデルの石像の下からは左右に大量の石窟が空いているのが実感できます。
数えてはいないですがこの場所からでも300以上は確認できるのではないでしょうか。
一つの石窟を掘るだけでも1年かかりそうですが。
龍門石窟だけで1300以上もの石窟が彫られています。
いったいどれだけの労働力を投入したのでしょうか。
やはりすごく知りたいところですね。
で、その後は川の対岸へ向かいました。
龍門石窟は川の両側に造られていますから。
といっても、メインは西側だけで東側は少しの石窟群が確認できるだけです。
なのでこちら側はあっという間に観光が終了します。
ただしメインの西側が遠くから見えるので石窟がどのように作られているか確認できます。
視界に入る先にはすべて無数の穴。
それが確認できる場所です。
遠くから見れば余計ここのすごさがわかるもんですね。
写真で視界全部とれればいいのですが、残念ながら取れないのでぜひ見に来てください。
ほんとにすばらしい風景が拝めますので。
石窟観光の後は石窟の付近にあるお寺や庭を見学。
入場料は石窟と込だったので。
お寺から見る石窟の風景も高台から見ているようで結構良かったですよ。
で、その後は宿に戻りました。
体が本調子ではないので。
ほんとに明日移動できるんだろうか。
というか次に行く世界遺産は山ですから山登りが必須。
大丈夫か俺。
明日も洛陽にいそうな雰囲気満載。
いい加減に直れよこの風邪。
宿では日記を書いたりインターネットをしたり、日本人の方と話したり。
結構楽しい時間が遅れました。
ありがとうございます。
では、明日の日記で移動していることを祈りつつ。
おやすみなさい。
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