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 【[雑学]ヨーロッパ

世界遺産雑学2--近代建築の巨匠--
2000.05.13
 
 世界遺産雑学2

--近代建築の巨匠--

建築界では近代建築を作り上げた巨匠が3人いて三大巨匠(本によっては4人)と呼ばれています。

ル・コルヴィジェ
フランク・ロイド・ライト
ミース・ファンデル・ローエ




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この3人の中で世界遺産に登録されている建築がミース・ファンデル・ローエが建てたチェコ、ブルノのトゥーゲンハート邸です。
近代建築のさきがけとしてブルノの近郊に建てられたトゥーゲンハート家ですが、考えてみてください。現在は近代建築の真っ只中。その先駆けですから実は普通の家にしか見えないのです。しかも一軒家。これ世界遺産?って感じになるわけです。

しかし建築を学んでいる人はこれがすばらしいことなのです。というのもオーストリア=ハンガリー二重帝国の時代に建てられた建築で空調の設備、片側全面ガ ラス張り、今のインテリアと変わらないクオリティー。これらの要素がのちのちの建築家たちに影響を与えたのです。これが世界遺産として登録されたきっかけ となりました。

また、世界遺産として登録されていないル・コルヴィジェですが、弟子のオスカー・ニーマイヤーは世界遺産ブラジリアを設計した人。これを考えたら他の巨匠たちも今後世界遺産に登録されそうです。