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 【中国の世界遺産

世界遺産「武当山」(2)
2007.10.19
 
2007年10月19日    76日目


やはり信仰される山はどことなく雰囲気が違う

頂上からの眺めは最高

ここに仏の存在を見たのですね。


おはようございます。

現在朝の5時でございます。

もちろん、ご来光を拝もうと思って。

ただ頂上までどのぐらいの距離があるかわからなかったから、適当な時間に起きて適当な場所からご来光を見れればいいかなという概念で。

にしても、いつになったら咳が止まるんだ。

もうかれこれ一週間近く風邪が完治しないよ。

今はもう咳が出るだけなのですが。

そんなこんなでさっそく出発。

暗っ。。。。。

前回の洛陽で懐中電灯を買っておいてよかったよ。

これがなかったら道を踏み外して崖に転落してた。

もし武当山のご来光を拝む場合は懐中電灯が必須です。

その代り光が全くないので星がすごくきれいに見えます。

写真で撮ろうと試みたのですが私のカメラでは星を取ることができないようです。

中国は環境問題で空気がすごく悪かったですが山の上ではさすがに空気はきれいなようで。

久しぶりに満天の星を堪能いたしました。

それにしても武当山を甘く見ていた。

自分が泊まった宿の標高は大体700mぐらい。

そこから頂上までそんなにないだろうと思っていたのですが、登れど登れど山頂に到着しない。

というか宿からは最初下ったし。

ほんとに頂上の道であっているか不安になるぐらい下ったよ。

そしたら今度は永遠上り。

地獄を見た感じ。

しかも徐々に空は明るくなっていくし、いつまでたってもきれいな風景を拝むことができない。

ちょっと焦りすら感じました。

ようやく山頂近くまで来たときには日が昇る寸前。

ここでようやく山が一望できる場所にたどりつきました。

この時点で標高1300mぐらいでしたよ。

600mも上ったのですか!?

要するに山頂からほんの少し下った場所でようやくきれいな風景にたどり着くという感じ。

それまで暗かったせいもあるのかきれいな風景は見ることはできないです。

で、あまりにも早く上ったので体力が少し限界に。

ここでご来光を拝むことにしました。

といっても2分後にご来光が。。。

あぶね。。。

もう少し遅かったらきれいな風景とご来光を一緒に写真を撮ることができなかったよ。 

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それにしても美しい風景。

一筋の光が周りの山々を照らして、その形を私たちに見せている。

連なる山、断崖絶壁の崖、奇岩奇石など鮮明に浮かび上がってくるのです。 

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雄大な自然、それを目の当たりにすると言葉を失うものですね。

その姿を眺めていると時がたつのを忘れそうです。

おかげで気がついた時には30分経過していました。

ここでこの景色とともに朝食を。

かなり寒いですがあったかい格好をしたので全然問題ありませんでした。

手と顔だけがかなり寒かったですがね。

朝食を食べ終わった後は山頂にある金殿を目指すことに。

まあその手前まで来ていたのでほんの10分ぐらいで着くことができました。

山頂に登ってみてびっくり。

なんだこの人の多さは。

しかも皆さん山頂の小さな建物に向かって拝んでいる。

どうやら中には道教の聖なる像がおさめられているみたい。

みな像に向かって必死にお祈りをしている姿がそこにはありました。 

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道教の聖地として世界遺産に登録されたわけですから皆の信仰の対象もこの場所にあるのです。

人々はこの道教に何を見出し何を願うのでしょうか。

それは彼らにしかわからない世界なのかもしれません。

人々が拝んでいる横を通りすぎ山頂をぐるっと一周してみることに。

といっても意外にせまい。

泰山を基準にしているからかな。

泰山は山頂付近は意外に平らなところが多く、付近を一周するだけで1時間ぐらい必要でしたが。

武当山は1分ぐらいで一周し終わってしまう。

だから人が込むのかもしれませんが。

それにしても山頂が狭いため一ヶ所に立っていると360°は無理ですがかなりの角度の風景が一望できる場所があります。

まるで自分が空に浮かんでいて天空から山脈を眺めているみたい。 

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日の光に照らされた峰々はとても輝いていて鮮明に目に飛び込んできます。

遠くの山脈まで見ることができてとても感動しました。

残念ながら写真ではその雰囲気までは写すことができず。

ぜひぜひここにも来られてはいかがでしょうか。

それにしても今回の旅で山は3つ登ったけどどれも感動したなあ。

普段見ることのない風景で、つらい思いをして上りその先にある風景はやはり達成感も含まれるために素晴らしく感じてしまうのですね。

さてさて頂上の観光も終了したので下山することに。

今度は登ってきたルートとは違うルートで下山をすることにしました。

時間も有り余っているのですごくゆっくりと。

こちらは結構景色を眺める場所がある。

ただ西向きなのでご来光を見ることが不可能なので行きにこっちのルートを選択しなかったのですが。

帰りはこちらでほんと正解。

なんといってももちろん景色が奇麗なのもありますが、舗装されていない。。

行きに来ていたら懐中電灯持っていても怖くて引き返したかもしれません。

あと、こっちの方がのぼりが急すぎる。

地獄を見たい方はぜひこちらからのルートで登ることをお勧めします。

きっと山頂に着くころには死にかけていると思います。

そんなこんなでやっと宿に戻ってきたときには10時。

朝から5時間の山登り込観光をしたわけです。

このため泊まっていた宿に戻り休憩。

写真を整理して日記を書いてと。

正午になったところでチェックアウト。

食事をしたのちに武当山を降りることにしました。

で、待ちうけていたものこそ下りのバス。

ほんとに長くて急カーブが多くてスピードは飛ばしてと。

酔って吐いている人2人も見たよ。

おかげでこっちも気持ち悪くなりそうだった。

車酔いが激しい人はこの武当山観光はつらいものになりそうです。

やっと下山したのちにすぐに襄樊行きのバスに乗り込み。

車では疲れもあったのですっかり寝てしまいました。

起きてみるとすでに襄樊市内。

駅に到着したのちにインターネットへ。

本日は夜行列車に乗るために22時まで暇なんだよね。

インターネットも1時間で終了してあと6時間ほど暇に。

とりあえず襄樊市内に出てみて思いついたこと。

マックに行って日記を書くことでした。

中国の公共の場でパソコンをとりだすのはほんと危険だと思っています。

しかし、マックやスタバ、ケンタッキーなどは中国の中でも少し高い食事に該当するためにお金を多少持っている人でないと来ないのです。

ですから盗まれる心配が薄れるのですよ。

これを書いているのもマックの中です。

かばんで隠しているので見ている人はほとんどいませんよ。

さてさて時間も近づいてきたので駅に戻るとしますか。

これから中国初の座席の夜行列車です。

荷物を盗まれないようにとりわけ注意しながら寝たいと思います。

もちろんワイヤーとかで何重にもロックをしておく予定ですよ。

明日の日記がどうなっていることやら。





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