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 【中国の世界遺産

世界遺産「峨眉山と楽山大仏」(2)
2007.10.24
 
2007年10月24日    81日目


そこは雲の絨毯が敷き詰められた場所。

まるで私が天空の白い大地に立っているよう。

ここはまさしく文化と自然を併せ持った複合遺産。



おはようございます。

本日は6時発の峨眉山頂上手前まで行くバスに乗りたかったために早起き。

起きてすぐに出発して山頂に向けて出発いたしました。

ただし、峨眉山ってすごく広くてすごく高低差があるのです。

下の入口から山頂近くまで約30km近く離れておりその間2000m以上上るのです。

このため、片道2時間はかかってしまう。

もちろん私はぐっすり熟睡していましたが。

途中、バスが大量に集まっているなと思ったのですが、ここでどうやら入場券を買わなければいけないらしく。

知らない私は誰かが買ってきたのをみて初めて知り、あわてて買いに行きましたよ。

日本人の方は注意してください。

そして8時にようやく山頂の500m下まで到着しました。

でも、ものすごい霧なんですが。

数十メートルの視界が怪しいぐらい濃い霧でした。

いつもの私ならここから歩いて頂上に向かうのですが、今回はあきらめました。

峨眉山は相当広くてメインどころだけ観光しても相当時間がかかる。

また、標高2500mから3000mの登山なんていまだにしたことなくて高山病になったら大変。

いろんな風景を見たいので時間を優先してロープウェーを使うこととしました。

ロープウェーは最新のやつであっという間に山頂につき。

で、山頂についていきなり驚きました。

山頂は晴れていて下には雲の絨毯が敷き詰められています。 

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遠くまで雲で覆われており眼にはその白さしか焼きつきません。

雲の水平線が飛び込んでくるのです。

峨眉山は山頂からはほとんどが崖で直滑降に岩山がそびえています。

このため、岩の端に立つと自分自身には白い雲の風景しか映らなくなり、あたかも自分が空の上に立っているようでした。

山頂には金色に輝く大仏の塔と仏殿が建てられており、日の光を浴びて私たちを照らしています。 

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人々はここに向かって、拝み祈りをささげているのです。

中国仏教の聖地としてたくさんの人が訪れておりみな山頂にある仏像へと参拝しております。

彼らは巨大な線香を仏殿の前に捧げ、そして仏像に向かって三度のお辞儀をするのです。 

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数百年間変わらぬ姿がここに残っているのですね。

それが世界遺産に登録された理由でもあるのですが。

それにしても私は山に登るときだけ運があるような。

なんせ、山の上ではほとんどが快晴です。

この峨眉山も年の半分は雲に覆われて何も見えない状態があるのですが、今回は隣の山までくっきり見えます。

実は峨眉山の山頂は隣にある山のことで、こちらの金頂は二番目の山頂なのです。

しかし、寺院などはこちらに集中しておりいつしかこちらがメインの場所となりました。

あと、そちらは歩いては行けない。。

モノレールを使っていくらしいのですが料金が高いので断念しました。

が、金頂から眺める山頂は絶景です。 

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数百メートルにもわたる断崖絶壁に雲の絨毯が敷かれており、そこに山がそびえているのです。

じっくり見ていると雲が上昇して岩に溶け込む姿が見えます。

私の中では峨眉山の中で一番の絶景でした。

間違いなく、峨眉山の山頂はお勧めです。

ほんとに来てみてください。

こんな絶景は初めて見ました。

あまりにも心をうたれてしまって、この場所から動けません。

しばらく視線を動かすことすら。

峨眉山に来てよかったと改めて実感しました。

しかし、ここでぼっとしているわけにはいかない。

ほかに回らなければいけない場所がたくさんあったので。

さっそく、山頂からバス停まで歩き。。。。

すごく長いんですが。

50分以上かかってやっと駐車場まで降りることに。

ってことは、登りは2時間から2時間半ぐらいかかるってことですか。。

よかったよ、ロープウェーを使って。

ここは絶対ロープウェーを使ったほうがお勧めです。

そして今度は峨眉山中腹にある万年寺を目指すことに。

バスを途中下車して、再びロープウェーを。。

ここも2km以上離れていて標高差もあって、時間がもったいなかったので。

お金だけがかかってしょうがないのですが。

で、さっそく万年寺を観光。

霧と森の中に囲まれている場所で、かなりの規模があります。 

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峨眉山でもかなりの標高にありながらこれほどの建物を建てたという事実。

山頂もそうですが、峨眉山には至る場所に寺院が存在します。
それも山の欝蒼と茂った森の中に。

いったいどうやって建てたか疑ってしまいます。

それだけ昔からこの場所は信仰されており頂上へ参拝する人であふれていたのですね。

このため今でもほとんどの寺院が宿泊可能です。

その後は峨眉山の自然を満喫するために少々の山登りを。

といってもかなりきついものでしたが。

万年寺から一度300m下り、清音閣という場所まで行き、そこから山登り。

でも、峨眉山の自然の素晴らしさをここで見た。

いたるところで断崖絶壁の山々が見え、さらに水の流れの音がささやいています。

道は断崖絶壁を縫うように作られており、時には狭い谷間を抜けることさえ。 

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道を歩けば水のせせらぎと鳥の鳴き声がささやいてきます。

それはまさしく自然と同化しているかのようでした

途中で猿の保護区がありたくさんの猿が見ることができます。

ほんと目の前まで。

ただちょっと餌付けされている感があり、強暴ですがね。

猿を眺めてから再び登山を。

400mぐらい上りました。

洪椿坪というところまで行き、引き返すことに。

この先にはお寺があるのですが、行ったら本日中に街に戻れなくなるので。

それにしてもやはり洪椿坪から清音閣駐車場までの風景がとにかくきれい。

霧が立ち込めていてぼやけて見えるのが残念ですが、断崖絶壁と深い森が溶け合う風景が残されているのです。

また、湖も存在して山と湖がマッチする場所があります。

ぜひここも見てみてはいかがでしょうか。

本日は峨眉山に圧倒されっぱなしの一日でした。

ただし、世界遺産観光の中で最もお金のかかった日でしたが。

高い、高すぎるよ。。

ただ、その分素晴らしい風景が拝めたのでよかったです。

さてさて本日の夕食はシャオファー!!

漢字に直すと炒飯。

が、結局からかったよ。。。

なんとかしてくれ。

明日は成都に移動しようと思います。

峨眉山山頂アクセス
峨眉山旅游バスセンターから雷同坪駐車場までバスがありそこからロープウェーか徒歩で山頂まで。(上りだけはロープウェーがおすすめ)





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