世界遺産雑学17
--ガウディのライバル--
アントニオ・ガウディ、それはバルセロナで活躍した天才建築家。それと同じ時期にバルセロナで活躍したもう一人の天才建築家がいる。
「ルイス・ドメネク・イ・モンタネル」
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院 スペイン
伝説は語る。ガウディにはライバルがいたと。
しかし、実際にはガウディの先生。建築を学んでいた時の教授。
その名をルイス・ドメネク・イ・モンタネル。
同時期でしかも同じバルセロナで活躍したため、ライバルと呼ばれるようになった。
彼はスペインにアール・ヌーボーをもたらした先駆けの人。
曲線的でしかもキレイな装飾をするのが特徴だ。
カタルーニャ音楽堂はこのスペインアール・ヌーボー(モデルニスモ)の傑作。さまざまなガラス工芸を駆使しており、とくにホールの天井の装飾に目を奪われる。
サン・パウ病院はこのモデルニスモにイスラム文化を取り入れた建築。病気の人を芸術で治すことをテーマに作られた。
もし、この人がいなければアントニオ・ガウディは後世に残す建築を作らなかったのかも知れない。
私の個人的な見解では実際の物を見ていないのでなんとも言えませんが、ガウディの作品よりこのカタルーニャ音楽堂の方が心に訴えてくる感じがあります。
皆さんはどちらが好きですか?