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 【中国の世界遺産

世界遺産「九寨溝」
2007.10.28
 
2007年10月28日    85日目


グラデーション鮮やかな色彩

別の場所では白と青しかない世界

すべては自然のなせる業



おはようございます。

6時集合って言われたのでそれどおりにロビーに出てみると誰もいないじゃん。

6時半になってやっと全員集合したよ。

そこから食事。

みんな朝早くからよくこんなに食べれるな。

そして一路九寨溝へ向かいました。

世界遺産「九寨溝」は大地に含まれた石灰岩が水に溶けだし、そして地上で堆積した渓谷。

それは100以上の湖沼と瀑布によって形成されています。

石灰岩は水に含まれ大地に流れると大地に付着していきます。

それが長い間に少しずつ集まり様々な仕切りが出来、特徴的な滝を形成するのです。

また、石灰岩が含まれた水は太陽の光の青い色のみを反射する作用を持っており、人の瞳にはその反射された青色だけが映る。

それはまさしく、地球の神秘。

あまりにもその景観が美しいことから童話の世界とたとえられます。

この神秘的な姿、特質的な自然が世界的にも貴重とされ世界遺産に登録されました。

残念なことに本日は雨。

しかし、天候は運ですのでしょうがないですね。

さっそく、バスに乗り込み九寨溝の真ん中ぐらいにある湖を目指すことにしました。

バスから降り立ったときには既に絶句。

湖が青く輝いている。 

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さらにこの時期は紅葉のシーズン。

山は黄色と赤に染まっており、下には湖の青。 

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その色彩のグラデーションがとてもきれいで。

自然が作り出した美しさを目の当たりにしました。

地球はこれほどの神秘をいまだに持っているのですね。

しかも規模がすごすぎる。

40kmにもわたってこんな風景が続いているという事実。

日本とは大きな違いですね。

今回あまりにも広いので全部は見れず。

メインの3つを見て回りました。

最初は先ほど書いた真ん中にある樹正溝景区。

約6kmぐらいの所に8つの湖と一つの滝があります。

湖の対岸には遊歩道があったためにそちらに歩くことに。

山の横を歩くたために紅葉をまじかで見ることができます。

さらに隣には青く輝く湖が。

透きとおった青はなんだか心をひきつけるかのよう。

じっくりと見つめてしまいましたよ。

私はこの青が大好きなのです。

ここは歩くこと3時間。

結構長い間楽しむことができました。

ただし雨でしたのでかなり濡れてしまいましたが。

そして今度は九寨溝の一番端にある長海という湖に向かうことにしました。

バスに乗り込み乗ること45分。

、、、、、、、えっと。。。

雨が雪に変わりました。

高度が700m以上変わっているために上るたびに徐々に木々が白く染まっていきます。

最終的に一番上まで来たときには白銀の世界。

降り注ぐ白い雪に白い木々がそびえています。

長海はすでに白の世界で埋め尽くされ、湖も周りの木々によって白く染められています。 

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ここが青い空が出ていれば濁りエメラルドグリーン色になり遠くまでの山々を拝むことができるのですが、雪に阻まれてすべては白。

遠くの山々も雪にさえぎられて見ることができません。

しかし、海外にきてはじめての雪。

しかも長年行きたかった九寨溝で見れるなんてとても感動です。

そして長海の少し下にある五彩池に歩いて向かうことにしました。

雪に埋め尽くされた森の中を進むと鮮やかな湖が。

ここはとにかく絶句。 

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湖が深い青の色に染まっており、周りは雪の白しかない。

青と白の世界。

自然の織りなす景観ってここまで素晴らしいものなのですね。

山々の雪は周りの雑音を消してしまい、瞳はその青にひきつけられて。

その場所から離れることができませんでした。

ここまで素晴らしい自然、景観を見たのは初めてだったので。

地球とは何と素晴らしいものを作り出すのでしょうか。

ただただ唖然とするばかりでした。

やっとのことで移動する決意をして長海の反対側の渓谷に向かうことに。

でも、ここで重大なことに気がついた。

この長海の高度は明日行く黄龍と同じ高度なんでした。

ということは黄龍も大雪?

黄龍は雪が降ると閉山をしてしまうのでツアーでもいかないことがあるのです。

もしかして黄龍見れないってオチが。。

それは明日になってみてみないとわからないですがね。

そんな不安に駆られながら到着したのは原始森林景区。

その名の通り深い森が続いている場所です。

ここも白銀の世界が広がっており葉っぱの上には大量の雪が覆いかぶさっています。

回る場所は少ないのですが葉っぱはまだ緑で白と緑の不思議な景観。

まさか雪を見れると思っていなかったので雪の舞っている森林を満喫してしまいました。

だって、雪見るのっていつぶりだっけ?

今年の冬に東北に行った際に暖冬で雪を全くみなかったから。。

やっぱり数年ぶりという感じでしょうかね。

さてさてその後は日則溝景区という九寨溝でも結構なメインどころを回ることとしました。

もちろん人がいない対岸沿いを数kmにわたって歩くことに。

ここにはたくさんの滝が存在し轟音とともに水が流れていきます。 

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また、さまざまな湖があり一つ一つに特徴があるというのも見どころの一つ。

特に感動したのが五花海。

ここは湖全体が青く輝き、底まで見えるのです。 

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残念なことに雪が降って視界が悪いのであまりその青を拝むことができず。

ただ、湖底が浅いところはしっかりとその青を見ることができました。

今まで見た青の中でも特に透き通った青をしており湖底に沈んだものさえすべて見えます。

木々が倒れて湖に沈んだ様子も確認することが出来、地球の長い歳月を感じるようです。

長い時がこの風景を作り出しているのですね。

この周辺はほんとにお勧めかも。

というか九寨溝はどこもがお勧めになってしまうかも。

すべては素晴らしい景観であり、地球の神秘を感じることができるからです。

それにしても今回九寨溝では秋の紅葉と冬の雪景色を2つ同時に味わうことができました。

訪れた時期がちょうどよかったみたい。

前日までは雪が降ってなかったといっていたし。

明日の黄龍がどうなるかはわかりませんが。。

さてさて、ここでツアーの集合時間がやってきました。

実は私は集合時間から15分遅れで戻ってまいりました。

というのも成都でツアーに参加した人が中国の人は全然戻ってこないから30分ぐらい遅れても文句は言われないですよってアドバイスされたからです。

でも時間に厳しい日本人なのでその中間で戻ってきました。

そしたら、全員時間どおりに戻ってきてるの。。

みんな私待ち。。。

だいぶ怒られてしまったよ。。

H江さんホントに戻ってこなかったの??

そんなこんなで私だけだいぶ気まずい雰囲気。

まあ、いいんだけどさ。

そしてその後は宿に向かい夕食。

で寝る準備を。

と思ったら夜の9時にいきなり来いと言われた。

何があるのかと思い行ってみると山羊の丸焼きパーティーが始まったではないですか。

確かにツアーの内容に書いてありましたが、夕食で食べなかったから無くなったのかと思いました。

が、まさかこんな夜からしかもここから再び食事。

えっとですね。

確かに、この土地のおもてなしを見れたのですが食事はきつい。

しかも山羊はおいしいですが味付けがとても辛くて。。

寝る前にだいぶ疲れてしまったではないですか。

しかもこの時点で黄龍可能性はほとんどない。

今も雨がパラパラ降っているため、向こうでは雪が降っている可能性が高い。

こうなったら明日のツアーが終わったら途中で下してもらって黄龍に自力で行くしかないのかも。

ともかく明日、黄龍に行けるか。

明日のタイトルでわかりますね。



九寨溝アクセス
成都から九寨溝行きのバスに乗り終点下車
成都からのツアーに参加した方が価格的にも安い。





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