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 【中国の世界遺産

世界遺産「青城山と都江堰の水利灌漑施設」(2)
2007.11.02
 
2007年11月2日    90日目


複雑に入り組んだ山

そのひとつの頂上にひとつの建物が存在する

それこそ道教の聖地



おはようございます。

昨日は日記を書いている間に睡魔に襲われて。。。

しかも今日は意外に遅くまで寝てしまいました。

つかれていたのかな。。

でも成都ではあんなにのんびりしていたんだけども。

ともかく起きて少しぼーっとしていました。

そしてさっそく出発。

まずは観光する前に明日のバスのチケットを取りに行きました。

そしたら目的のバスが午後発しかないといわれてしまいました。

明日は移動だけにのんびりと移動だけになりそうです。

ただ地●の歩き方にもロンプラにも載っていない場所に行くためにはたして目的の物が見れるかどうかはわかりませんが。

さてバスのチケットをとった後はさっそく市内バスに乗り込み目的地へ

向かった先は世界遺産「青城山と都江堰の水利灌漑施設」の青城山です。

詳しいことは昨日の日記を参照してください。

さてさて早速青城山の入口へ。

チケットを買い、山登りを開始しました。 

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この青城山はすでに標高が高いところから上り始めるので頂上まで行くにそんなに時間がかかりません。

私はゆっくり見て回る人なので少々時間がかかりますが。

上り始めて最初に分かれ道が。

ロープウェーを使う人と徒歩で登る道が分かれているのです。

そしてさっさと上り、見えてきたのは道教のお寺。

青城山は道教の聖地ですのでたくさんの道教のお寺が存在します。 

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森の静寂の中にひっそりと立っておりたくさんの道教の道士が祈りをささげています。

彼らは髪を頭の天辺でまとめ上げ、紺色の道着を着た独特のスタイルです。

人々はこの青城山に訪れ線香を捧げ、祈りを唱えて行きます。

お寺には線香の煙が充満し、静寂の中に線香の香りが漂うという何とも味な雰囲気。

建物の構造は武当山と峨眉山にあった建物と同じ。

初めの門をくぐると仏像を安置した建物に囲まれており、仏像の後ろに回ると再び違う仏像に会うという構造。

一つの建物に数体の仏像に巡り合うのです。

だたし写真は不可でしたので建物の写真までで。

山は意外にも断崖絶壁が多い。

中には岩山をくりぬいて道にした場所があるぐらい。 

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ここを通るのすごく怖いんですが。

森が深いためにすごく暗く、上からは水の滴が垂れてくる。

滑りそうだし、暗いし、道は狭いし、落ちたら死ぬしでとても怖いですよ。

昔の人も同じ道を通って参拝していたのはとても信じられないかも。

当時は柵がなかったんだよね。。

命の危険すらあったのに人々は頂上へと向かい祈りを捧げたのですね。

それにしてもほんとにこの山はのぼりが急。

短い割に500mも上らなければいけないですし、崖が結構多いので崖を一気に登らないといけない場所だらけです。

すぐに次の寺院につく割には体力が相当必要ですよ。

そんなこんなで3時間後に頂上に到着。

ほんとは2時間で着いたと思うけどかなりの寄り道して寺院を見てきたので。

頂上には何層も重なった塔がそびえたってます。 

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頂上にありながら何とも巨大な建築。

何層もの屋根がとても存在感を大きくさせるようでした。

塔の中には金色に輝く動物に乗った仏像が。 

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人々はここに向かい祈りをささげて行ったのです。

またここに一番線香が捧げてあり、線香の煙が青城山の空に溶けるようでした。

塔の頂上からは周辺の山々のきれいな風景が。 

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ある場所は四川の雄大な山々が見れる場所があり、さらに断崖絶壁の姿を拝めたりと様々な姿が望めます。

東側には成都平原が広がり、都江堰により肥沃になった畑群が見えます。

四川省にあるすべての風景が360°通していっぺんに見えるのです。

数十分ここの塔から風景を拝んでしまいましたよ。

それだけきれいな風景があるので。

さてさて頂上まで来たのでさっそく別ルートから下山。

途中に青城山最大の道教の寺院が。

ここはすごく厳かな雰囲気があった。

特に門がすごく、彩色がされており道教の寺院では一番鮮やかな場所かも。

今まで見た中の道教の寺院の特徴として門はシンプル、仏像以外に彩色がそんなに施されない。

というのがほとんどでしたが、これはちょっと違った雰囲気を持っていましたね。

で、ここからはちょっとあまり人が行かない寺院に向かってみました。

そしたら道がかなりの狭さ。

怖いったらありゃしない。

寺院も人が来ないためか、ほとんど修復されてなかった。

入れる場所も限られていたし。

それでも道教の道士が祈りをささげている姿は周りに誰もいないせいかとても新鮮でしたね。

そんなこんなで下山しました。

宿に戻った時には4時。

なんか眠かったので寝てしまいました。

夕飯の時間になってやっと起きて夕食を。

肉あんかけご飯と肉まんです。

肉まんはすごくおいしかったのですが、御飯が外れました。

う~む、中国の食事は難しいのう。

さてさて明日は記載したとおり14時移動。

しかも向かうは臥龍国立公園。

はたして宿はあるのか?

すべては疑問のままに向かってみます。



青城山アクセス
都江堰バスターミナル内から出ている101番バスの終点下車
成都からはバスターミナル青城山前山下車。





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