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 【中国の世界遺産

世界遺産「安徽省南部の古民居群-西逓・宏村-」
2007.12.09
 
 2007年12月9日    127日目


なんてのどかな町。

そして過去へタイムスリップしたかのような町並み。

古き街が保管されている場所。



さてさて、やっぱり寒い。

暖かい所に移動したいこの頃。

東南アジアに行くと決めたから1ヶ月後には真夏のような暑さになっているんだけど。

今は寒くて大変ですよ。

朝起きてすぐに出発。

ともかく街に近いバスターミナルへ行ってみると何とバスが一本もない。

やっぱりバスターミナルが移動しているんだね。

ということで昨日来る時に下されたバスターミナルへ向かってみました。

そしたらバスターミナルへ入る前に出発するバスを発見。

さっそく乗りました。

ただ、世界遺産の街ではなくその中心に位置している街なのですが。

そこで乗り換えればいいかという思いで。

ともかく世界遺産の宏村へ行きたいとだけは告げておいて。

そしたら1時間後バスは途中の道で私を下ろし。

目の前のワゴンで乗って行けといわれました。

でもワゴンはすごくお金がかかるではないですか。

運転手はすごく降りろとうるさいので降りたのですが、さてさてどうやって行っていいのやら。

ワゴンは人が集まったら5元でいいよと言われたので待っていると。

30分たっても人が一向に集まる気配がない。

もう、一人だといくらだよって感じで交渉。

10元まけさせましたが半額にはならなかった。

しょうがないので向かってもらうことに。

そしてようやく到着いたしました。

世界遺産「安徽省南部の古民居群―宏村・西逓―」です。

ここは中国の中でも最もよく明・清時代の街並みを保存している場所。

過去の中国の政策により古い街並みが消える中、ここは唯一壊されずに残されました。

白い壁と黒い瓦が特徴の建築で町中水路を張り巡らされている非常に合理的な街なのです。

安徽省南部には同じような街が数多くあるのですが、この宏村と西逓が昔から全く変わらぬ姿をしており、しっかりと保存されている点から世界遺産に登録されました。

すいません。

今回は情報がそんなになかったのでこのくらいしか書けないのですが。。。

日本に帰った時にここだけ書き直そうかな。。

そんなことはさておき、最初に行ったのは宏村の方。

橋を渡りさっそく村の中へと向かいました。

そしたら何といきなり巨大な湖とそこに浮かぶような街並みが見えるでは。 

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ここが数百年前から変わることのない場所。

まるで私も時が止まっているような感じを受けました。

すべてが数百年前の姿なので私も数百年前にタイムスリップしたかのよう。

湖面には街並みが反射して独特な雰囲気をかもしだしている。

街の中にはいまだに人々が住んでおり、湖で野菜を洗ったり洗濯をしていたりと今もなお変わらない姿が。

なぜでしょう、どこか懐かしい光景。

今は見ることができない田舎の雰囲気が漂っているからでしょうか。

いやはや感動してしまいました。

中国の古い町並みはここで3ヶ所目ですがここは特に雰囲気がすごい。

前は古くても街だったのですが、ここは古い田舎というイメージがあります。

それだけのどかな場所にあるのですよ。

さてさて湖面からの街を眺めた後は、さっそく街の中へ。

街の道は狭く、すれ違うのがやっと。

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そんな狭さの中にもしっかり水路は作ってあり、勢いよく水が流れています。

ここでも人々は洗濯をしたりと今も生活をしているのです。

生活に密着した街のつくりとなっているためにとても感心しました。

街の造りは麗江と同じ感じですね。

麗江と違うのは街のカラー。

麗江は木に茶色を塗ってあったのでそのイメージが強いのですが、ここはいい意味での灰色。

白壁が時を重ねることにより黒くなって灰色にみえるのです。

瓦も黒でまた灰色と黒の独特な感じがあります。

空も曇りだったのでこのようなイメージを持つのかもしれませんね。

中には民家の中に入れるところもあり。

こちらは中庭がすごく広い。 

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あまりにも暗かったので写真ではISOをあげて取っているためざらついて見えるのですが。

必ず家に入るとまず天井がない中庭に出てその横とか正面から家に入る構造です。

こちらは平遥の街のつくりと似ているでしょうか。

ただ横幅がすごく広いのが安徽省の特徴かもしれません。

さてさて街を徘徊していると何と街の中心部に半円形の池があるではないですか。 

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名前を見てみると月の池。

なるほど、形が月に見えるよ。

しかも周りはすべて家で埋め尽くされているために池の水はすべての建物を反射して移している。

これはきれいな風景です。

ただ、池は洗濯している人たちによって水が揺らいでいてきれいには反射しませんでしたが。

生活しているのでしょうがないですよね。

そして結構広いところなので写真に撮るのが難しい。。

周辺にはまさしく生活している証がありました。 

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この街は何百年も変わらない生活を続けているのです。

さて、この街は意外に小さいのですぐに観光は終わりました。

といっても私は2時間半もいたのですが。

このため次の街へ移動することに。

続いて向かったのは安徽省南部の古民居で登録されているもう一つの町西逓です。

黒多県というところでバスを乗り継いですぐに到着することができました。

さてこちらの街は一番最初に巨大な池がお出ましします。

しかし、池の周りには家がないために宏村のような湖面に街並みが反射する姿は拝めず。

その代りに、近くに高台があり上から街を眺められるのです。

上から眺めてみるとこの街が大きいことがわかります。 

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宏村よりかなり大きいではないですか。

それと区画整理されていないためごちゃごちゃした街に見える。

しかし周りには何の音も感じられず、山の中にあることから田舎という雰囲気がすごく漂っていいました。

また瓦の黒色がとても懐かしい色に思えてくるのです。

ぼーっと見ていたい気分でしたよ。

ただここで雨が降り始めてきましたので、早めに観光を終わらせるべく街の中へと足を踏み入れました。

すると何ときれいな町並みがあるではないですか。 

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ここは宏村より道が広く、家の門などが奇麗に見えるのです。

水路も広く、空を眺められるぐらい道が広い。 

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その中には車やバイクなどの現代的なものは一切なく、当時のままを補完しているのです。

どちらかというと町並みは西逓、風景は宏村といった感じでしょうか。

街の中も宏村よりも大きく、全部を見るには時間がかかります。

特に街の中心にある家はとても巨大でとても大きな中庭が特徴でした。

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中国の昔の街は中庭の文化といっても過言ではないかもしれません。

中国の街並みで世界遺産に登録されている平遥、麗江、安徽省南部全部に中庭のある家が中心でしたから。

資料では読み解けない事も実際に見ることで実感するものです。

今回の旅でそれをひしひしと感じました。

さてさて、西逓もじっくり回ったのですが、雨が強くなってまいりました。

このためもっと見たかったのですが宿に帰ることに。

といってもすでに4時でしたのでここから宿のある屯渓まで1時間半かかるのですがね。

そして黒多県に一度戻り、屯渓行きのバスに乗り込みました。

そしたら屯渓についたらバスターミナルによらないよ。。

何と駅前まで行ってくれた。

どうやら駅前からも黒多県行きがあるみたいです。

ただ便がすごく少ないみたいなのでお勧めできませんが。

さてその後はインターネットを。

う~ん、ここでも日記の更新ができないや。

かれこれ1一週間以上音沙汰がないことになる。

明日はユースホステルに泊まれるので日記の更新が出来そうだよ。

さあ、明日は少しの移動だけで終了です。

宏村・西逓アクセス
黄山市屯渓区にある黄山駅から公共バス9路にのってバスターミナル下車。
バスターミナルで黒多(この2つはひと文字)県行きのバスに乗る。
黒多県行きのバスには宏村と西逓の2つの文字が書いてあるが、黒多県に行く時の途中の道で下されてしまうので必ず黒多県に行くこと。
黒多県バスターミナルからどちらもバスが出ている。
ただし宏村の方はバスターミナルから少し離れた場所から出発しており、バスターミナルを北に向かいすぐに右手にある橋を渡ったところにバスがある。





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