寒い、寒すぎる。
これがドミトリーの大変なところ。
エアコンのリモコンが欧米人に占領されている。
しかもなぜだか彼らは極端に部屋を冷やす。
昨日は適温の23℃ぐらいを設定して寝たはずなのに朝起きてみたら16℃に設定されていた。

どれだけ冷やすねん。
たぶん寒い文化に育っているので冷やしたほうが眠りやすいのだろう。
が、日本人にとってはすごく寒い。
5時には目が覚めてしまいました。
部屋にいても寒いだけなのでエントランスでインターネット。
凍えたからだをあっためていました。
昨日かったおにぎりを食べて、時間になったので上海駅に向かいました。
中国で列車に乗るのは初めてだったので少し緊張していましたが、特に何事もなく。
悪い噂をよく聞いていたので。
それにしてもどうして中国の列車は指定席なのに通路まで人が満載なのだろう?
しかも席が空いているとみると勝手に座る。
このため指定席でも早めに乗ることをお勧めします。
出発の45分前には必ず駅に到着していたほうがいいと思います。
そして蘇州に到着すると早速予約していた宿に向かいました。
が、ここで大きな問題が。
地●の歩き方通りにバスに乗ったのですが向かっている方向が全然違う。
やっぱりおかしいと思い、一度バスを降り反対方面に向かっている同じ番号のバスに乗りました。
とりあえず少しは近づいてはいたのですが結局2kmの歩き。
バックパッカーが肩にきしむ。
も~、地●の歩き方さん頼みますよ。
正確な情報をお願いいたします。
そんなこんなで宿に到着したのですが、チェックインしようと思ったら見た顔の人が座っているではないですか。
フェリーに一緒にのって上海でも初日に一緒に観光した2人の大学生だ。
彼らは私の一日前に蘇州に行って一泊しかしないかもと言っていたし、泊まる宿が違うのでもう会わないと思っていたのですが、二泊に変更したらしくしかもユースホステルに泊っていたのです。
なので一緒に昼食をとりました。
その後彼らは観光と電車の切符を取りに行ったので私はさっそく世界遺産へと向かいました。
この蘇州には世界遺産「蘇州の園林」があります。
この世界遺産は中国でも有数の庭園が残っており、中国四大庭園の二つがこの場所にあります。
蘇州は明の時代に様々な交流の中継地点として豪商や役人たちがたくさんのお金をもうけていました。
このため自分たちの私邸のために様々な庭園を建設。
一躍、中国の真髄を極めた庭園群の拠点となったのです。
池や岩を配し、自然を見事に庭園の中に再現しそれを眺める楼閣などを建設した造園様式は明朝様式として中国大陸全土に広がったのです。
このため、中国の庭園技術の粋を結集し他の庭園に多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されました。
登録されている場所は9ヶ所。
本日行ったのはそのうちの2ヶ所です。
最初に向かったのは網師園。
北宋の時代に建てられて清の時代に改築された建物です。
入ってみてびっくりしました。
写真で見る中国の庭園がそのままここには残っています。
中庭には池が配してあり、池の周りには景色を楽しむための散歩道がありました。
一周ぐるっと回るだけでもどんどん景色が変わってきて何通りもの庭園を楽しんでいるかのよう。
特に丸い入口からは外と内で全く風景がガラッと変わり、そこはまさしく絵画のような場所。

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世界遺産のことを皆に知ってもらう為によろしくお願いします。