TOP > ひさほゆうのリアルタイム世界遺産旅行ブログ

カテゴリー
ひさほゆうが独自の視点で世界遺産を解説!
最新コメント

 【タイの世界遺産

世界遺産「スコータイと周辺の歴史地区」(2)
2008.01.16
 
2008年1月16日    165日目


スコータイ王朝の力

王宮から50km離れた場所でも輝きを放ち続ける

ここにも繁栄の証が残る



うっす。

本日は朝一出発を断念。

だって朝一がバスターミナルを6時半ぐらいって言うんだよ。

5時に起きないと間に合わないって言うの。

というわけで次の9時発というバスを選択。

それでも7時半に起きているから早起きといえば早起きか。

起きてからはすぐにスコータイバスターミナルまで歩きで。

45分歩くのは近いですよね。

ん、何か感覚が違っているような気もするがまあいっか。

バスターミナルへ到着してからはすぐにチケットを買い出発。

出発が10分も遅れてというか目的のバスが来なくてあせったのは内緒。

で、バスに揺られること1時間。

えっと、何もないところで下された。

ホントにここと疑うぐらいの田舎。

標識すらないよ。

でも地図と完全に一致する。

これはレンタルバイクで来ると完全に通り過ぎそうですね。

バスに乗ってくるのがお勧めです。

さて、目の前にあったレンタサイクルで自転車を借りて観光。

なんてったって4時がスコータイ行きの最終バスとのことなので早めに観光しなければならなかったからですね。

さてやってきた場所こそシー・サッチャナーライ遺跡です。

ここもスコータイの周辺の歴史地区として世界遺産に登録されている場所。

スコータイが首都であったら、ここは第二の都市と言われていた場所。

スコータイ王朝は街に様々な寺院を建設し、その周辺に人が住んでいました。

ここも例外ではなく、多種多様の寺院が作られまさしく都として発展して行ったのです。

シー・サッチャナーライ遺跡は川の近くに建てられた為に人工の湖がほとんどなく、代わりに城壁の中に山があり頂上にも遺跡が建てられている。

スコータイ王朝とはまさしく比類ない繁栄をした王国だったのです。

さて、自転車を借りてすぐに遺跡の方に向かったら。。

げ、大きい川があるぞ。

しかも細い吊り橋がかかっているが、自転車でこれを通れってか。

あまりにも怖いので自転車を押しながら歩いて渡ることに。

が、が、地元の人は細い吊り橋をバイクに乗ったままわたってくる。

ゆれる、ゆれる。

もう、怖いからやめてくれ。。。

そんな感じでやっと最初の遺跡にたどり着きました。

お、これは予想外。

何とスコータイ遺跡の寺院より大きくしかもよく保存されているのです。 

 alt=""title=""

入口から入るとやはりまず回廊があって、その奥に仏像が安置されています。

仏像の後ろには空高くそびえた仏塔が。

この仏塔はほんとに完全な形で残っており、装飾も数百年の時を刻みながら保存されているのです。 

 alt=""title=""

何しろ一番びっくりしたのがその高さ。

スコータイの寺院でもこれほどの高さの仏塔はなく、まさしくスコータイ一ではないかと思わせるようでした。

それにしても東南アジアからインドにかけて仏教は仏塔を建てるのが主流だったみたいです。

中国はどちらかというと仏塔というものは存在しなく、お寺だけだったような気がします。

まあ、仏塔ではなく信仰の対象が山だったということもありますが。

いたるところに空に向かって建てられて仏塔はそれはきれいなものです。

さあ、メインどころの観光と行きましょう。

このシー・サッチャナーライ遺跡にも城壁が存在し、ほとんどがその内部に寺院が建てられています。

城壁内部の大きさはスコータイの遺跡とあまり変わらず。

まあ少し小さいかなという気もしないでもないですが。

ただ、城壁内には巨大な寺院がスコータイ以上にあるのも事実です。

特に小高い山の上にも寺院があるくらいですから。

メインの寺院群はすべて一直線に建てられているのも特徴で、迷わずゆっくり観光できるのがいいですね。

やはりこちらに来て感じていることは、スコータイよりも発展してないか?ということです。 

 alt=""title=""

一つ一つの寺院の規模がやはり大きいですし、何しろその数も多いのですから。

仏塔も一つすごい大きいのがあり、それは下に象の彫刻に支えられている何とも特殊な仏塔。 

 alt=""title=""

この形はアンコールで見た気がします。

それも一番のメインの場所だったような。

文化の継承はクメールからスコータイへと引き継がれていることがわかりました。

それにしてもなんてすごい王朝だったんでしょうか。 

 alt=""title=""

これほどの建設力があるなんて。

とても180年余りで滅んでしまったのが信じられない感じですね。

うん、やっぱりスコータイよりもきれいに残っているのでどちらかというと見ごたえがあるのはこちらかもしれないです。

あと、森の中だから日影が多いのが助かる。

スコータイに来たらシー・サッチャナーライ遺跡にも行くことを勧めますよ。

一通り観光が終わった段階で、続いて山登り。

といってもそんな高い山ではないので簡単に登れるのですが、何せこの暑さ。

少し登っては休んで、、、、もう疲れた。

山の上にも寺院がそびえており、それも結構な大きさなためにこれを作った人たちの苦労がわかる気が。

資材を運ぶだけでも相当な労力が必要ですからね。

山の上の寺院からは何と景色がみえない。。

一ヶ所だけ木の合間から景色をのぞけるところがありましたが、やっぱり全体が見渡せないので少し残念ですね。

ふ、ここで少々疲れたので昼食を食べることに。

結局遺跡からかなり戻らないと食事する場所がないことも判明して。

つかれただけのような気もしましたが。

昼食後は城壁の東側の遺跡を見に行くことにしました。

・・・・。。。。。

げ、自転車のチェーン外れた。

かなり頑張って直しましたが、再び外れるというアクシデント。

自転車を押しての観光となってしまいました。

城壁の東側には規模の小さい寺院が点在しており、正直これといった寺院はなかったですね。

ただ、草原の中にぽつんとひとつだけとか、森の中にこじんまりした寺院とかみると何とも風情があって和みました。

こちら側はほとんど崩れていて礎石ぐらいしか判別できないのもありましたし。

先にこっちを回って、次に城壁内を回った方がいいかもしれませんね。

さて、観光が終了しレンタルバイクを返却。

店の人に帰りのバスが15時と16時だと聞かされていたので15時には帰ってきました。

そしたら待てども15時のバスが来ないではないですか。

炎天下の中、待ってるこっちの身になってくれ。。

結局15時発の便は来ず、1時間待ちをするはめに。

16時の便でようやくスコータイに戻ることができました。

スコータイに戻ってからはすぐにバンコクには戻らず一度街にでてインターネットと食事。

なぜならば今出発すると0時ぐらいに到着して宿代を払わないといけなくなるから。

5時バンコク着だとそこからチェックインしたら次の日というか昨日の分の宿代が浮くしね。

というわけで22時発のバンコク行きのバスに乗り込みました。

推定到着時間は4時半といったところでしょうか。

まあ、ぐっすり寝るとしましょうか。



シー・サッチャナーライ遺跡アクセス
スコータイバスターミナルから午前中に4便シー・サッチャナーライ行きがある。
それ以降はない。
6時半と9時が最も移動しやすい。
近くにホテルはなく日帰りがベスト。
帰りは反対の通りから午後1~4時ちょうどに便がある。
4時が最終なので注意。
レンタルバイクで行く方法もあるが、どこにあるのか不明なのでバスが便利。
必ず車掌にシー・サッチャナーライ遺跡で降りることを伝えること。