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 【タイの世界遺産

世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」
2008.01.17
 
2008年1月17日    166日目


世界で一番繁栄した街。

それはロンドンを凌ぐと言われたほど。

世界で最も平和だった都市は今では廃墟である



ういっす。

スコータイから夜行バスに乗っていたので到着が3時半。。

すぐにカオサンストリートに行きましたが、この時間にチェックインしてもやることもないので、インターネットをやってました。

24時間インターネットができるって素晴らしい限りです。

とりあえず朝の5時まで時間をつぶし、宿にチェックイン。

すぐにシャワーを浴びて、少しの休憩後、、、、何とアユタヤに向かうという超ハードスケジュールを敢行。

夜行バスではほんとにぐっすり寝たので眠気はないんだけどね。

さっそく、バンコクの駅に向かいましたよ。

チケットを買い込み列車に揺られること2時間。

アユタヤに到着しました。

さっそく、自転車を借りて観光することに。

世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」です。

時は14世紀。

アユタヤに一人の王がやってきた。

王は水不足による疫病が蔓延していたために水のあるアユタヤを都に定めたのだった。

アユタヤの地形は水が天然の要塞化をしており、四方が水に囲まれたたぐいまれな地形。

平和という名をもつアユタヤを首都名としてここに君臨したのであった。

その後アユタヤ王朝は急激に発展し、すぐに北のスコータイ王朝を併合。

また他国の者を積極的に登用したため、さまざまな人種が住む街へと変化して行ったのである。

名前の通り世界でもっとも平和な都へと変貌したのであった。

しかし、18世紀に入ると隣国ビルマ軍に攻め込まれ、アユタヤは破壊・略奪を受け滅びることとなってしまう。

現在ではビルマ軍に破壊された遺構でしかないが、それでもアユタヤ王朝の技術の素晴らしさがこの遺跡に残る。

世界遺産雑学142参照。

さて、このアユタヤの見どころはたくさんあるのでどこからみようか悩みました。

実はこのとき結構涼しかったので今のうちに遠いところから回ろうと考え、一番遠い遺跡に向かいました。

ちょうどメインの東南側ですね。

まずはワット・ヤイ・チャイ・モンコンという寺院に行ってみました。

行ってみてはっきりしたこと。 

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仏塔が大きい。

スコータイも大きかったですが、比較にならないほど巨大な物がそびえています。

やはりスコータイの後にできた王朝なので技術や繁栄ぶりも比が違うのかもしれません。

青い空に向かって円錐形の仏塔がそびえてる姿は何とも素晴らしく。

かなり絵になっている感じですよね。

しかもこの寺院の周りには仏像がこれでもかというぐらい配置されていて。

全員オレンジ色の布に包まれていて見る者を引きつけます。 

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さすがに一列にずらって並んでいると壮観ですよね。

お寺の中には金色の仏像も安置されており、人々が祈る姿が何とも印象的でした。

そしてその後何個かお寺を見て回り、次に向かったのがワット・チャイワッタナーラーム。

7年前に来た時もここに一番感動したのを思えております。 

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それは8塔も塔が乱立しており、周りには視界を遮るものがない。

このため遠くからでもかなりきれいに見れるのです。

仏塔も表面部は破壊されていますが比較的良好に残されているためにそのような装飾が施されていたかも確認できます。

元はたぶん白の仏塔が乱立していたのかもしれません。 

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今では煉瓦の色のみでだいぶ印象が変わってしまっていますがそれでも当時の栄華が今に伝わってくるようでした。

さて、どんどんお寺回りますよ。

なんてったって本日中に11ヶ所は回りたいですからね。

本当は2日間必要なんですが、まあ日程が合わなかったので一日で何とかするためです。

で今度はメインの北側ワット・プー・カオ・トーンへ。

ここは真白な仏塔がそびえているのが印象的でしたが、今回は何と。

漆喰が剥がれていて真っ白じゃない。。。 

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やはり7年前とは変わりましたよね。

ただこの塔はすごく面白くてまっすぐ立っていないんですよ。

微妙に曲がっている姿が何とも。

なんだか倒れそうでピサの斜塔を思い出させるようでした。

そしてようやくメインどころへ。

実はこのときかなり日焼けをしてしまって、これ以上日に当たると痛くなりそうだったので日焼け止めを買いました。

俺、だいぶ黒くなったな。。

見事に腕と顔だけですがね。

で、メインどころで最初に向かったのはロカヤスタと呼ばれる場所。

ここにはアユタヤ一番の寝大仏が安置されているのです。 

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このロカヤスタにも周りには何もなく、かなり巨大な仏像がどんと寝ている感じです。

まあ正確には周りに建物があったのでしょうが壊されており何もないように感じるだけですが。

胴体の部分にはこれまた巨大なオレンジの布がかぶせてあり、一見するとほんとに巨人が寝ているように錯覚してしまうのかもしれません。

これほどの物がよく今まで残っていたのかと感心してばっかりですね。

さて、でようやくメインを観光。

王宮跡とそこに付属している3塔の仏塔です。

ただ王宮跡は完全に破壊されており、全く現在ではどのような建物があったか確認できない状態になっています。

このためほとんど見る部分はなく。

そして隣にあるのが3つの塔が印象的なワット・プラ・シー・サンペットです。

ここには171kgもの黄金で作られた仏像を安置した場所とされていますがビルマ軍が破壊・略奪して行ったためにその栄光もいまでは塔が残るだけとなってしまいました。 

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しかし、この塔は比較的きれいに保存されており昔の漆喰がまだ多少見て取れます。

破壊されているので当時の姿を想像するしかできませんが、これだけの巨大な仏塔が白亜に輝いており、その中には黄金で輝く仏像。

何とも素晴らしい風景なのでしょうか。

二度と見ることはできませんが、やっぱり見てみたいものですね。

さてさて、ここにきてつかれてしまいましさ。

日記の書き方もちょっとしか書いてないほど本日は回っているから。

でもようやく最後の2つを回るだけに。

残りはワット・ラーチャブラナとワット・マハータートです。

二つとも王宮の東にそびえる巨大な寺院。

どちらも同じ構造で建てられており、どちらかといえば対になるんではないかと思わせるほど似ています。

ただしラーチャブラナの方が奇麗に残っている感はあります。

中心の塔はまだ装飾が確認できますからね。 

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でも日本人に有名なのはマハータートの方です。

というのもここはたぶんアユタヤの中でいちばん有名な木の中に仏像が埋め込まれている場所があるからです。

ビルマ軍がこのお寺を破壊した時に仏像全部の頭部を破壊していきました。

その仏頭が偶然にも木の成長しているところに乗っかり、そのまま木が生長したために木の中に頭部が取り込まれる結果となった場所です。

偶然が呼んだ奇跡の場所。 

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ここは7年前と変わることなく仏像がほほ笑んでくれているようでした。

それにしても自然の力ってすごい。

これだけの巨大な頭部を地面から十センチ以上は持ち上げてるよ。。

人間でも一人だったら絶対無理な話なのに。

まさに目の前で奇跡を見ている感じになりました。

さてまあ、ようやくアユタヤ観光終了しました。

すっごくつかれたんですが。。

そりゃそうだ。

3日連続世界遺産観光で昨日はまともに寝ていないんだから。

さっそく、列車の切符ととって。。。。。

えっとさ、なぜ2時間後なんだろう。

しかも電車が2時間かかるから到着は夜の9時ぐらいですよ。

これからさらにつかれないといけないとは。

しょうがないんだけどさ。

時間も有り余っていたのでそこら辺の屋台で夕食。

微妙に外れた。。

そして電車に乗ってからは睡眠。

でもカメラが人目につくような場所にしか置けなかったからほとんど寝てない。

寝てたとしても手はカメラを押さえながらなので気を張りながらの睡眠なわけです。

疲れが取れるわけないですよね。

しかもここからが地獄で、駅からカオサンストリートに戻るバスが見つからない。。

お金も使いたくなかったので歩くことを決断。

まあ、45分ぐらいで着いたので良しとしましょうか。。

ふつうはそんなに歩くならトゥクトゥク使いますよね。。。

もう本日は疲れたので明日はゆっくりできたらいいのですが、用事が多い。

適度に頑張るとしましょうか。

さて、明日はどんな日になっていることやら。

まだ明日です。



アユタヤアクセス
バンコク駅からアユタヤまで2時間
バンコク北バスターミナルからもアユタヤ行きあり





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