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 【インドの世界遺産

世界遺産「スンダルバンス国立公園」(1)
2008.01.22
 
2008年1月22日    171日目


様々な動植物が息づく場所

そこは誰も立ち入ることのできなかった水の迷路

それこそ世界最大のデルタ地帯



おはようございます。

本日は早めに起きました。

8時に予約したツアー会社の前に集合と言われていたので。

さっそく荷物をまとめて、出発。

本当はバックパックを預けておきたかったんだけど、昼間までで次の日までは預かってくれないというから。

大きな荷物をしょったままツアー会社へ向かいましたよ。

歩いて20分ぐらいの場所でしょうか。

さすがに25kg強ぐらいの荷物を背負っているので朝一番から疲れてしまいました。

ツアー会社に到着してからはツアーのバスが来るまでひたすら待ち。

結局出発したのが集合時間の45分遅れぐらいでした。

まあ、インドだからしょうがない。

さて、そんなこんなでバスも出発して一路コルカタの東南方向へ移動し始めました。

そうそう、このツアーは高いだけあってサービスがすごくいい。

水も朝食もすべて配ってくれる。

朝8時半出発と言ったら普通朝食くれないですよね。

さらにインドのお茶チャイまで出してくれて。

言うことなし。

本当は自力で行きたかったけど、、、入場許可書が必要でツアーでないと入れないようになっているので。

お金がかかりますがしょうがない。

さて、私はバスですぐに睡眠。

寝るのが特技ですから。

そんなこんなで2時間ぐらいで船着き場へ到着。

船に乗り換えてクルージングです。

船も意外にきれいで満足。

出された食事もおいしくてこれは楽しい旅となりそうです。

そして船に揺られること3時間。

ようやくやってきた場所こそ世界遺産「スンダルバンス国立公園」です。

ここは別名シュンドルボンと呼ばれておりインドの聖なる河ガンジス川とプラマプトラ川の河口付近にできたデルタ地帯です。

二つの川が運んできた土砂はこの河口付近で堆積し徐々に川の中州を形成。

それが長年続くことによって既に数えられないほどの中州を形成したのです。

これにより川は中州によってどんどん流れなくなり横へ逃げ道を求め。

世界最大のデルタ地帯へと変貌を遂げたのです。

この世界最大のデルタ地帯は様々な島が生まれたためにもう水の迷路。

川がいたるところで分岐・合流をしておりまるで不思議な世界へと誘われるかのよう。

迷路の環境が人々の侵入を拒み続け、さまざまな動植物が息づく場所となりました。

特にここに住むベンガルトラは絶滅する可能性が高いと言われ保護区となり、世界遺産へとなったのです。

さてここほんとにすごい。

というか川幅が広い上にいたるところに分岐点がある。

自分がどこを通ってどっちの方角を向いているかさっぱりわからなくなるぐらい。

森はすべてマングローブ。 

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島はすべて湿地であり、歩くのがほとんど不可能そうな過酷なジャングル。

だからこそ人間が入らず動植物の宝庫となったのでしょう。

見渡す限りのジャングルと川。

景色も素晴らしく、自分が別世界へきたという実感をさせてくれるかのようで。

いたるところで姿は見えませんが鳥のさえずりが聞こえます。 

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日本では絶対見れない風景。

それがこのスンダルバンスには保存されているのです。

さて、このツアーはどうやら何回か島の中を見学できるようになっているらしく。

そこに向かって船は進みました。

そしたら何と野生動物に見ることが出来。 

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えっと、すいません。

名前わかりませんでしたが、どうやら鹿の種類らしい。

たくさんの群れが川辺で何かを食べている姿が確認できました。

そしたら今度はクロコダイルに遭遇。 

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このツアーで動物はほとんど見れないということだったのですごく運が良かった。

クロコダイルは寝ているらしくほとんど動きませんでしたが野生のワニを見たのが初めてで。

こんなに大きいのかとびっくりしました。

もちろん凶暴なので船も近づかず。

遠くから見るだけなのですが。

それでもワニの威圧感は伝わってくるようでした。

ホントにスンダルバンスに来てよかったと実感した瞬間です。

さて、船はさらに進みようやく島に降りる場所に到着。

もちろん保護区ですから、入島場所は決まっておりしかも野生動物がその中に入ってこれないように鉄柵で頑丈に囲ってある場所です。

進める場所も限られているので見るところも少ないですが、塔のような場所が作ってあり、その上から自然を遠くまで眺めることができます。

今回はここで動物は見ることができませんでしたが、雄大な自然を見ることが出来。

360°見渡す限りのジャングルと水平線。 

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こんな風景を見たことがなかったので少し感動してしまいましたよ。

あと、ここは湿地の中なので川辺にはいたるところにカニが生息しています。

赤・黄・青など様々ないろのカニがうごめいている姿が確認できます。 

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またムツゴロウも見ることができました。

今まで見た自然をいっぺんにここでは体験できるかの様ですごく感動。

生物に会えるかどうかは運のようですが、自然を満喫し船でのクルージングを楽しみたければぜひ来ることをお勧めしますよ。

そして本日はこれにて一通りの観光が終了して。

夜の停留所へ行くために移動。

ナイトクルージングも素晴らしいものです。

特に本日は満月で月明かりが川に反射してとてもきれい。

壮大な自然の中でみる満月の光。

幻想的でとても素敵な時間を過ごせましたよ。

ただ、食事がすごく遅かった。

8時という遅さで。

いや、5時に軽食を食べたのですがそれが夕食と勘違いをして文句を言っていたのかも。

足りないって。

でも逆に8時に食事になってこんな遅くにこんな量は食えないという感じ。

せめて軽食なくして6時ぐらいに食事にしませんか。。。

夕食も済ませたらやることがなくなり。

だって、船の中で寝泊まりするんだから。

一歩も外に出れません。

お酒もあるわけがなく。

ということで日記を書いて睡眠。

つかれていたらしく、途中で寝てしまいましたが。

では明日もクルージングです。



スンダルバンス(シュンドルボン)アクセス
コルカタのダルハウジー広場東側にある西ベンガル州政府ツーリズム(通称WBTDC)でツアーを組む。
週2~3便ほどあり。
それ以外の方法は州政府の許可証が必要となるので難しい。





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