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 【インドの世界遺産

世界遺産「ブッダガヤの大菩提寺」
2008.02.01
 
2008年2月1日    181日目


世界三大宗教の一つ「仏教」

その聖地がここにある

ブッダが悟りを開いた菩提樹が。


本当は夜明け前に起きて、早朝から回ろうかと思ったけど。

断念。

やっぱり朝は弱いね。

といっても8時には起きて観光を始めたんだけど。

朝起きてすぐに朝食。

ここに来てからは一つのレストランしか行ってません。

あまり食にこだわりがないのでほかのお店にチャレンジするということをしないんですよね。

さて朝食も済んだところで向かった場所こそ。

世界遺産「ブッダガヤの大菩提寺」です。

ここは世界でも有名な場所。

仏教の聖地の一つです。

仏教には4つの聖地がありそれぞれが仏教の祖ブッダの歩んだ道にあります。

ブッダが生まれたルンビニー、初めて説法を行ったサールナート、天に召された場所クシナガラ、そしてこの悟りを開いた場所ブッダガヤです。

特にブッタガヤはこの聖地の中でも重要とされている場所。

ブッダが世俗の欲と闘う為に修行をつづけ、このブッダガヤの菩提樹の下で悟りを得た重要な場所なのです。

言わばここが仏教の始まりの地。

ここから世界三大宗教の一つが始まったのです。

その後5~6世紀ごろにここに寺院が建設されるようになり、一度破壊されたが19世紀に再建されました。

当時のグプタ朝時代の仏教建築を鮮明に残しており、仏教美術の中でも最も繁栄した文化を克明に伝えているのです。

もちろん菩提樹の子孫とされる木も残されており、まさしく仏教最大の聖地と呼ぶにふさわしい場所となっています。

仏教美術を克明に伝えている場所や仏教の信仰の場所としてブッダガヤは世界遺産に登録されました。

さてまずは入場料をってここ入場料払わなくていいみたい。

その代りカメラの持ち込み代金は取るみたいですが。

そして大菩提寺へと足を踏み入れました。 

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、、何かいる。

なんだこの重圧感。

霊感とか全くない私ですが、何かを感じます。

実は世界遺産をめぐってから何回かこのような状態になったことが。

日本でいうと延暦寺とか沖縄の玉陵とか。

世界でいうとドイツのアーヘン大聖堂とかポーランドのアウシュヴィッツとか。

歴史でもホントに重要だった場所でそれを感じるみたいです。

中国では一切感じなかったんだけどな。

でもこの感覚が来るとより凄みを増して見えてくるので見ていてとても楽しいです。

さて、正面からは一本の塔が空を向いてそびえており、その周りには様々な装飾。 

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いたるところに仏像が配置されていて。

そびえたつ塔には不思議な文様が施されており見ている者を引きつけます。

本当はこれレンガ造りで外側を漆喰で装飾されているって気が付きませんよね。

頂上部分だけは金色で。

あたかもこの地にどっしりと根付くような塔の雰囲気をかもしだしています。

見るからにすべての者をひきつける建物。 

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こんな建築が存在することがすごいとしか言いようがない。

ホントにこの地にきてよかったと思える瞬間です。

そして建物の周りには様々な人々が祈りをささげています。 

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皆仏教ですが国籍は様々で祈り方も様々。

日本・韓国・中国・タイ・インド・ミャンマー・チベットなどなどの人たちがこの塔に向かって一生懸命祈っているのです。

すべては悟りを開くために。

ブッタが見た世界を見るために。

自分の中の幸せを見つけるために。

毎日彼らはここで祈りをささげているのです。

また、もう一つ祈りをささげている場所がありました。

それこそ菩提樹の子孫です。 

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塔の後ろには一本の木が生えておりそれに向かって熱心に祈りをささげています。

ブッダがこの下で悟りを開き、彼らもその境地を見出すためにここで祈っているのです。

ホントに宗教というものは素晴らしい。

一人の人の思想がこれほどまでに民衆に浸透して信仰へとつなげるのですから。

キリスト、モハメッド、ブッダ。

彼らはどんな世界を見てそれを伝えたのでしょうか。

それは信仰の厚い信者しかわからないのかもしれないですね。

日本のほとんどは無宗教なので(実際には仏教ですが)わかりかねます。

あ、言い忘れましたがこの大菩提寺の中に入るには靴は厳禁で基本裸足か靴下です。

朝一番に行ったために裸足だと冷たくて辛い。

床が大理石なので余計にひんやりして困るよ。

でもそれにも負けずにみんなは熱心に祈っている姿を見ると何とも素晴らしい風景に見えてきます。

私一人が浮いているそんな感じ。

私は皆の祈りが皆の幸福になることを祈るだけです。

塔の中には一体の金色で装飾された仏像が安置されています。 

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これにもみな祈りをささげていて。

世紀を越えても変わらぬ風景。

その一部だけでも垣間見ることができて本当に良かった。

塔の周辺と内部を見終わった後は、皆とともに塔を時計回りで回ることに。

大菩提寺ではみな塔を中心にして外側を時計回りに回っています。

なぜだかは私も知らないのですが。

マニ車も確か同じ方向だったような。

ともかく私もそれに参加して祈ることとしました。

かれこれ何周したのかさっぱり忘れるぐらい祈ったよ。

やっぱりみんなと同じことをしてみて少しでもその文化に触れることが旅の楽しさでもありますしね。

さてさてこれで観光は終了。

実は、ここそんなに広くないので普通の人だったら1時間以内に観光終了してしまうから。

私はかれこれ3時間以上いたでしょうか。

また夕方以降に戻ってくる予定ですが。

で、続いて向かった場所は日本寺。

このブッダガヤには聖地として様々な国の寺院が建立されています。

もちろん日本も例外ではなく。

日本のお寺と仏像が建てられていました。

なぜここに向かったかというと。

この中に図書館があって、日本の本が読めるって聞いたから。

なぜか少しですがマンガも置いてあって。

あと1週間遅れぐらいの日本の新聞もあって。

久々にゆったりとした時間を過ごせました。

日本にいる時のストレス解消法って図書館に行くことだったから。

ストレスが少しは取れた感じ。

というか旅自体が自分のやりたいことだからストレスなんてないんだけどさ。

結局夕方まで居座ってしまった。

なんか久々に日本に帰ったそんな感じがしてすごく良かったですよ。

さてその後はちょっと早めの夕食を取り。

すぐに大菩提寺に戻りました。

夕焼けの姿と夜景の姿を写真に収めたくて。

夕焼けに染まる塔を眺めながらまったりするのも楽しいじゃないですか。

周りには人々がお経を唱えている中ですけどね。

しかもそれは日が落ちた漆黒の闇の中でも続けられて。

えっと、すでに夜の8時を過ぎてもまだ祈っている人たちがいるよ。

いったい何時まで祈るか気になりましたが、私が限界で。

ライトアップされた大菩提寺を見てから帰りました。

このライトアップがまた幻想的で見る者を魅了してしまう。 

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2時間も大菩提寺を眺めてしまいました。

だから8時になってしまったんだけどね。 

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写真でぜひ見て行ってくださいな。

さてその後は宿に戻り。

写真の整理と日記を書いていました。

明日は移動だけ。

インドの移動はつらいから大変だよ。

でもコルカタに戻るだけなので。

宿探しもそれほど困らないでしょう。

ではまた明日。



ブッダガヤアクセス
コルカタ・デリー・アーグラからGAYAまで列車で。
GAYAからはオートリクシャでブッダガヤまで
インド人は嘘つきなので高いお金を吹っかけてきますが10ルピーでいけます。
パトナーからはホテルツーリストバンガローの裏にあるBSTDCのバスでブッタガヤに直接これます





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