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 【スリランカの世界遺産

世界遺産「聖地キャンディ」(1)
2008.02.12
 
2008年2月12日    192日目


体調が悪化した。

でも午後からよくなったので。

スリランカ仏教総本山の仏歯寺へ


ん。

お腹が痛いので目覚めた。

おいおい、体調悪化だよ。

何が原因かさっぱりわからない。

トイレに行ってから再び睡眠。

でも今度は宿の人に起こされた。

何で6時半に紅茶のサービスがあるんだよ。

そんな時間に起きるの辛いって言うの。

で、再び睡眠。

本日の予定としては朝からキャンディの街を観光する予定でしたが。

体調不良により断念。

ホントに痛い。

お腹だけが。

ゲリになっていないのにお腹だけ痛いってどういう現象だよ。

このためずっと寝てました。

午前中はほとんど睡眠。

いい加減治ってくれ。

スリランカは飛行機の関係で終了日が決まっているので体調不良で観光できないという事態は避けなければ。

スリランカに入国してから3日間ずっとお腹が痛いので何が原因か考えていました。

最初は水が原因かとも思ったのですが、調子のいい時に飲んでみてもお腹が痛くならないし。

原因がさっぱりわからない。。

で、悩みに悩んだ挙句一つの結論に。

お酒か?

微妙に時間帯が違うのですが大体ビールを飲んでから3~4時間後に調子悪くなっているような。

昼間調子がいいのは夜にお酒飲むわけで。

昨日は夜遅くにビールを飲んだために朝に響いているわけか。

お酒で体調壊すって聞いたことないけど。

というかもうそれしか共通点が見つからん。

本日から禁酒をして体調が悪くならなければスリランカではお酒を飲まない決断をします。

あ~、お酒も趣味ですがそれ以上に世界遺産の方が趣味なのでお酒を飲むのを禁止するしかないかもですね。

さて、そんなことを悩みながら再び睡眠。

結局起きたのは午後2時ぐらいです。

ここでようやく調子が元に戻り。

ってっか、こんな痛くなったりよくなったりを繰り返すのは初めてです。

朝食も昼食もとっていなかったのでともかく街へ出てみることに。

もしかしたら悪いものでも食べたのかとも思ったので体調がよくなるまでもう一つの決断。

ちゃんと衛生管理された場所の食事しか食べないことにしました。

要するにファーストフード限定って感じです。

幸いキャンディにはケンタッキーがあるので昼食はそこで食べることにしました。

体調良くなるといいんですが。

さて、なんとか観光できるぐらいの体調まで回復したので。

世界遺産「聖地キャンディ」の観光を開始いたしました。

このキャンディはスリランカの心のよりどころとされ、過去にはシンハラ朝の王都があった場所です。

なぜここがスリランカにとって重要な場所になったのかは仏教と深いかかわりがあります。

まず、スリランカは国民の7割が仏教徒であり、仏教を国教としている国です。

さらにこのキャンディのダラダーマーリガーワ寺院にはブッダの仏歯が保管されている場所。

スリランカの島を統治した王たちはこの仏歯を守り続け、それを持つことが権力の証となって行ったのです。

仏教徒であるスリランカ人は仏の一部分である歯を拝め、同時にこの歯を保存してある場所を聖地として崇めるようになったのです。

シンハラ朝は1592年にこのキャンディに首都を移してから、仏歯もこの場所に移動してきたためにそこから様々な寺院がキャンディに建てられるようになりました。

もちろん仏歯をおさめたダラダーマーリガーワ寺院を中心に、周辺十数キロの位置にたくさんの寺院が建立されております。

こうしてスリランカの仏教聖地としてキャンディは世界遺産に登録されました。

さて最初に向かったのはキャンディ国立博物館。

本当は行く予定はなかったのですが、スリランカの遺跡周遊券になぜかここだけ含まれていたので。

行かないのももったいなかったので行ってみました。

、、、わかりにくい所にあるものです。

この国立博物館にはシンハラ朝の王が使用した服や生活用品、武器などが展示されています。

その中でもひときわ目を引いたのは王の王冠。

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すべてが金色に輝き、見る者をひれ伏せさせるには十分な代物。

王はこれをかぶって使者とかと謁見したのでしょう。

それにしても昔の武器なんかも見れて良かった。

銃とか砲台とかいまだにその姿を見るとどのように戦争していたのか想像できるようでした。

さて、そして聖地キャンディの中心「ダラダーマーリガーワ寺院」へ。

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本当にスリランカ最大の聖地のためにここに入るには厳重なチェックがある。

銃を持っている人たちからボディーチェック。

しかも2回。

仏教の寺院のために靴を脱ぎ、脱帽というスタイル。

スリランカの仏教は敬虔な宗教のようです。

日本の仏教の質とはどことなく違う感じがありますね。

ただ、日本でも本当の聖地はたぶん雰囲気も何もかもが違いますが。

靴を脱いでから、寺院に向かうと突然白亜の建物が出現します。

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これこそがダラダーマーリガーワ寺院。

一番手前には八角形の建物があり、その後ろに様々な建物が見えます。

正面から見るだけでも何やら威圧感を感じてくるのは気のせいでしょうか。

スリランカは青い空と濃い緑の森だらけなのでこの寺院の白は何か特異的な色に感じてしまいます。

その白は漆喰で作られており、様々な模様がこの寺院をより引き立てている感じもありました。

さて、中に入るといきなり仏歯が保管されている建物が見えてきます。

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3階建てで2階部分が仏歯の安置場所。

だた、厳重に保管してあるので一般人は見ることができません。

その手前の扉までです。

でも、その2階部分の扉の前に行くと正直驚く光景が待っています。

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スリランカ人がこの場所で必死に祈っている姿が。

扉の前には蓮の花が供えてあり、何ともかぐわしい香りが漂っています。

その中で一人一人が小声ですがお経を唱えており。

今まで見た中でも特異的な感じがしてびっくりです。

私も数分ですが一緒に拝んでみることにしました。

彼らはかなりの長い間目をつぶり手を合わせ必死に拝んでいます。

私たち日本人では絶対見ることができない光景。

スリランカ人はほんとにブッダを崇め、仏教に帰依しているのです。

さて、その後は寺院の中にある博物館へ。

どうやら入場料取る人がいるらしいのですが、その時チケット売り場に誰もいなかったので。

無料で入ってしまいました。

こっちの博物館には寺院に保管されていた仏教関連の物を見ることが出来。

それ以外にも硬貨とか装飾品も置いてあってなかなか見ごたえがありましたね。

ただ、意外にせまい。

というか寺院自体そんなに大きくないの1時間もあれば観光が終了してしまいます。

私はなぜでしょうか3時間ぐらいいたと思いますが。

あたりはもう暗く。

って、何か始った。

あわてて地●の歩き方を見てみると、仏歯が安置されている建物の扉を日に3回あけるらしく、今日の最後に扉をあける時間になっていたようです。

もちろん扉の前でスタンバイ。

最初は1階で音楽が流れはじめ、さまざまな人が中に入っていきました。

続いて2階部分の扉があき、遠くに見える黄金に輝く仏塔が。

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この仏塔こそ仏歯が安置されている場所なのです。

私たちは扉の前に立ち一瞬だけ拝むことが許されます。

もちろん寄付程度のお金が必要ですが。

扉の前で写真撮るのは不可能だったので扉からだいぶ離れた場所で写真を撮りました。

が、人が多すぎであんまりきれいに取れないのですが。

しょうがありませんよね。

そして、なぜかこの時間帯だけ見れる場所が増えて。

仏像が安置されている場所がほとんど解放されていました。

私は3時間以上ここにいてほんとにラッキーだったようです。

実はもうこのときあたりはだいぶ暗くなっていたので、観光を終了することにしました。
もちろん帰りがけにはライトアップされていたので写真を撮りながら。

昼とは違った幻想的な雰囲気がそこにはあります。

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ぜひぜひ、昼と夜と2つの顔を見ることをお勧めしますよ。

観光が終了してから夕食を取り、インターネットをして。

すぐに寝ました。

明日こそ、体調がよくなっていますように。



キャンディアクセス
スリランカ・コロンボから直通のバスがある。
空港やニゴンボからも直通のバスあり




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