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 【インドの世界遺産

世界遺産「ハンピの都市遺跡」(2)
2008.03.07
 
2008年3月7日    216日目


様々な建物が乱立する

それはいろんな文化を踏襲した建物

ヒンドゥーやイスラムの装飾も混在する。


おはようございます。

最近朝に弱くなっている気がする。

きっとインドだからだと思うのだが。

結局起きたのは7時ぐらいだったけど、何となく宿にいたら8時半を過ぎていた。

その後も朝食を取り、自転車を借りたりしていたら9時になってしまったよ。

本当はもう少し早く観光を開始する予定だったのに。

これがインド時間ってやつか。

のんびり回ればいいかという気になってしまうのですよ。

さて早速自転車をこいで、昨日行った王宮地区に行きました。

ひとつだけ入場料を払う場所があって、かなり離れた場所との共通券でしかも当日のみ有効というなんと変なチケットのために。

昨日そこ場所に入ったらきっともう一つの場所は行けないことになりそうだったので。

あと、地●の歩き方には金曜日無料という文字が。

本日はちょうど金曜日だったので浮かれていきましたさ。

そしたら何とチケットが必要だと言われて。

いきなりテンション下がりました。

入場料に5ドルもはらないといけないんだから、それだけでも気がめいるっていうの。

インドも中国と同じで世界遺産の入場料が異様に高い。

保護に使ってくれるならもちろん出しますけどね。

ホントに保護に使われているかどうか怪しいので、異様にムカつくのでしょう。

さて最初に向かった場所ロータス・マハルです。

ヒンドゥーとイスラムの文化が融合されている美しい建物。

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確かに見た瞬間にそのレリーフや回廊に目を奪われました。

言葉にはならないのですがどことなく惹きこまれる感じがあります。

ロータスと呼ぶぐらいですから蓮の花をモチーフとしてあり。

回廊の上部もまるで蓮の花のような形をしています。

彫刻もかなり細かく、ヒンドゥーではなくイスラム独特の幾何学模様が施されている点も注目です。

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他とは違った雰囲気のためにびっくりです。

でもさっぱりこの建物の目的がわからない。

何に使用したのか。

階段部分以外には一切の壁がなくて住居ではなく、集会場のような雰囲気です。

不思議な建物でしたね。

さてその裏手にはエレファント・ステイブルという建物があります。

さっそくそちらに向かい眺めてみると。

長細い建物があり、装飾もされておらず、何しろ建物の中には何もない。

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ただの空洞が広がっている。

さてこの建物はいったい何に使ったのだろうかと思ってしまいました。

どうやらここは象の飼育場所だったようで。

って、それだけでこんな巨大な建築を建てたのですか。

やることなすことこの王国はすごすぎる。

だから簡素に作ってあったのか。

でも十頭ぐらいの象を飼育していたことがここからうかがえます。

象って飼育するの大変なんですよね。

一日に膨大な量の餌を必要としますし。

王国の繁栄ぶりがここでも見えてくるようでした。

さて、これにて王宮地区の観光は終了。

一路北側の遺跡を観光することに。

ここから約8kmのサイクリングで。

やっぱり広すぎるよ。

そして向かった場所がヴィッタラ寺院です。

ここはハンピ一彫刻が素晴らしいとされている場所。

しかもそれがしっかりと残されている点です。

ヴィッタラ寺院に到着するとすぐに今まで見た寺院の中でも最大ということがわかりました。

というのも敷地内に入る門があまりにも大きくて。

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遠くからでもその姿が確認できたからです。

門は崩れているところが多く、彫刻を見ることができませんがそれでもその存在感が抜群でした。

ヴィッタラ寺院の中に入るとまず中央に巨大な寺院があります。

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寺院の構造はハンピにある寺院と全く同じで正面に数十本の支柱がある広間があり、その奥にリンガを置くというスタイル。

特にすごいのがこの屋根を支える支柱。

一本一本に緻密な彫刻が施されています。

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それはあまりにも細かく、まるで今にでも動きだしそうな予感。

すべての彫刻のデザインが違い、何かの出来事を表している感じです。

きっとヒンドゥーの神話などが書き込まれているのではないでしょうか。

また周りにある建物も同様に彫刻が彫られており。

どこを見ても彫刻の嵐。

ハンピはまさしく彫刻の都といってもいいぐらいです。

こうしてヴィッタラ寺院の見た後は、ハンピに流れる川の反対側に行ってきました。

Anegond遺跡と呼ばれて情報がほとんどなかったのですが、行けば何とかなると思い。

まずは自転車で船着き場へ。

えっとですね。

これ船というより細い木で編まれた籠のようなもの。

底にシートをかぶせて浮かばせているのですが。

何とそこにバイク3台を乗せるという荒技の船でした。

沈みそうで怖いです。

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もちろん手漕ぎで少しずつ水が入り込んできているので水をかき出す人もいて。

頼むから対岸へついてくれという思いでいっぱいでした。

対岸へ到着してからはさっそく観光。

が、一向に寺院が見つからない。

人に聞きながら何とか到着。

でもハンピの遺跡に比べて小さくて見ごたえが足りない。

数個の寺院を回ったのですが、これならハンピをよりよく見たほうがいいかと思ったのですぐにハンピの街に戻りました。

まあ、またあの船に乗ったのですが。

ハンピ側に戻ってからは一路カマーラプラム村へ。

そこで遅めの昼食をとって、いったん休憩。

休憩が終了してからはガネーシャ寺院へ行ってきました。

この遺跡はハンピからだいぶ遠くにあるためにほとんど観光客がいない。

それでいて結構寺院が大きめなので見ごたえがあります。

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やはりハンピにある寺院はほとんどが同じ構造の同じ形をしています。

違いは規模ぐらいでしょうか。

ここは比較的良好に残っているためにきれいな状態で見ることができます。

なんといっても人がいないのが一番の好条件です。

観光客だらけのハンピに飽きたらガネーシャ寺院まで行くことをお勧めします。

さて、本日は遠くにある寺院だけを眺めたのですがちょっと時間が余ったのでハンピ村に近い丘の上に行ってまいりました。

ハンピ村には巨大な寺院が残っているのですが、それを高いだから見ることができるのです。

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その周辺の遺跡は逆光だったということもあり明日の朝に周るとして。

高台からはハンピの村と寺院をずっと眺めていました。

夕暮れにたたずむ寺院は何とも幻想的な雰囲気へと変えているようでした。

南インドを制覇した王国の王都・ハンピ

本日だけでもどれほどすごい王国だったかうかがえました。

何しろ広いし、寺院はたくさんありすべてに緻密な彫刻が施されており。

ヒンドゥー教のすごさを垣間見ることができてとてもよかったです。

さてこうしてハンピ村に戻り。

次の移動のためのチケットを取ることにしました。

次はゴアに向かう予定ですが、なんとバス代がすごく高かった。

ちょっと悩みました。

まあ、寝台バスで宿代が浮きますし、快適な移動ができるならしょうがないか。

このためチケットを予約。

宿に戻りシャワーです。

それにしてもここは停電が多すぎ。

シャワーを浴びている間に停電があったときはびっくりしました。

その後は夕食を食べ。

日記を書いて睡眠です。

明日もハンピ観光。

ハンピ広すぎです。




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