2008年3月27日 236日目
インドの鉄道
そこにインドの人たちの営みが凝縮する
自由席は楽しいものでした
眠い。
起きたのは4時です。
5時発のジャンシィ行きのバスに乗らなければいけなかったので。
昨日バススタンドで聞いた時には5時半でしたが、地●の歩き方には5時と。
このためどちらでも間に合うように4時45分ぐらいに到着するように宿を後にしました。
バススタンドに着くとすぐにジャンシィ行きのバスが見つかり。
時間を聞いてみると5時。
あれ、昨日バススタンドで聞いた時間と違うよ。
これだからインド人って嘘つきって言われるんだよ。
バスに乗ってからはすぐに出発。
私はすぐに深い眠りへと誘われました。
4時間しか寝てなければしょうがないですよね。
気がついた時にはだいぶ進んでおり。
はじめは疎らだった乗客も満員へとなっていました。
やっぱり人の乗り降りのために泊まる回数が多い。
特にMP州に来てからは悩まされっぱなしでした。
それも今日で終わると思うと、なんだかさみしいものです。
特に今日のバスは、朝一番で人がいなかったことと、半分は寝ていたためにイライラすることもなく進み。
行きに5時間半かかったのですが、今回は4時間45分でジャンシィに到着。
さっそくバススタンドからリクシャを使って駅へ移動。
すぐに列車のチケットを買ってホームで列車を待っていました。
予定より2時間も早く着いたので次の目的地のアーグラーには早く到着するかなと淡い期待がありました。
しかしそれはほんとに淡い期待でした。
なんと列車が待てども待てども来ない。
確か10時半や11時20分ジャンシィ発の列車があったはずではと思っていたのですが。
どうやらすべての列車が遅れているみたいで。
結局12時過ぎても一本の列車も来ませんでした。
ようやく12時20分に一本の列車が到着して。
私はあわてて列車に乗り込みました。
というのもとった列車が自由席で早めに乗らないと座席どころか列車にすら乗れないというインド特有の列車システムで。
我先にと列車に乗り込みました。
私は4番手ぐらいに乗ったのですが、前から乗っていた乗客ですでに席はなく。
立つことを覚悟しましたよ。
でも優しい人がいて、私の座るスペースを空けてくれました。
まあ、4人席を7人で座るという荒技ですがね。
ゆったりと座るということはインドの自由席では不可能に近いのです。
なぜならば荷台にすら人が座っていますからね。
まるで戦時中の日本かと思うぐらい。
体が背もたれまで到達できずかなり無理な体勢で移動を余儀なくされました。
特に私はバックパックという重い荷物があるのでほかの人より不利なのは分かっていますが。
さて、列車に乗っているとチケットの検印が。
私はチケットを買っていてすんなり終わったのですが。
これが無賃乗車の人間がわんさか出てくる。
特に私の座っていたところでも一人出てきて、特に私が席を詰めて座ったほしいと言ったら無視して座り続けた人だったので。
お前、お金払っていないのに席も譲らないのか。
などと心の中でつっこんでしまいました。
しかも警官にわいろのようなお金を出して懇願していたのは言うまでもありません。
次の駅でごっそりと降ろされていました。
それにしても私の乗っていた車両は4名ぐらいだったのですが、ほかの車両はかなり多かったらしく何と腕にひもを巻きつけられて奴隷のように行進している姿が。
あまりにも滑稽で、笑ってしまいました。
毎回チケットの確認が来ないために無賃乗車が横行しているようです。
確かにこっちの金銭感覚では列車代も高いものですから。
200kmで70ルピー(200円)ぐらい。
こっちの一日の給料が100ルピーぐらいらしいですから相当高いですよね。
こんな高さでも列車は満席というのがすごいところですが。
検印が終ったあとはひたすら移動でした。
もちろん駅に着くたびにたくさんの人が降りて、そしてたくさんの人が乗り。
すし詰め状態で移動です。
その中には子供を抱えて移動しており、私のバックパックに興味を持ったのか、ずっとそれをいじっていました。
まあ、いじられるのはいいのですが、途中からバックパックのカバーを舐めはじめ。
まてまて、おれのバックパックは7か月移動しているために相当汚いぞ。
まずいから舐めるのをやめろと体を引きはがし、ダメという表情をすると。
それに興味をもったらしいのかひたすら舐めようとしてそして私の行動を待っていました。
こうなるとめんどくさい。
一向に止める気がないので、なめられても無視です。
親はそんな姿を見ていても何とも言わないのがすごい。
インドの教育ってまともな躾をしないのではと疑ってしまいます。
私はしきりにこれがインドなんだと実感させられていました。
さて、こうして目的地アーグラーに到着して。
、、、、降りるのにも一苦労だった。
なんといっても降りる人よりも乗ってくる人の方がいち早く列車に乗り込み。
それがぶつかり一向にその場から動けない。
大きな声を出して乗ってくる人を下におろし、ようやく降りることができた。
せめて、、、せめて列車のマナーぐらいはあってもらいたものです。
アーグラーに到着してからはすぐに宿探し。
皆はタージ・マハル周辺の宿を探すらしいのですが、私は次の移動のために駅かバススタンドの周辺の宿に決めようと思っていました。
駅から20分ぐらい歩き、バススタンドの宿を覗いて。
あれ、地●の歩き方より料金が値上がりしているよ。
でも部屋はいい感じで、今回はシングルを取りたかったのでここに決めました。
さてここからが私の交渉術。
もともと50ルピー下げていたのでこれ以上下げられないと断られていたのですが。
何泊するのかと聞かれたので4泊する予定だったけど、2泊か3泊と答えました。
こう答えると高いから違う宿に移動するかもよって意味なのですが。
宿の人はそれに気がついたらしく3泊なら25ルピー安くするよと言ってくれました。
私は勝ったよ。
さて宿も決まったので、移動の疲労もあり宿でゆっくり。
日記を書いて、本を読んだり。
夕食も宿のレストランでことを済ませました。
その後は永遠日記を。
実はカジュラーホーでは日本人と一緒に泊まっていたので全然日記が書けなかったんだよね。
全部とはいいませんが、かなり片付けることができました。
さて明日はタージ・マハルを観光しようと意気込んでいたら、地●の歩き方には金曜定休って。
あれ、休みなのか。
このため違う世界遺産を見に行ってきます。
アーグラーには4つの世界遺産がまとめてあるので見るのには便利ですので。
というわけでまた明日。