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 【ネパールの世界遺産

世界遺産「カトマンズの谷」(2)
2008.04.22
 
2008年4月22日    262日目


カトマンズ盆地に広がる王宮群

そのうちの一つパタンにたたずむ広場

独特の雰囲気を醸し出す空間


あれ、起きたら9時半だった。

本当は朝から観光する予定だったけどやめにしました。

ということで宿で時間が来るのを待ち。

10時半に出発しました。

向かった先はバングラディッシュ大使館。

昨日ビザの発券の手続きをしたのでその引き取りです。

バングラディッシュ大使館に到着してからさっそく受付へ。

ビザが発給されているのを確認してパスポートを受け取りました。

しかしここで一つの問題が

なんとお金が返ってこないではないですか。

なぜお金が返ってこないのかと問いただすとエージェンシーと答えられた。

要するに代理人料金。

えっと、意味わからん。

ここは大使館だよ。

大使館で何で代理人料金が必要なんだよ。

文句を言い続けていて、ではどうやったらお金は戻ってくるのかと聞くと。

ビザの発券をキャンセルすればいいと言われた。

もちろんバングラビザは暇つぶしのためにとったのだけなので行く予定もない。

さっそくビザのキャンセルです。

でもこれっていろいろ不思議なのです。

代理人料金だとするとビザ発給がされた段階でお金がかかるわけで。

キャンセルしたところで手間をかけているために普通はお金が返ってこない。

だまされたのかと思いましたが、ビザのキャンセルによりちゃんとお金が戻ってきて。

私的には何の損もしていないよ。

かなりの無駄になっていますが。

あとで旅行会社の人に聞いたら、やはりバングラビザはお金がかからないようで。

今までそんな話聞いたことないって言ってました。

もちろんお金払った人がその後戻ってくるなんてことも。

キャンセルしたからお金が戻ってくる。

変なシステムです。

まあ、バングラビザが失効してもパスポートには判子がしっかり残っていますから私的には問題がないですけどね。

さてこんなやり取りをした後は一路旅行代理店へ。

成都行きのチケットの発券です。

と思ったら、まだ発券できていない様子だったので夕方また行くことに。

このため昼食をとった後は一度宿に戻り。

ゆっくりしたところで世界遺産に向かいました。

本日行ったのはカトマンズの谷のパタン王宮群です。

パタンの王宮はカトマンズの中心地から南へ約4kmの所にあります。

13世紀にこの地をおさめたマッラ朝時代の王宮で、その当時の様式を今に伝える場所。

当時は美の都ラリトプルと呼ばれ、さまざまな装飾や仏教彫刻が広場を彩ったのです。

マッラ朝の技術の高さを表す場所でもあるのです。

カトマンズからはバスに乗りパタンまで。

パタンのバスターミナルからは歩いて5分。

細い路地を歩いて行くと急に視界が開けた広場へと到着します。

この場所がパタン王宮。

一目見ただけでもここが美の都と呼ばれた理由がわかった気が。

カトマンズの王宮群とは違い広場には一直線に寺院が配置されています。 

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広場の向かい側には王宮がそびえているのです。

寺院もかなり大きく、ほとんどがピラミッド型の土台の上に日本でいう2重の塔が設置してある形で。

広場自体はその寺院と王宮の色で赤茶色の空間が広がっているのです。

しかも寺院の中には特殊な寺院もあり。

見た目明らかにインドの建築様式でたてられた寺院があります。

しかもインドのヒンドゥ教建築。 

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よくよく眺めてみる南方型という感じでもあるので、インド南部の文化がネパールまで伝わっているということ。

ネパールはその伝わった文化を自分たちの文化と融合して建設をしたのでしょう。

カトマンズの王宮と比べると規模はだいぶ小さいですが、こちらの方が広場が広く、空がよく見えるという印象でしょうか。

青い空と赤茶色の広場、そして独特の建築。 

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やはりネパールの文化は世界の中でも独特の雰囲気を持っているようです。

それにしてもなぜ同じ場所にこれだけの寺院を建てたのか。

今までたくさんの寺院を見てきましたが、広範囲に広がって寺院群があるところはありましたが、こう一ヶ所に大量の寺院がある姿はなかなか見たことがないです。 

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しかも小さい寺院が大量に。

目の前に王宮もあるので王専用の寺院かとも思いましたが、王専用だったら王宮内に造りますよね。

もしかしたらたくさん作ることによって権力を見せつけたのかもしれませんね。

さて広場を見終わった後は王宮内の見学。

また入場料をはらうのか、、、ネパールの入場料はほかの国に比べてすごく高いので。

いったいこんなにとって何に使っているのやら。

王宮の中は博物館となっており、いろんな装飾品などが見ることができます。

まず王宮に入ると中庭に出ます。

この中心には白い寺院が安置されており、周りは王宮の回廊となっています。

回廊には木の部分と石の部分があり、木の部分には緻密な彫刻が施されています。 

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これはカトマンズと全く同じ様式ですね。

にしてもカトマンズとパタンの王宮は200年ぐらいも離れていて王朝も違うので少しは違った様式であってもいいのですが。

ほとんど同じ感じがします。

まあ、規模でいうと後でできたカトマンズの王宮の方が広いですけどね。

ひとつカトマンズの王宮と違った点は庭園があったことでしょうか。

王宮の奥に小さいですが庭園があり、花が咲き乱れていました。

花を見ると心が和みますね。

王宮の中にはこの周辺で見つかった仏像は神像などが展示してあり。

やはり仏教とヒンドゥ教それぞれの装飾などがありました。

すべては黄金色で。

ライトに照らされて眩い光を放っていました。

特にヒンドゥ教の像は人の表情や体のラインをきれいに描く装飾で。 

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女性の顔の表情が特に何を伝えているのかわかる感じです。

やっぱりインド・ネパールは同じ文化なんだなと実感してしまいました。

さて王宮を見終わると、、、すでに見るところはなく。

もうちょっと寺院を見ていようかなと思いましたが、、、とある事情で。

まあ、何と言いますか広場への入場料払わないで入場できてしまって。

というかどこにチケット売り場があるかさっぱりわからなかった。

係員も全くいなかったし。

王宮を見終わった後係員にチケット持っているかと聞かれて、どこで買うのかと聞いたら指差されてその方向に向かったのですが結局わからず。

、、、このまま帰ったら入場料払わずに済むんでない。

ということで宿に戻ってきましたよ。

荷物を置いて、その後は旅行代理店へ。

中国成都行きのチケットをもらう為に。

どうやら、ちゃんと座席が取れたとのことで紙切れ一枚もらいました。

海外に行かない人たちにはわからないと思いますが、現在格安航空券になると紙一枚が航空券の代わりになるのです。

基本的にはインターネットでとったチケットなんですが。

旅行会社も、個人でもネットアクセスによりチケットを取りそのあとの印刷画面をコピーして持っていけば当日航空券になるのです。

要するに紙一枚なくしたら飛行機に乗れなくなるわけで。

厳重に保管しなければ。

こうしてすべての準備がそろったので後はネパールの残りの世界遺産を回るだけ。

後は2ヶ所。

出発まで1週間あるのでじっくりと回るとしましょうか。

で、夜は夕食を食べた後、何とずっと停電をしていて。

気がついたら寝ていました。

ろうそくの明かりだけだと眠くなってしまうのですよね。

では明日は何しようかな。



パタンアクセス
ロイヤルパレスから南へ徒歩15分ぐらいにあるラトナパークにあるバス乗り場からパタン行きのマイクロバスが出ている。
車掌にパタンで降ろしてもらうように言っておくこと。





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