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 【ネパールの世界遺産

世界遺産「カトマンズの谷」(3)
2008.04.27
 
2008年4月27日    267日目


カトマンズにそびえる五重の塔

それは小高い丘の上に建てられておりカトマンズが一望できた

カトマンズに繁栄した王宮の跡


普通の目覚め。

やはりカトマンズは涼しくていいね。

快適に寝れるから。

寝苦しいとか途中で目が覚めるとかないので。

カトマンズに長期滞在になるのはこういう理由かもしれません。

さて早速起きて昨日の夜に買っておいたパンを食べて。

さっそく出発です。

カトマンズのオールド・バスパークへと歩いていき。

一つのバスに乗り込み、到着を待っていました。

向かった場所こそ、世界遺産「カトマンズの谷」のバクタプル王宮群です。

15世紀にこの地を治めたマッラ朝の三王都の一つ。

小高い丘の上に建てられており、カトマンズ盆地を一望できる場所に建設されました。

建築は当時の物がそのまま保存されており、マッラ朝の建築様式やその技術の高さをそのまま伝えています。

また、バクタプルにはネパールの五重の塔が建設されておりその姿からネパール建築の白眉といわれるほど。

この街には中世ネパールの姿が保存されているのです。

さてようやく車掌にバスから降ろされて。

って、ここどこだよ。

周りには古い建物が見当たらないんですが。

周辺の人にようやく道を聞いて歩いて向かうことにしました。

そして15分ぐらい歩いたでしょうか、丘の頂上に差し掛かった時にいきなり大きな広場が。

しかもそこにはネパールでも有数の高い建物がそびえているのではないですか。

これこそ五重の塔ニャタポラ寺院です。 

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ピラミッド状の土台の上に木造の五重の塔が建設されています。

塔へ登る土台には数種類の神が彫刻されており。

この塔へ登る者を見張っているかのよう。

ネパールは石造彫刻にも長けていたという証でもあります。

五重の塔はいたるところに彫刻が施されており。 

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カトマンズを見守るようにそびえています。

この五重の塔の姿を見ると日本とネパールは同じ文化であったことが伝わってきます。

建築様式がほとんど同じなので。

日本の五重の塔はピラミッド状の土台の上には建っていませんがね。

ほとんどがヒンドゥ教の寺院で仏教ではないのですが、建築様式は全く同じ。

不思議な感じがします。

ネパールには仏教とヒンドゥ教が融合した文化があるので可能となったのでしょうね。

それにしても寺院の中には入れませんが、土台の上に登るだけでも景色が奇麗。

遠くにはカトマンズを囲む山々が。

そして下には中世そのままの姿を残す広場があります。 

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特に隣にある寺院を上から眺めるという素晴らしい風景です。

さてこの広場を見終わった後は違う場所へと移動。

というのも、このバクタプルは丘の上に散らばって寺院が建設されており。

他のパタンやカトマンズの王宮のように一ヶ所に集中していないんです。

このため結構歩きますよ。

街はいまだにレンガなどで作られており、昔の姿そのままという感じ。

一部新しい建物もありますが、中世の建物に住んでいる人たちもいて未だに街の雰囲気は変わっていません。

ネパールの古き良き街並みを見るならバクタプルに行くことをお勧めします。

それにしても、町の至るところに寺院が存在し。  alt=""title=""



人々はそれに向かって祈りをささげています。

広場も4ヶ所以上あり、それぞれ周辺には巨大な建築が建設されています。 

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中央に石柱が建っているところもあり、人々の憩いの場所になっているところもあったり。

ネパールのいろんな一面を見れる博物館のような場所です。

その中でもやはり王宮のある広場は一味違った。

もちろん建物の大きさもそうですが、王宮の建物にはこと細かい彫刻が施されており、特に窓枠は緻密に彫られ見ているものが王の権力を知るようになっています。 

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目の前には多種多様な建築で作られた寺院が建てられており。

レンガ造り、石造り、木造造りと一つ一つ違った寺院が広場に点在しているのです。

これは正直驚きです。

普通は、同じ場所にある建築であるならば大体似たような建築となるのですが。

ここではまったく違った寺院が点在する。

中国とインドという違った2つの文化の挟間にある国だからこそこのような風景になったのかもしれません。

もちろん王宮の門もまた違った雰囲気があり。

すべてが黄金色で来たものをまるで威圧するかのような荘厳な雰囲気を持っています。 

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ホントに空の下にある博物館に来たという印象ですよ。

どこを歩いていてもいろんな発見がある。

ホントにバクタプルとは面白い場所だということが実感しました。

ネパールには文化の混在した証がいたる所にあります。

ぜひ、一度カトマンズにきて混在した文化を眺めてはいかがでしょうか。

さて、それにしても。。。

入場料払わずに入ってきたけど、結局帰る時もどこで入場払うかわからなかった。

おかげで一円も払っていないんですが。

バクタプルは10ドル払わなければいけないのですが、、、。

ま、ラッキーということで。

ホントにいったいどこにチケット売り場があったんだろう?

そしてそのままカトマンズのタメルへ戻り。

お世話になった旅行会社の人と話していました。

私が仕入れた中国ビザの状況を話したら驚いていましたよ。

それもそのはず、カトマンズから中国飛ぶ人多いですからね。

中国ビザを申請するために香港に飛ぶ人が結構いるらしいのです。

でもそれもオリンピックまでは香港に飛んでもビザが申請できないという事態に発展しているために。

香港に飛んでもそこで立ち往生してしまうでしょう。

中国、やることが半端ない。

さて、話が終わったところで宿に戻り。

シャワーを浴びて夕食へ。

いつも食べているチベット料理です。

私はこのチベット料理が大好き。

ホントはチベット行きたかったけど。

今回はあきらめるしかないようです。

さて明日はネパール最後の日。

いろんな準備をして、明後日に備える日になります。



バクタプルアクセス
カトマンズのオールドバスパークもしくはラトナパークから出発しているバスの中にバクタプル行きがあり。
車掌にバクタプルと確認して乗ること。
バクタプルが終点の場合と、途中で降ろされる場合があるので注意





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