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 【中国の世界遺産

世界遺産「秦の始皇帝陵と兵馬俑坑」(2)
2008.05.21
 
2008年5月21日    291日目


二度目の兵馬俑

せっかく西安に来たのだからと行ってきました

やはり、秦のスケールは壮大です。



久しぶりの個室だったのでぐっすり。

今までずっとドミトリーだったのもので。

といっても8時には約束があったために7時起き。

個室は本日だけなので荷物をドミトリーへ戻し。

そのまま宿のフロントへ。

昨日会えなかった日本人と宿のフロントで待ち合わせしていたので。

ようやく会えることができました。

皆会えた後、その足で駅へ向かい。

次の移動のチケットを取りに行きました。

次の移動で3人が別々の方向へ行くことになり。

皆それぞれ、目的の列車のチケットを取りました。

私は嘉峪関行きの列車チケットを。

ようやく、嘉峪関に行くことができます。

今度はキャンセルしないぞ。

皆も明日出発のチケットを手に入れたみたいで。

とうとう明日でお別れ。

1人の旅が始まってしまいます。

なんだか一人が当たり前の旅ですが、ここまで一緒だとさみしく感じます。

出会いがあれば別れがある。

あたりまえだけど、いざその日が来てみると。

ともかく本日は一緒なので今日という日を楽しもう。

さてチケットが取れたのですぐに兵馬俑に向かいました。

実は西安の街中にあるように感じますが、西安から東へ40km移動した場所にあります。

このため1時間以上かかる。

前回は暇で寝てしまった移動でしたが、今回はもう一人行く人がいたので短い1時間となりました。

ようやく兵馬俑に到着して、さっそくチケット売り場へ。

チケットを買い、すぐに兵馬俑第1号坑に向かいました。

世界遺産の詳しい説明は2007年12月18日の日記を参照してください。

やはり最初に印象はすごい。 

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2度目なのですが、変わらない印象というのもこの兵馬俑がいかに素晴らしいかの象徴なのではないでしょうか。

辺り一面、人そっくりの人形が大量に並んでいる。 

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それは大量生産されたものではなく、一人一人違った顔を持つ。

皇帝の墓とは反対側を向いており、皇帝の墓を侵略する者から守るために造られたのである。 

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数千年前に国にこれだけの権力があったのがびっくりです。

しかも見つかっている部分はごく一部。

まだまだどれだけ人形が地中に眠っているのか分かっていないのですから。

何度見てもこの光景は信じられない。

中国、スケールが違いすぎです。

さてその後は2号坑へ。

前回西安に来た時には2号坑は修復中で見ることができなかったんだよね。

このため2号坑が見れるとあって楽しみにしていました。

初めて2号坑を見た感想は、兵馬俑は?という印象。 

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そうなんです2号坑にはほとんど兵の人形がいないのです。

では何があるかというと、発掘前の状態が保たれています。

もともと兵馬俑はすべてを土に埋められていたわけでなく。

兵馬俑の周辺に木の溝を作り、上に木で蓋を閉めて土を埋めたという形で作られています。

このため創建当初は兵馬俑は地下の空洞に並べられたという状態でした。

それが長い歳月がたつにつれて、天井が抜け兵馬俑の周りに土がたまり。

埋まっている状態となったのです。 

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2号坑はこの上の木までを発掘した状態でとどめられています。

すなわち、この下にはたくさんの兵馬俑が眠っている可能性が高いのです。

これも1号坑は完全に発掘されているので、2号坑はその手前というだけでも見え方が全然違うので驚きです。

今回ホントに2号坑が見れて良かった。

西安にきてホントよかったです。 

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さて、結局兵馬俑には4時間半ぐらいいたでしょうか。

2回目なのにこんなに入れる自分に驚きです。

すぐさま西安に戻り。

もう一度西安に来たら行こうと思っていた場所があり。

そこに向かうことにしました。

その場所こそ、青龍寺。

実はここ日本で有名なお寺なのです。

青龍寺、ここはあの有名な空海が修行した場所なのです。

空海はこの青龍寺で仏教の真髄である密教を学び帰国。

その後高野山にて真言宗を創立したのでした。

前回は玄奘法師がインドから経典を持ち帰り翻訳した場所に行きましたが。

今回は日本ゆかりの空海が修行した場所に行きたかったのです。

市バスを乗り継いでようやく青龍寺に到着。

さっそく中に入ってみました。

まず出迎えてくれたのはこじんまりとした庭園。

その後ろには小さな楼閣がそびえています。 

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周辺には修行に使ったと思われる建物がたくさんあり。

って、規模小さい。

空海が修行したぐらいですからたくさんの修行者がいて大きい寺院だと思っていましたが。

予想に反して少量の修行者しかいなさそうな寺院。

行ってみて初めて知る事実。

これはちょっとびっくりでした。

それにしても、青龍寺の中に空海の記念碑とか空海の研究した本などが並んでいる部屋とかがあり。 

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空海は日本人しか知らないと思うんだけど。

青龍寺に行った中国人がいったい誰と思うような感じです。

もうちょっとつつましくやればいいと思うのですが。

中国の遺跡なのに空海が前面に出ていてショックでした。

青龍寺観光後、すぐに宿に戻り。

再び日本人と合流です。

今日はみんなでショウロンポウを食べに行きましたよ。

そういえばショウロンポウなんて今まで食べたことなかった。

というか点心自体食べたことなかったよ。

一人だと食べにいかないしね。

一口噛んだ瞬間にあふれんばかりの汁が出てくるショウロンポウ。

すごくおいしい。

もう中国に来てから毎日食事で幸せな気持ちになっています。

中国は食がおいしいので太り気味になるのは否めないですがね。

さて食事が終った後は西安の街の中心部の広場で、お酒を。

本日は成都から西安に向かった組の最後の日なので。

明日から皆違う道を歩んでいきます。

このため最後なので結構遅くまで飲んでいました。

いろんな話をして、いろんなことを聞き。

旅人はほんとに変人が多い。

もちろん私を含めですよ。

このため衝突ももちろんありますが、面白い話もいろいろ聞けます。

たとえば、本日の飲んだメンバーは元レンジャー・チベット好き・走り好き・世界遺産好き。

話が合うとは思えませんが、これが楽しい会話となるのだから旅って不思議です。

楽しい一時を過ごさせていただきました。

これで皆とは最後。

一人は北京へ、一人は平遥へ、一人は西安に、私は嘉峪関へ。

それぞれ旅立ちます。

お別れとなりました。

またこの空の下で出会いましょう。

きっと会うなら日本でしょうね。

さてその後は宿に戻ったら成都で出会った夫妻が西安に来ており。

再び出会いました。

その道、明日お別れなのですが朝食は一緒に食べれるので朝食に一緒に食べる約束をして。

本日は睡眠です。

明日はようやく、目的としていた場所へ移動です。

電車で揺られている一日です。





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