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 【中国旅行記

中国・カシュガル行き夜行列車
2008.05.31
 
2008年5月31日    301日目


ふざけるな。

何が危ないだよ

おかげで髭を剃る時のムースを取られた


ピピピピピ。

目覚ましの音で目を覚まし。

皆が起きないように、部屋を抜け出して。

朝一番からネット。

きっと接続が早いネットの最後となるかも知れないので。

あと日記の更新もね。

当分日記がアップできなくなるかもしれないから。

やり残したことがないくらいやってしまいました。

さて、こうして出発の時間が来てしまい。

パッキングをして、宿を出発です。

向かったのはウルムチ駅

次の目的地カシュガルまでは列車で移動することを選択したので。

途中朝食を食べて。

さっそくウルムチ駅の中へ。

まずは荷物をX線の中に通して。

これは通常の中国の駅と同じで。

ここからがすごかった。

なんと、X線に引っ掛かったらしく、荷物を調べられた。

しかも念入りに。

おいおい、いままで中国でこれほどまでに調べられたことないよ。

もう列車の出発時間迫っているんですけど。

まずは持っていた食料のチェック。

なんと水がガソリンでないかにおいを嗅いでいたよ。

そこまでする必要あるのか。。

しかも食料の確認が終わったら今度はバックパックの中を。

するとある一つ物を取り上げられた。

何かと思ったら、髭剃りのためのムース。

は?

しかもこれはデンジャーだから没収するって言われた。

はあ?

確かに缶の中に圧縮空気入っているけど。

中身ホントにシェービング用ムースだけど。

しかも手にとって見せたけど。

向こうはこれはデンジャーの一点張り。

ふざけんなって言うの。

こんなのでテロなんて起こさないって。

外国人の荷物より、中国人の荷物探せって言うの。

ともかく、もうこれは私が負けるしかない。

たかがムースぐらいやるよ。

ホントになんだこのウルムチ駅は。

新疆ウルグイ自治区に入ってから荷物検査が厳重なんですが。

ここテロの起こる地帯だったか?

それともチベットのように暴動起こされるのを警戒しているのか?

今まで普通に移動出来た中国の列車で、ここにきてこんなに荷物検査があるのが不思議でなりません。

しかもなぜにムースがデンジャーなんだ。

中国人やっぱりおかしいです。

で、私はこんなことがあったためにご機嫌斜め。

というかキレてた。

でも列車の乗り込みが既に始まっていたので、あわてて列車に乗り込み。

??

ここでもまた不思議な光景。

列車が2階建てだよ。

今まで洛陽-西安間の中国でも最も人が乗る区間だけに2階建て列車が走っていましたが。

なぜ、このウルムチ-カシュガルという中国の最大の辺境の地でこの列車?

それだけ人乗る人いるの?

でも一日2便しか走っていないホントに辺境地用列車ですが。

もう意味わからん。

私は寝台だったので、2階建て列車は関係なく。

いつもの寝台でした。

新疆ウルグイ自治区。

ホントに砂漠の中に街が生えているといい、列車も駅も変だし。

もういったい何がしたいんだ。

ぜひ、変な空間を味わいたければ新疆ウルグイ自治区はお勧めですけどね

さて列車は出発して。

すぐに熟睡でっす。

何しろ到着が明日の夜7時ですから。

所要34時間移動です。

やることは景色眺めていることと、寝ること、食事をすること。

しかナッシング。

ともかく、いかに暇をつぶすかにかかっているのです。

ちなみに目が覚めた時には。

まだ午後3時だよ。

なにしろって言うのさ。

ということで景色を眺めていました。

シルクロードの典型的な何もない荒野ですけど。

でも夜に通った場所は標高が高いのか、何と山の上に雪が見える場所が。

シルクロード、恐るべし。

それにしても、この列車のもう一つ変なところ見つけた。

車内販売が一切ないこと。

もし、飲み物を買わずに乗り込んだら大変なことになる。

もちろん車内弁当なんて物が一切なく。

もしかしたらと思って1食多めに買ってきた俺、ほんと正解。

飢えることがなく、快適に列車に乗っていれそうです。

不思議な列車に乗ったものです。

ではもうやることもないのでおやすみなさい。