TOP > ひさほゆうのリアルタイム世界遺産旅行ブログ

カテゴリー
ひさほゆうが独自の視点で世界遺産を解説!
最新コメント

 【パキスタン旅行記

パキスタン・タフティ・バーイ復元報告会
2008.06.15
 
2008年6月15日    316日目


本日は貴重な経験をさせてもらった

パキスタンのお偉いさんたちの中の報告会

世界遺産復元という大事業の



ぐっすり寝れたー。

昨日思い切ってクーラーの付いている部屋に泊まったんだよね。

おかげでぐっすり。

気がついたらすでに10時過ぎていました。

やっぱりクーラー最高です。

早く涼しい場所に行きたいものですね。。

さて起きてからはすぐに日記を書いていました。

かなり貯めてしまったので。

こうも暑いと全く書く気が起きなくなりますし。

でも時間もなかったのであわてて書きましたけど。

次、いつ涼しくなるかはわからなかったので。

書けるだけ書いておきたかったのです。

さてこうして出発の時間が近づきました。

本日はタフティ・バーイで知り合った方に復元の報告会を聞かないかと誘われていたので。

それが夕方のため、イスラマバードで宿を決める必要があったのです。

まずは約束されていた時間に電話をかけました。

「今からイスラマバードに行って宿を探します」

「で、どこに何時頃集合すればいいですか」

と伝えると、宿は捜さずにそのままホテルセレナにきてといわれるではないですか。

セレナホテルに到着したら電話ちょうだいとのことで。

ホテル探し手伝ってくれるのかな?

とか思っていました。

このためすぐにバスに乗りイスラマバードへ。

そこで地●の歩き方を見ているとホテルセレナって、、、パキスタン最高級の宿のことなんだよね。

バックパック持っている私が中入っていいのかな。。。

世界の国賓とかが泊まる宿にうす汚い私が。。。

ともかく、ホテルの前で電話すればいいんだし。

入らなくても済むかなとか思っていました。

そしてバスは順調にイスラマバードへ。

イスラマバードは計画都市とされ碁盤目状に区画整理されているきれいな都市。

が、あまり人がいない印象ですけど。

で、ようやくホテルセレナの前に。

、、、、、、どこにも電話がないよ。。

周りは住宅街で電話の影すらない。。

こうなったら当たって砕けろ。

ホテルセレナの中へ突入です。

まずはピストルを持っている人たちに話かけて。

中に入れてもらい、それからボディーチェック。

ホントに最高級となるとセキュリティも厳重です。

もちろん荷物もX線通して検査。

パキスタンはテロとか多いのでやはりすべて厳重にするのですね。

ようやくフロントに辿り着き。

知り合った方の名前を聞いていたのでその人に連絡してもらいました。

そして部屋番号を教えてもらい、ようやく会うことに成功。

、、、、こんな豪華なホテルに私が入っていいのかな。。 

 alt=""title=""

今まで見てきたホテルとは桁が違う。。

日本でもこんな高価なホテルに泊まったことすらというか入ったことすらないのに。

もうビクビクものです。

知り合った方はTさんといい、日本で生まれた韓国2世の方で。

韓国2世といっても日本人ですからお間違えのないように。

今回、タフティ・バーイの復元の発表のためにこちらに訪れているとのことでした。

で、よくよく話を聞いてみると。

詳しくは言えませんが、日本を代表するE寺とI寺の一番偉い人らしく。

多分この2つの寺を知らない人は日本人では無いというぐらい有名です。

、、、、こんなすごい人だったとは露にも思いませんでした。

しかも、同行している人で一人お坊さんがいたのですが、その人は韓国T宗のトップのお坊さんだそうで。

T宗はこれまた日本でとても有名な宗教

なんてすごい人たちと出会ってしまったのでしょうか。

これもあの時タフティ・バーイに行かなければ、そしてお話をしなければ知り合えてなかったわけで。

きっと運命に導かれたのでしょうね。

もう私はびっくりしっぱなしでした。

その後は時間が来るまで話していました。

で、報告会の時間が近づいてきて、ともかくシャワーに入ったらと勧められたのでシャワーを浴びることに。

いや、風呂に入ることに。

今までの旅の中で湯船に入るのは初めて。

しかもすぐにお湯がたまる。

これほど感動したお風呂も初めてです。

すべてきれいで、ほんとにいいのかという感じでしたね。

さて時間も来たので、報告会の場所へ移動。

その場所もすごかった。

パキスタンの最高級の宿は2つあるのですが、一つはセレナ、もう一つはマリオットというところなのです。

で、報告会場はマリオットホテルでした。 

 alt=""title=""

パキスタンのトップが泊まる所に行く機会なんてないと思っていましたが。

昨日までの自分ではありえない光景なのでほんとびっくりしてます。

こうして報告会が始まり。 

 alt=""title=""

タフティ・バーイの歴史的背景から復元の重要性。

そしてどのように修復をするのかなどを報告されていきました。

正直英語だったのでいまいち内容がわからなかったのですが、世界遺産の復元というのは大変素晴らしいことで。

確かに復元の世界遺産というのもありますが、すべては戦争などによって完全に破壊されたものを寸分たがわず修復した場所であって。

2世紀にたてられた遺跡の復元とか聞いたことがなかったので正直驚きでいっぱいです。

スピーチはパキスタンのユネスコ協会の人や、この復元の資金協力者など様々な方が壇上で話され。

とても有意義な時間となりました。

、、、、一つだけ思ったのはもっと英語を勉強しようということでしたかね。

報告会が終わり、その後は皆さん交流会の形でいろんな方と話されていて。

正直、そこで報告会に来ていたメンバーにびっくり。

パキスタン観光省トップの方、パキスタンのトップの観光企業の社長、パキスタン政府の方などなど。

この人たちってパキスタンのトップの人たちだったのですね。

そんな報告会に参加できただけでもホント感謝です。

さてその後はホテルセレナに戻り。

どうやら私の本日の宿は、ここみたいで。。 

 alt=""title=""

ベットがないから床ですけど、床にはふっくらした絨毯が敷いてありそれだけでもベット代わりになっているのですごく快適です。

どうやら一泊約3万円ぐらいするらしく。

絶対そんな宿に泊まることないと思っていましたが。

これもこの出会いに感謝です。

さてその後は夕食です。

いやはや、私はここで一番の感動をしたのかもしれませんが。

なんと皆さんでワインを持ち込んでおり。

お酒が飲めるということに感動してしまいました。

パキスタンはイスラム教の国ですのでお酒は法律違反になります。

しかし、違う宗教のためにある程度しっかりしたホテルではお酒が飲める仕組みなのですよ。

まあ、基本的にお酒が売っていないので持ち込むしかないのですけどね。

ということで10日ぶりぐらいのお酒です。

人数もいたことなのであまり飲めませんでしたが、それでも久しぶりということで少し酔っ払ってしまいました。

あと、この夕食で韓国の僧侶の方のお話を聞くことが出来。

われわれがなぜタフティ・バーイの復元を支援するのか。

イスラム教の国での仏教寺院の復元ということは宗教の垣根を越えたできことであり、イスラムの人が仏教のことを、仏教の人がイスラムのことに興味を持ってくれることが重要。

いろんな宗教を理解することでお互いのことを思いやり、人類が平和に少しでも近づければという理念で今回の復元を協力した。

という、復元は表向きのことで、本質は世界が平和になることに力を注ぐという素晴らしい考えを聞かせていただきました。

この夕食会は私の考え方が変わったのかもしれません。

私も世界遺産を知ってもらいたい=宗教の垣根を越える=世界平和ということにつながるのだと思います。

確かに世界平和を望んでいますし、何か手伝えることがあればやろうと思っていました。

でも実際に君はもう世界平和の活動をしているのではと諭され、新たな自分を見た気がします。

今回の出会いは私にとって大きな変革になった出来事でした。

たった一日、いえたった一時間違ってタフティ・バーイに行っただけでもこの出会いはなかったのですから。

この出会いにホントに感謝します。

さて夕食会が終ってから、部屋に戻り。

Tさんから新たなる課題をいただきました。

内容は内緒ということで。

あまりにも衝撃な事実を知らされて、それをどう解決したらいいのかという課題ですが。

それはほんとに起こった出来事でほんとにそれを解決しなければいけないので、いろんな意見を聞きたいとのことでこの課題をいただいたのですが。

すごく難しい問題。

結論は絶対でないのですが、とりあえず私は夜にこの考えをまとめることにしました。

まあ、ネットフリーなのでいろんな資料を検索しながらですけど。

とりあえず悩みながら寝るとしますか。

ではでは高級なホテルの中で幸せな眠りにつくとしますか。

おやすみなさい。