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 【パキスタン旅行記

パキスタン-中国・フンジュラーブ峠(2)
2008.06.23
 
2008年6月23日    324日目


標高4700mの辺境の地

そんな中にパキスタンと中国の国境がある

やはりここの景色は雄大です。


眠い。。

朝の4時半起きです。

何でこんな早くにバスが出るんだよ。

5時半出発ですからね。

ということですぐに荷物をまとめて。

宿を無断で出てきました。

だって従業員が起きているわけでもないでしょ。

で、すぐさま大通りへ。

、、、、、。。。。。

・・・・どうしよう。

TAXIが一台もないというか動いている車一台もないよ。。

あと30分で出発するのに。

どうするよ俺。

もうかなりのあわてぶり。

こうなったら動いている車を見つけ次第止めて交渉するしかない。

そんな中一台の車が通りすぎそうになったのですぐに車を止め。

強引に交渉です。

そしたらあっさりとバススタンドまで行ってくれるというではないですか。

ということは料金は高いのかとか思っていましたが。

なんと通常の半額の値段で行ってくれるとのこと。

まあ、TAXIではなく普通の車を捕まえましたからね。

すごくラッキーでした。

こうして5時半には見事にバススタンドに到着。

ホント、車見つけられてよかったよ。

さてそして出発を待っていると。

やはりというか出発時間になっても出発する気配はなく。

パキスタンのバス会社ナトコは出発時間ではなく集合時間を書くみたいです。

ということで30分後にようやくドライバーが来て、ほかの人のチケットを発券していました。

そこで私は一人の日本人と出会いました。

会社を辞めて世界を旅している方。

年齢は私のお父さんぐらいの年齢の方ですが。

その方と話しながらバスは出発し。 

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道中では日本人の方が一人でもいると気分が楽になるものです。

一人だと無言でバスに乗っていなければいけないですからね。

そして少し話した後にお互いに寝ることに。

朝早かったのであまり寝てないのですよ。

気がついたらフンザは通り過ぎており。

でも途中の風景はかなりきれいで。 

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真っ白に染まる山や、氷河など今まで見たことない風景を堪能です。

この辺は来る時にワゴンに押し込まれてしっかり風景を見れなかった場所だったので。

改めて風景を見ることができました。 

ただ、ずっと風景だけ見ていると眠くなるもので。

その後はふたたびの睡眠。

気がついたらパキスタンのイミグレーションに到着していました。

さっそくすべての荷物を降ろして。

課税の品がないかのチェックです。

まあ、名目はこれですが、本当は麻薬を持ちだしていないかをチェックしているのですけど。

こういうのって外国人をしっかり調べるのかと思いきや、私たちは全然調べられず。

代わりに一緒に乗っていた中国人がしっかり調べられてびっくりした。

日本人はすぐに終わったのでこの間を利用して闇両替で両替です。

はじめに聞いた人のレートが意外にも良くてびっくり。

聞いていた率よりだいぶ良かったので。

もう速攻で両替しました。

さてカスタムが終わったあとは出国手続きです。

まあ、期間内に出国したかの確認だけであっさりと出国スタンプをもらい。

皆すぐにバスに乗り込みました。

そしてバスはひたすら山登りへ。

標高は3000mから4000mへと昇っていき。

富士山より高いところへと到達しました。

そしてさらに高度を上げて、車は山の合間をさらに登っていき。

周りの山はすべて白銀の山だけに。 

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こうして中国とパキスタンの国境へやってまいりました。

ここは標高4700mのフンジュラーブ峠。 

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周りにはまだ雪の跡が残っています。

普段では体験できない自然がここには残っているのです。 

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そして、峠を越えるとそこは中国。

すぐに、中国の検問が待っていました。

で、なぜかこんな標高のところで荷物検査が始まります。

もう少し標高落ちたタシュクルガンでやったらいいのにと思うぐらい、気温も相当低いし、空気は薄いし。

でも、ここですべての荷物を降ろして検査です。

前から情報でここのイミグレーションの検査はほんとにすべてを調べられると聞いていたので。

かなり覚悟していました。

もちろん、写真やデータもすべて見られるという話で。

このために、パキスタンでかなりパソコンのデータを整理したんですよね。

が、思ったよりも厳しくなかった。

いや、今までの国境の中で一番調べられたのですが。

パソコンは開いただけで、電源は付けず。

荷物は詳しく調べられたのですが、あまりにも荷物が多かったので途中でめんどくさくなったらしく。

お前はもういいよって言われてしまった。

いいのかそんなんで。

でもやはり書籍関連は全部見られた。

あと、カメラに残っていた写真すべてね。

40枚ぐらいしか残っていなかったのでそんなには時間がかかりませんでしたが。

数百枚ある人はどうするんでしょうね。

全部見ると思いますが。

というわけで覚悟してきた荷物検査ですが、第一段階はすぐに終了です。

でも中国人の荷物検査はすべて調べていてビックリした。

なんと靴底に針を刺して中に何も入れてないかまで確認していた。

外国人より中国人の方が危ないもの持ち込む危険があるのですかね。

でも、その後が大変だった。

何がって寒さが。

私たちの荷物が終わった後は今度は車のチェック。

車の中に密輸している物があるかないかの確認です。

その間約30分間外にほったらかしにされているのです。

標高4500m、見渡す限りの絶景なのはいいのですが。

今まで半そでですごしてきたんだよ。

いきなり長そででしかも2枚も着こまないと凍えて死にそうなんですが。

これほどの環境変化に陥ったことは初めてです。

ようやくバスに乗れた時にはほっとした。

そしてバスはようやく出発。

私はほとんどを睡眠。

ようやく中国・タシュクルガンにあるイミグレーションに到着した時には5時。

ここで本格的な荷物検査があるのかとちょっと憂鬱になりました。

が、何と荷物ほとんど調べられなかった。

書籍関係は全部見たんだけどね。

何のために。。

その中で中学英語という本を持っていたからお前は先生か?って聞かれたけど、それで勉強しているんだって答えました。

社会主義だから言論の自由がないために書籍の類とか厳しいんでしょうね。

あと一つ面白かったのがなんとX線の検査があった。

荷物にX線は普通ではと思いますが、なんと人間に。

体の中に何か埋め込んでないかとか、飲みこんだりしていないかの確認です。

でもあれって人体に影響あるんじゃ。。。

やらないと入国できないのでやりましたけど。

というかやっている段階でいったい何をしているのかさっぱりわかりませんでしたけど。

部屋を出る時に出ているモニター画面を見てX線だったということに気が付きました。

そこまでするか。

まあ特に悪いことはしていないので中国入国完了です。

なんだか厳しいですが聞いていたほど厳しくなかったので拍子ぬけしてしまいました。

あれだけパソコンのデータを整理したのに。。

その苦労のかいもなかった。。

さてこうしてタシュクルガンという街に到着したのですが、ここで夕食後バスはカシュガルに向けて出発する予定でした。

しかし、私と一緒にいた日本人の方がこのタシュクルガンで一泊するとのことで。

私はもうカシュガルの料金まで払っていたのでそのままカシュガルに行く予定でしたが。

その方が、一緒に残らないと説得されて。

しかもタシュクルガンからカシュガルまでのバス代を払ってくれるとの言っていただいたので。

旅は一人よりも二人の方が楽しいので。

お言葉に甘えて、タシュクルガンで一泊することにしました。

どのみち、カシュガルには深夜に到着して、次の日に出発することなんて不可能なので。

次の日にカシュガルに到着して、明後日にウルムチに向かえばいいか。

ということで、まずは宿を探す前に夕食。

もちろん最初に注文したのはビール!!

パキスタンは禁酒の国なので今までお酒が飲めなかったんだよね。

ということで久しぶりのお酒を堪能させていただきました。

お酒ってこんなにおいしいものだったんですね。

改めて実感いたしました。

さてその後は宿にチェックイン。

2人なので個室で比較的安い部屋を見つけることができました。

そして夜はその方といろいろ語り合い。

何しろ私のお父さんと同じぐらいの年齢の方で。

社会では管理職としても活躍されていたみたいです。

そんな方とじっくり話す機会なんてないですからね。

旅ならではのことです。

が、少々頭痛がします。

やはりこれは高山病なのかも。

というわけで早めに寝ましょうかね。

明日はカシュガルに向けて出発です。