2008年7月2日 333日目
初めての元ロシア圏の国
思った以上に物価が高くてびっくり
おかげで初の野宿でした。
ぐっすり寝れたわけではないですが。
気がついたら国境の街のバスターミナルに到着していた。
現在朝の6時。
まあ、こんな時間では国境は開いてないので。
ひたすら待ちです。
だったら、出発時間をもっと遅くしてもいいと思うんだが。
特にやることもなかったし、いつ出発するかもわからなかったのでずっと寝ていましたけどね。
ようやく2時間後の8時に出発。
、、、と思いきや、国境の手前で再び停止。
走った時間5分も満たないよ。。
すべてのカザフスタン行きのバスが止まっているためにまだ国境が開いてなく、また待ちかなと思っていました。
外は大きなショッピングセンターみたいのがたくさんありましたが、いつ出発するかもわからないのに出歩けない。
少し歩いたら運転手からバスに戻れとか言われるし。
再び寝ることにしました。
よく寝れるな、俺。
で、、、なぜか2時間後の10時にようやく国境へ。
なぜこれほど待たされるのか。。
いじめに近いよこれは。。
ようやく中国側のイミグレーションで出国審査。
あっさりと出国終了です。
というわけで、今度はバスの出国審査が終わるまで待っていました。
今回は一切寝れないので、やることもなくただ待ち。
2時間後の12時にようやくバスが到着。
何でこんなに時間がかかるのよ。。
しかも、バスが到着してから1時間全く出発しなかった。
前に行ったバスはすぐに出発したのに。
私たちのバスはなぜこれほど進まないのかと。。
まあ、その疑問はカザフスタンの国境に到着してからわかった。
カザフスタンの国境までは5分ぐらい到着して、今度はカザフスタンのイミグレーションへ。
国境なのに全く人がいない。。
あ、、お昼休みだったのか?
そうなんですバスで1時間待たされたのはカザフスタン側のイミグレがお昼休みだったからみたいで。
これだから社会主義は。。
でもびっくりするぐらい入国は楽だった。
しかも日本のパスポートってすごい。
日本のパスポートを見せたらお前はジャポネかといわれ、何と入国審査で並んでいる人たちの一番前に割り込ませてくれた。
、、、別にならんでもいいのに。。
ともかくこの優しさには感謝です。
こうしてあっさりと入国審査は終了しました。
そして再びまた待ち。
今度もバスの入国審査待ちですけど。
待っていると突然私のバックパックを持ってくるおじさんがいて。
、、、あれ?
車に乗せていたのになぜ。
と思ったら、どうやらカザフスタンの入国の際には荷物を持って入国審査をしなければいけないようで。
バスに置いては行けないみたいです。
、、、あっれ?
皆が荷物を持たないのを確認して入国審査受けたのだけどな。
ともかくありがとうございますとか言いかけたその瞬間。
なんとお金を請求してきやがった。
しかもごく少量だったらいいのですが、1000円も。
ふざっけんな、なぜそんな金額がだせるんだ。
たった20mぐらい運んだだけだろ!
ということでここは下手に出たら負けなので強気で交渉。
もちろん勝ちましたよ!
まあ、俺はカザフスタンのお金は持っていないんだとか中国元も持っていないんだとかうそばっかり言ってましたけどね。
ようやくあきらめてくれました。
実際にはどっちのお金も持ってましたけど。
で、、、何とバス出発までに3時間も待たされた。
すでに夕方の4時なんですけど。
本日国境の街に到着してからカザフスタンの国境に行くまでに10時間もかかるってどういう計算だよ。
たった2kmも進んでいないのに。。
これほど疲れる国境も初めてでした。。
さて出発寸前にウルムチで一緒に食事を食べた日本人と遭遇。
まあ、この日に国境を越えるのは分かっていたのですが、まさか会えるとは思っていなかったので。
聞くところによると同じアルマトゥ行きのバスに乗っているとのこと。
ふむふむ、それならアルマトゥのバスターミナルで待っていますと話しました。
少し話したらすぐにバスが出発しそうだったのであわてて乗り込み。
ようやくバスはカザフスタンのアルマトゥに向けて出発。
途中、夕食のために食事する場所で停車。
しかし、私はここでカザフスタンの真の姿を見た。
それは物価。
びっくりするぐらい高い。。
串に刺さった羊の肉が200テンゲ(約200円)、肉まん300テンゲ(約300円)。
、、、、食べれない。。
中国だったら、どちらも50円以内で食べれるのに。。
まさかシルクロードの辺境の地でこれほど物価が高いとは思っていませんでした。
水も1L100円するなんて。
辛すぎる。。
おかげで食事は取らず、中国で買ったパンとか食べていました。
覚悟を決めるしかないですね。
さてバスは再び出発してようやくアルマトゥに到着。
現在夜の11時。。
こんな時間から宿もそうですが、国境で日本人の人と合流する約束をしていたので。
ともかく、自分が降りた場所でひたすらその人が到着するのを待っていました。
1時間待ち、2時間待ち。。
あれ、来ない。。
もしかして、アルマトゥでも違うバスターミナルに降りたのか??
ともかく来ないのでもう会える予感がしない。
現在夜の1時ですからね。。
、、、や、宿探しどうしようか。。
とりあえず、バスターミナルにある宿を確認してみると。。
4000テンゲ(4000円)。。。。。
俺、現在3000テンゲしか持ってないんですけど。
国境で両替はしていたのですが、これほど物価が高いと思っていなかったから。
3000テンゲで2日は持つだろうと思っていた俺が甘かった。
この国ほんとに物価が高くて。。
こんな時間ですからすでにお金を下ろす場所もなく。。
はい、野宿することにしましょうか。
ともかくバスターミナルを1周して寝床になるような場所を探し。
暗い場所は人が意外に多くてびっくり。
その割にはバスの発着所は明るいのに人が全くいない。
ここで30分ぐらい座って様子を見ていたのですが、人一人見なかった。
というわけでここで野宿することに。
ちょうど深夜の2時に電気が落ち、漆黒の暗闇に。
ただし寝方は少々窮屈な方法で寝るしかない。
片手に小さなリュックを抱え、もう片手は大きいリュックを抱えて。
荷物に倒れこむような寝方です。
これで荷物盗まれても気がつくだろう。。
あと、すべてワイヤーでつながっているから一気に盗むことは確実に無理でしょうね。
蚊がいないことだけが唯一の救いです。
あと、意外に涼しいことが。
明日はどうしましょうかね。。