TOP > ひさほゆうのリアルタイム世界遺産旅行ブログ

カテゴリー
ひさほゆうが独自の視点で世界遺産を解説!
最新コメント

 【中国の世界遺産

世界遺産「蘇州の園林」(2)
2007.09.02
 
2007年9月2日    29日目 


本日はゆったりと起床のはずが。。

やっぱり寒い。

宿が変わっても欧米人はやっぱりリモコンは欧米人に占領されるのね。





本日は蘇州の観光です。

宿で自転車を借りて蘇州の街へ出発しました。

中国自分が自転車とかに乗ってみて初めてわかるのですが運転が荒い。

韓国よりはまだましなのですが、信号無視が多すぎる。

赤だってのにゆっくりと進んでいっていけるようだったら進む。

自転車でそんなことやっている人もいるのでさすがに怖いです。

そんなこんなでなんとか進みながら最初に向かった場所。

「留園」です。

蘇州の四大名園の一つに挙げられており、さらに中国四大名園の一つにも数えられています。

それだけ中国の中でも代表する庭園がここには残っています。

 alt=""title="" 

最初、明の時代に建てられその後清の時代に改築。

伝統的な清の庭園を今に伝えているのです。

行ってみてすごいの一言。

池が配してあるのですがその場所から見る風景が何とも心に打たれた感じがあります。

どの部分をとってものどかで中国伝統的な雰囲気をかもしだしている。

壁に造られた窓も外の風景を額縁で見せているかのようでとてもきれい。

とくに池にせり出した舞台のような場所から眺める風景が最高です。


 alt=""title=""
ちょうどその後ろで中国伝統的な音楽を流していてすべてが最高でした。

ただしひとつだけ難点。

人が多い。

休日だったのもあったので写真を撮るのも大変でした。

見終わってから思ったのですが意外に小さいかなって。

が、が、帰ろうとしたときに違う道を見つけてそちらに向かってみると。

なんとさっきの5倍の庭園群があるではないですか。

池はないのですが奇岩や丘などを配してありこちらも雰囲気がすごくいい。

盆栽などを鑑賞できるところもあり。

とりあえず、迷子になりました。

帰り道がわからないほどに。

それほどここは広くて一つ一つの庭園がすごく素晴らしいです。

駆け足で眺めても1時間ぐらいは必要な場所でした。

ぜひここは朝一番で行くことをお勧めします。

次に向かった場所は「芸圃」です。

自転車で向かってみたのですがどこを探してもない。

地●の歩き方にのっている場所のはずですが。。

もうわけがわからないので近くの人に聞いてみたらびっくり。

ほんとの裏路地を示されました。

行ってみるとほんとにあった。

これ、何も知らない人が行ったら絶対たどりつけない場所にあるよ。

幅2mもない路地の中ですからね。

中に入ってみるとこれまたびっくり。

こちらは庭園のほとんどが池であり、その周りをまわってみることができるのですが。

何といってもこれだけ複雑な場所にあるため人が全くいないこと。

静かな中庭園を眺めることができる。

鯉の跳ねた音や鳥のさえずり、すべては庭園と溶け込んでいるのです。

規模はほんとに小さいのですが、明代の庭園を顕著に示しているところ。

明の人たちはこのような庭園を眺めて心を落ち着かせていたのですね。

ここは今でも心が落ち着ける場所でした。

回った中で一番のおすすめです。

途中、昼食をとり再び自転車で観光を始めました。

次に向かった場所が「藕園」です。

って、ここもわからない場所にある。

というか、地●の歩き方道理にこれば普通いけるのですが、曲がるところの案内の看板が自動車でふさがれていて通り過ぎたのを気付かなかった。

でも、こんな誰も入らない道でいいのっていう感じもあるのでびっくりした。

こちらも人に聞いてやっと到着することができた。

この藕園は清時代に建てられた建物と庭園で東と西にまったく異なる庭園があることが特徴。

東に池の配した庭園、西には奇岩を配した庭園と中国の庭園が濃縮されてある感じがあります。

 alt=""title=""

どちらかといえば西のほうが見ごたえがあり、奇岩のじっくり眺めるにはすごく良かったです。

それにしてもこんな奇岩をどこで見つけてくるのだろう?

中国っていたるところに奇岩を置くけどそれって長年の風雨によって形成した岩のことであって人工のものではないはず。

それもこんなに使用することができるってことはそれだけ中国大陸が大きいことを示しているんですよね。

日本でもそんなに見たことがないのに。

続いて向かったところは「獅子林」です。

ここは元の時代に作られた庭園。

行ってみてここが一番驚いた。

奇岩、奇石の数々。

 alt=""title=""

それを下にくぐったり、上を通ったりと複雑な迷路を形成している。

特に一番長めのいい場所に行くには全く違う場所から入らないと行けない。

ほんとに到着できる人が少ないためにみんな奇岩の上を乗り越えてショートカットする人が多すぎ。

それぐらい複雑に配しているのです。

しかもその複雑な奇岩を池をはさんで反対側から見れるのがすごく素晴らしいところ。

一面奇岩の群れが感じることができるのです。

これほど素晴らしい場所を明の皇帝が観賞したと言い伝えられています。

ここはさすがに奇岩の配し方に感動しました。

ほんとに複雑です。

自分も一度ショートカットで一番見所の場所まで行って反対に迷路を進んでみたらほんとありえない場所につながっていました。

これって池の反対側だしって感じ。

迷いながら庭園を鑑賞してみるのはいかがでしょうか?

そして本日最後に行った場所は「拙政園」です。

留園と同じで蘇州四大名園にして中国四大名園の一つに数えられています。

明の時代に水をテーマにして作られた庭園。

ここだけ入場料が破格に高いです。

約1000円。

日本だったら絶対入らない料金設定ですが、入ってみるとそれもなっとく。

今までと規模が全然違います。

留園も広いと思ったのですが、それの2倍以上です。

あるけどあるけど端が見えてこない。

しかもそこには常に池が配置されており蓮の花がまた奇麗に咲いていました。

 alt=""title=""

ある場所からは一面池というところもあり、見ごたえ満載。

建物の中にはステンドガラスのように青と透明の配置をしているところがあり、入り込んでくる光がまた何ともきれいです。

さらに通路の中には丸く開けられたところもあり、そこから見る庭園が後ろの風景と壁の向こうの風景とが別世界で違和感がすごくある場所でした。

 alt=""title=""

ずっと眺めていられる場所がここにあります。

見どころはたくさんありすぎて言えない感じが。

どこをとっても絵になるし。

ぜひ高いですが一度眺めてみてはいかがでしょうか?

そんなこんなで日が暮れて、宿に戻りました。

日本人2人と合流し、日本料理屋に食事に。

2人がお昼に行ってすごく良かったと言っていたので。

思っていたほど安かった。

しかも日本と全く同じ味。

ひさしぶりに食べたの泣きそうでした。

しかもすごく量が多かった。

テレビには何とミュージックステーションが流れているし。

食事は日本食、テレビも日本語、喋っている会話も日本語。

いま日本にいると錯覚してしまいました。

ありがとう、大学生の2人。

本日でお別れだったのでさよならをいい、明日朝一番に起きなければいけないのでさっさと寝ました。

また再び会える時を。


下記はすべてレンタルの自転車で行った際のアクセスです。
バスは使用しなかったので。

留園アクセス
人民路から東中市を西へ
ずっとまっすぐ行ったところに大きな門が見えるのでそこをさらにまっすぐ。
次に道路の下を通るのですが、下にくぐらず上の道路から川を渡ってすぐ左に曲がりまっすぐ。
ほどなくして右側に駐車場有。

芸圃アクセス
人民路から東中市を西へ
まっすぐ行ったところに小さな橋があるのでそこを渡ったすぐを左に。
その道をまっすぐ行くと左に曲がる橋が見えたところの5m先を右へ
あとは案内があり。

藕園アクセス
人民路から白塔西路を東へ
突き当りの東園の一つ手前の右に曲がる道に入り、橋を二つ渡り最初の左に曲がる道を曲がると目の前。

獅子林
人民路から白塔西路を東へ。
途中に標識あり。

拙政園
人民路を西北街を東へ。
途中、歩行者天国になっている場所にある。





もしよろしければクリックしてください。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
世界遺産のことを皆に知ってもらう為によろしくお願いします。