中国の歴史は大きく変わった人のお墓
明の初代皇帝「洪武帝」(朱元璋)
モンゴル帝国「元」を滅ぼし、中国で初めて南から中国全土を統一した唯一の皇帝
おはようございます。
現在朝の5時です。
本日は南京に日帰り予定なので朝一番の列車を予約してしまいました。
なので5時半には宿を出発しなければならない。。
と思ったら宿のカギがかかって外に出られない。
101号室にいるとは書いてあるがその場所が一向に判らない。
とりあえず何も書いていない扉をノックしてみると人がいた。
よかった、外に出られた。
バスを乗り継いで駅に到着し、出発時間を待っていて。
それにしても中国の列車の乗り方は日本と韓国とは少し変わっている。
駅の中に入れるのは切符を持った人だけ。
もちろん中に入るには荷物のX線検査がある。
さらにすぐにホームに入れるわけではなく待合室で待たされる。
そして出発の15分前ぐらいにやっとホームに並べる仕組み。
念のため45分前に行っておかないと入るに時間がかかるので要注意。
で、列車を待っていてビックリした。
今回乗る電車って新幹線じゃん。
そりゃあ、一番安い席がないと言われたから一つランクを上げた列車の切符を買いました。
そしたら新幹線!?
しかも200km移動に1000円も払わないぐらいだよ。
それはさすがにびっくりした。
確かに上海-南京間で新幹線が就航しているとは聞いていましたが。
それにしても日本の新幹線と全く同じ形で中の構造も全く同じ。
乗り心地も抜群によかったです。
まったくと言っていいほど揺れがなかったしね。
にしても、中国の新幹線は一般の列車が走る線路を使っていました。
なのでスピードが出せないようです。
最高200kmぐらいしか出ていなかったような。
快適な新幹線の旅も南京で終了。
南京の街に降りてからはバス停を探しました。
地●の歩き方に乗っている世界遺産に行くバスに乗ろうかと思って。
が、南京のバス乗り場がさっぱりわからない。
行く方向は分かっているのでそちらに向かって歩いているとどうやら駅の次のバス停に到着しちゃったみたいです。
でも、地●に乗っているバスが通っていない。
むしろ駅からも通っていない。
さっぱりわからなかったので南京の地図を買うことにしました。
路線図が網羅されて乗っているので。
無事地●に乗っているバスが止まるバス停について遊3番のバスを待っていました。
・・・・・・。。。。。
えっと30分待ったんですけど。
一向に来ないのはなぜ?
もうしびれを切らしたので違うバスで近くまで行って歩くことにしました。
そんなこんなで無事到着することができました。
世界遺産「明・清代の皇帝陵墓」の一つ「明孝陵」です。
この明・清代の皇帝陵墓とは中国のいたるところにあり、特に北京の周辺には数ヶ所残っています。
その名の通り、明の時代と清の時代をおさめた皇帝が眠る場所。
それぞれの皇帝たちは自分たちの墓の前に建物を建てそれを守るように作られています。
宗教的儀式や自分の権力の象徴などをこのお墓で示しているのです。
この南京に残る明孝陵は明の初代皇帝「洪武帝」(朱元璋)のお墓であるのです。
言わばこの人により中国の歴史は大きく変わったのです。
世界最大の帝国と言われたモンゴル帝国「元」を滅ぼし、中国で初めて南から中国全土を統一した唯一の皇帝、それが「洪武帝」なのです。
このため王は住み慣れた南京で葬られたのです。
明の皇帝陵墓の中では最大規模を誇り、参道が1.8kmの長さもある巨大な陵墓。
それだけの規模を建てられる権力が明の洪武帝にはあったことを示しているのです。
まずは入ってみてその参道を見てびっくり。
参道は途中曲りくねってはいますが、参道のところどころに左右対称にいろんな石像が配してあります。
ライオン、象、ラクダなどなど。
しかもおなじ種類の像でも立っているのと座っているのが続けて配置されています。
特に像の石造の巨大さにはびっくりしました。
自分の身長の1.5倍以上の大きさがあり、ここに運びだしてくるだけでも相当な労力なはずです。
しかも左右対称の座っているのと立っているのがあるので合計4体。
作るだけでも一苦労なのにさらに正確に配置されており。
何ともすごい参道です。
動物の後には塔が建っており、そこからは今度は人の石像が配置されている。
武官、文官など人たちが来ている服も当時の官職の服だったんだろうなって創造しながら見てました。
そして参道が終わり、やっと洪武帝が眠るお墓の手前の門が見えました。
見えただけでまだかなり歩くような。
門の前には幅が広い通りがあり、そこから眺める門は壮観です。
門をくぐるとなぜだか亀の石像が。
韓国の王様の墓にも亀の石像があったな。
何か亀は重要な生物で歴史的に伝わったような雰囲気を漂わせていました。
その先にはさらに巨大な門。
こちらの大きさはすごく大きい。
光武帝が眠っている墓は具体的には地下に眠っているので石碑などは一切ありません。
秦の始皇帝のように山のような場所があるだけ。
しかし、ここは誰も入れないように山ごと城壁で囲ってしまうということをやってのけています。
しかもこの城壁そうとう高い。
推定15mはあるかも。
今見ている門はその城壁からお墓の山へと昇るための門でここもやたらと堅固に作ってありました。
門の内側まで入るにかなりの暑さがあるんですけど。
それだけ、この明の洪武帝は素晴らしい人だったのですね。
ちなみにこの門の中にはいても森があるだけで見どころは全くない。
とりあえずは頂上まで行けるけど、行ったところで何もありませんので門の上から眺めるだけでいいと思います。
それにしてもここにきて中国で見たかったものの一つが見れました。
黄色い瓦です。
中国の歴史にとって黄色とは皇帝を示す色なのです。
このため、皇帝のかかわっている場所でないと黄色い瓦って使っちゃいけないんですよ。
唯一の例外として皇帝と同格とされた孔子の廟には使われていますが。
それだけ黄色とは神聖な色なんです。
これが見れただけでも良かった。
ぼーっと眺めているのがとても気持ちがいい色でした。
そして観光が完了すると、時間もまだ余っているので南京の街に出ることにしました。
地図を頼りに地下鉄の駅を目指してみると、、、まだ作っている最中じゃん。
完成していない線路を地図にかくなっつうの。
なのでバスにのり新街口で下車。
もうお昼もだいぶ過ぎていたので昼食にしました。
で、今回は各国で一度は食べているものマックを食べることに。
各国それぞれ微妙に味とかが違うもんなんですよ。
もちろんビックマックはなぜか世界共通語なのでそれを頼むことに。
食べてみてわかったのですが、ストローを自分で取るあたりが韓国と全く一緒。
ポテトの塩味が若干薄いということがわかりました。
それにしてもやっぱりマックはきれいだな。
中国はどこも汚いのにマックにいると落ち着く。
24時間営業しているのが素晴らしい。
ここで寝ちゃだめかな~。。
その後は南京のデパートでテレビを眺めていました。
こう見えても昔プラズマ関連の仕事をしていたもので。
テレビの画像とか見ると善し悪しがわかるのですよ。
それにしてもパナ●●ックさんのプラズマ画像悪すぎ。
日本でこれ売ったら大ブーイングだけどな。
日本で売れなかったのを中国で転用してないか。
動きがざらざらなんですけど。
う~ん、それが戦略なのでしょうか?
で、電車の時間も来たので再び駅に戻り。
帰りも新幹線でした。
何となくお金を使いすぎたと思ったので夕食はコンビニで。
コンビニ弁当が意外にボリュームがあって満足です。
さてさて明日は蘇州の庭園の残りを回ってきたいと思います。
明孝陵アクセス
南京駅から湖側に歩き出しそこから西に続く道路へと歩いて行く。
近くにバス停があるのでそこから西に向かうバスの36番に乗る。
中山門で下車し、北西方向に巨大な門が見えるので徒歩で門をくぐり北側に道が伸びているのでそこをまっすぐ歩くと到着。
近いうちに地下鉄ができるので明故宮下車で西に向かい同様に門が見える。
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