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 【中国の世界遺産

世界遺産「頤和園」
2007.09.11
 
2007年9月11日    38日目


初めて世界遺産見てすごくガッカリしてしまいました。

遺跡はすごく素晴らしかったんだけどね。

詳しくは後ほど。

中国って。。。


本日はゆっくり起きるはずが、、なぜか起きてみるとまだ6時。

最近は早寝早起きが習慣化してきている。

このため、洗濯をして二度寝。

30分寝たところで洗濯物を干して朝食。

カップラーメンをいただきました。

熱湯があるって素晴らしいね。

で、朝食をいただいている間に何と日本語で話しかけてくる人が。

青森から来られた2人がこちらに宿泊していたのです。

行き先を聞いたら故宮とのこと。

実は私は昨日の夜、行き先をこっそりと変更。

頤和園に行くことにしていたのです。

頤和園までは天安門近くのバス停から乗らなければいけないので途中まで行き先が一緒。

天安門まで一緒に行くことにしました。

宿からは地下鉄に乗り3駅行った、前門というところで下車。

天安門は目の前なのでそこで日本人とお別れをしてバス停に向かいました。

地●の歩き方通りにバスに乗り込んで向かいましたが15kmなのに遠い。

バスでなんと1時間半かかりました。

さすがは渋滞都市、北京。

そして到着しました、世界遺産「頤和園」です。

ここは12世紀に建てられた小さな庭園を清の乾隆帝が大規模に拡張した場所。

その後アヘン戦争で荒廃しますが、清の女帝西太后によって豪華に復元された場所です。

西太后はここを夏の離宮として、自分の好きな京劇を観覧するところをたくさん作り財政を悪化させたとも言われています。

いちばん有名なのは海軍の予算を頤和園の復興に流用し、この予算の低下により日清戦争で負けた大きな原因とも言われています。

それだけ西太后はこの頤和園を愛し、夏はずっとここに住んだといわれています。

清の乾隆帝の時代にはここに人造湖である昆明湖を作らせ、その湖の大きさは一周2時間はかかるほど。

西太后の時代には昆明湖の近くにある80mの山の上に巨大な楼閣を建ててしまったのです。

ここは清の王朝にとって風光明媚な場所であり、歴代の皇帝から深い愛情を注がれた場所でもあるのです。

しかし、ついてみてすごくガッカリした。。。

歴代の皇帝が愛した風景が、スモックによりほとんど見えない。

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北京の空気はここまで汚染されています。

わずか数m先を見るにもどことなく白さを感じる。

当然ながら山の上に立つ楼閣なんかはほとんどまっしろ。

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風光明媚な場所が一転、見てもかすんで何が何だかわからない。

もう、北京は観光してもつまらない場所になってしまったのですね。

たぶん、きれいに見えるのは空が澄む冬だけなのでしょう。

これほどまでに世界遺産を見てがっかりしたところは初めてでした。

ということは明日行く故宮も同じ風景になるのか。。

建物はとても素晴らしいし、ここには歴史上とても重要な歴史が残っている場所なだけに環境汚染でその価値が失われるのがすごく悲しかったです。

とりあえず、ここはすごく広い場所なのでともかく観光しなければ。

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にしても、やはり北京市内だけあって人が多すぎる。

いたるところにツアーの観光客が。

午前は頤和園の大まかな場所を特定しながら観光して、午後の人が減った時にじっくりと観光することにしました。

とりあえず、午前はおとなしく。

だって、人だらけで歩くのにもすごい苦労がある。

頤和園の概要とどこから回ろうかを決定してから、ちょっと早めの昼食。

もちろん、食べるところはあるのですが高いのでバス停近くで買ったもので済ませました。

そして本格的に観光。

最初は、頤和園の中にある山に登りました。

池の目の前から建物が建っており、その中に入り徐々に上にあがっていく。

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頂上には楼閣が建っており、ここから見る頤和園の風景は最高です。

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これが、青空と澄んだ空気があればもっと感動が違うと思うのですがね。。

なんてことはさておき、それにしてもこの急な坂によく建てたな。

もちろん西太后は皇帝ですからすべては黄色い瓦で作られています。

金色に反射する瓦と広大な湖のマッチングが素晴らしいです。

乾隆帝が作ったこの昆明湖もすごい広さがあり、頂上からでもその全景が全然わかりません。

改めて清の王朝の素晴らしさを知りました。

それだけの権力をもっていたのですね。

その後は山の裏手にある蘇州街という場所に。

清の乾隆帝が作った場所なのですが、何とここ皇帝の買い物ごっこの場所。

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皇帝は普段庶民の場所で買い物することなんてありませんから、それに興味を持ってもできないんです。

なので、買い物をする場所を自分で作ってしまうというなんというお方。

いろんなことに興味を持っていた皇帝なのですね。

同じ考えを持ったのがマリーアントワネットです。

彼女も農業がやりたいとヴェルサイユ宮殿に村を作ってしまったぐらいですから。

国の上に立つ人は制約も多かったのでしょうね。

そして、昆明湖に戻り、南の橋まで歩きました。

結構ここまでくるに時間がかかるものですね。

このときは夕方近くになっていて風が強くなっていたせいか、スモックがちょっと和らいだ感じがあり。

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このときがチャンスとばかりに写真を撮りまくりました。

結局、少し曇っていたんだけどね。

そんなこんなで頤和園観光を終了しました。

ここはぜひ、スモックがない日を選んできた方がいいです。

そしてバスに乗り込んで、、、帰宅ラッシュにつかまりすごく時間かかってしまいました。

しかも、ついてから宿までの間に食事するところが見つからず。

探すのも疲れたのでマックで終わりにしました。

それにしてもコカコーラは通じるのにスプライトは通じないのはなぜ??

あと、中国のマックは食べた後、紙くずをそのまま席に放置。

それってマックとしてどうなの?

ま、中国には食べた物を片付ける文化がないからね。

その後は宿に戻り、って今日来た人も日本人でした。

一緒にお酒を飲んで、ちょっと電話を借りて日本へ電話しました。

ひさしびりに親の声を聞いた気がします。

どうも電話貸していただいてありがとうございます。

で、で、で、そのあとはなぜかスペイン人につかまりました。

この前日本に行ってきたんだって。

話した内容が全てアニメの話ってどうよ。。

ワンピース、ドラゴンボール、らんま、ドラえもんなど。

挙句の果てにエヴァンゲリオンまで知ってるって、スペインもそんな文化があるのですね。

知らなかったよ。

おかげで日記書くのがすごく遅れた。

明日早いっていうのに。

では、明日は故宮行ってきます。


頤和園アクセス
天安門南の前門から726番のバスに乗り込み終点頤和園下車。
ただし、乗ってから1時間半かかる。





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