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 【中国の世界遺産

世界遺産「北京と瀋陽の故宮」(1)
2007.09.12
 
2007年9月12日    39日目 


広大な広場の中に人工の川、巨大な門をくぐるとさらに巨大な広場,中国最大の木造建築

風水の運気により左右対称で作られている

中国の宮殿建築の真髄がここに残り、さらにかつての宮廷文化を今に残す場所



本日はすごく早く起きました。

というか、目覚めてしまいました。

やはり、夜早く寝て朝早く起きるというのが習慣化したみたいです。

昨日結構飲んだのにね。

まだ、結構時間があったのでインターネットを少々。

それにしてもここの宿のルールがいまだにわからない。

自分のパソコンからインターネットをやっていたら昨日はお金取られていたのに、本日はパソコンは使ってないからいいよって言われた。

いったいどっちなの?

よくわかりません。

ま、何かといろいろやっていたら故宮の開場時間が近づいたのでとりあえず天安門に向かいました。

中国の中でも最も有名な場所「天安門」

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20年前に民主化を求めて学生が暴動をおこし、軍隊によって制圧された場所でもあります。

行ってみてわかったのですが、ただの大きい広場。

正面には故宮につながる門があり、そこに毛沢東の肖像画が掲げられています。

広場の真ん中には毛沢東の遺骨をおさめた場所もあり、左側には中国の国会議事堂も存在する国家のきわめて重要な場所なのですね。

でも、ちょっと人多すぎないかい。

まだ、朝の8時ですよ。

もしかして皆さん全員故宮に向かうのですか?

まだ、開門の30分前ですよ。

とりあえず、毛沢東の肖像画が飾られている門をくぐり故宮の入口まで駆け足で歩いて行きました。

やっぱり人がどんどん多くなっている。

やっと入り口に到着して思ったのですが、チケット売り場にはそんなに人が並んでいない。

じゃあなんでこんな人がいるの?

もしかしてこの人たち全員観光客目当ての売り子さんたち?

いやいや、それにしても多すぎるのでたぶんツアーの人たちも中に紛れ居ているかんじですね。

そして8時30分にチケット売り場が開き、とうとう世界遺産「北京の故宮」に足を踏み入れました。

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ここは自分の中でも最も行ってみたい世界遺産の一つに入る場所です。

中国の王朝「明」「清」はこの故宮を王の居城と定め、約600年にわたり繁栄を繰り返してきた場所。

特に素晴らしいのは明から清に時代が変わる際に明の建物を一切壊さずにそのまま清のものとして使い続けたことにあります。

明の文化がそのまま清の文化の中に取り込まれて保存されたという点がすごく感動します。

かつては紫禁城と呼ばれ、皇帝の政務や生活をすべて行った場所。

このため、入場する門から皇帝に閲覧するところなど、また玉座や眠った場所まですべてここには残されているのです。

特に皇帝が催事をおこなった外朝は広大な広場の中に人工の川、巨大な門をくぐるとさらに巨大な広場がありそこには中国最大の木造建築太和殿がそびえたっています。

皇帝を一目見るだけでも相当大変だったようです。

明の時代は風水の文化があり、風水は左右対称を最もいい運気があるとされており紫禁城も例外なく左右対称で作られています。

中国の宮殿建築の真髄がここに残り、さらにかつての宮廷文化を今に残す場所としてこの故宮は世界遺産に登録されました。

もちろん開門前に行ったのは人がいない間に写真を撮ろうと思って。

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開門と同時に奪取して写真を撮ろうと思いました。

が、が、メインどころ2つが修復中。

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どちらも広場に面している建物だから広場と修復の骨組の写真が合わない。。

頼みますよ、せめてメインは別々に修復してくれないと。

感動が半減してしまいますよ。

どうやら北京オリンピックまでに一生懸命同時修復をしているようです。

このため、皇帝の最も政務で座った太和殿が全く見れない。

ここ皇帝のために中国の中でも最高峰の装飾が施されている場所なんだよね。

見れないのも悲しい。

しかも、太和殿に上る階段まで塞いであるよ。

どのような風景か想像だけしかできないのは悲しい。

ここは修復が終わったら、しかも空気が澄んだ冬に来てやる。

でも、大まかに修復しているのはこの2ヶ所。

故宮の北の方はほとんどがきれいに見ることができました。

特に皇帝が催事を行う際の控えの中和殿・保和殿は皇帝の玉座が残っており、ここに座っていた姿を想像してしまいました。

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控えの間といってもものすごく大きいんですよ。

周りにたくさんの人を従えていたんだなってわかる気がしました。

そして次に皇帝が住んだ内廷向かいました。

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皇帝が政務をおこない、さらに外国使節団との閲兵の場所。

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そして自分の寝室も兼ねているのが内廷です。

こちらもすごく大きい。

もちろん玉座もあるのですが、そのほかにシルクのベットや生活の場所までいろいろあります。

特に内廷の外側には大量の部屋が区分けされていてそれぞれの皇帝が自分の好きなように改造しそこに住んだ跡が残っています。

中には皇帝溥儀が生活した場所やヨーロッパの建築で建てられた場所まであり、さすがにびっくりしました。

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それにしても迷子になりそう。

この場所すごく複雑です。

それにしても広い、広すぎる。

いったいここで使用人含め何人が働いていたんだろう。

北の門から南の門まで歩いて相当あるよ。

確認してみると約1kmあるそうです。

1kmにもわたって建造物の嵐。

中国の皇帝ってホントにものすごい権力をもっていたのですね。

とりあえず一通り駆け足で観光しました。

なんせ人がいない間に写真が撮りたかったので。

メインどころは40分間ぐらいで人がたくさん来るので。

ちょっと外れた場所でも1時間半以内に人が増えてきます。

写真を撮る人はがんばってまわりましょう。

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そんなこんなで疲れてしまいました。

とりあえず、休憩。

朝に買ったクッキーを食べながらこの後どういうルートで観光しようか考えていました。

まだゆっくりとは観光していないので、メインをのんびり観光しようと。

再び外朝に戻り広場を眺めながらゆっくりと歩いていました。

皇帝もここを通ったのでしょうね。

やっぱり改めて見ると大きいな。

こんなに中国ともなるとこれほど大きな広場が必要だったんだと実感してしまいました。

太和殿の階段も腕をあげて背伸びをすればぎりぎりカメラが塀の上を越えて写真を撮ることに成功。

ただし、勘で撮っているので多少のずれが生じていますが。

それにしてもびっくりしたことが。

紫禁城の中にあったスターバックスが無くなっている。

世界遺産の中にスタバがあることが賛否両論になっていましたが行ってみるとたくさんの飲食店があるので別にあってもいいと思っていたのですが、なくなってびっくりしました。

また、その後宝物殿に行ったのですがそこにあった九龍壁にすごく感動。

壁に九体の龍が色とりどりに浮かび上がって描かれているのですがその太陽が反射した色がいろんな輝きを持っており見ていてすごく楽しい。

ここはほんとお勧めなのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

そんなこんなで観光して約6時間。

やっとすべてを見ることができました。

駆け足で見れば3時間もかからないですがね。

ちなみに2万5千歩ほどかかりましたが。

私の場合見るのが特殊ですから約紫禁城2周しているので。

観光が終了したのでその後は紫禁城の北にある景山公園に。

ここはちょっとした山となっていて、山頂から紫禁城を一望できるんです。

しかし、登ってみて気づいた。

一番北側にある門も修復中だってことに。

このため写真のマッチングが。。。。

ちょっとがっくりしてしまいました。

ただ、ここから紫禁城の広大さがはっきりとわかります。

見渡す限り紫禁城。

スモックがかかっているのでよくわからないのですが、相当な大きさがあります。

その紫禁城の姿に圧倒される場所でした。

ちなみにこの山は皇帝が増設したものだそうです。

風水上、建物の北側には山があると良いとされているらしく山を増設って。。

その権力のすごさが改めて感じられました。

こうして景山公園を後にしてその後は北京の繁華街へ。

行ったけれどもデパートだらけで特に見るものがない。

このためさっさと宿に戻ってきてしまいました。

にしても北京っていろいろお金がかかる。

やっぱり首都だからかな~。

夕食食べるところもなかなか見つからない。

今までこんなことなかったよ。。

しかも中国自体で物価が上昇しているため予想以上にお金がかかりそうです。

4か月で30万円用意していたのですが、推定4か月で50万行きそうな感じ。

私の場合世界遺産に何の躊躇もなくお金を払うのでしょうがないのですがね。

にしたってお金かかりすぎですよ。


北京の故宮アクセス。
北京の地下鉄天安門・前門から北へ徒歩。





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