すべては国の繁栄を願って。
それを祭るために作られた祭壇
そしてすべてを風水のもとに作られた場所
本日はゆっくり寝ました。
って気分だったけど結局起きたの6時半ってどういうこと。
しょうがないから、朝インターネットをやって。
やっぱり朝が一番接続スピードがいいんだよね。
メールも送信が早いし、いろいろダウンロードするにも朝が一番いい。
海外から重いファイルをダウンロードするときにはぜひ朝やってみてください。
やっぱりこの宿、朝はお金取られないみたい。
何も請求されないしね。
その後は二度寝。
本日はお昼にチェックアウトをして天壇に向かう予定だったので。
でも結局次に起きたのが10時。
なんか、眠れないよ~。。
年取ったって証拠!?
とりあえず、荷物をパッキング。
特にやることもなかったので、そのままチェックアウトしてしまいました。
フロントに荷物を預かってもらって、とりあえず昼食を食べに。
さて、席に座ろうかなって思ったら目の前には昨日一緒に回った日本人がいるではないですか。
本日は故宮を見に行っているはずでは。。
話を聞くと故宮大部分見終わった時に大雨が降ってきたので戻ってきたとのこと。
確かにざっと見れは半日かかりませんが、私の6時間故宮観光を聞いたら呆れていました。
そりゃそんなに時間かかりませんからね。
その後は日本人と別れて、一路世界遺産「天壇」へ
この天壇は明の時代、五穀豊穣を願って天にお願いするために建てられた祭壇です。
明の永楽帝が国をもっと安定させるために風水を元に建てられた場所。
故宮の南に造営され、また同時に北と西と東に同じ祈りの場所を作りました。
すべては国の繁栄を願って。
この独自の世界観に基づいて建てられ現存する中国最大の祭祀施設として世界遺産に登録されました。
詳しくは世界遺産雑学をご覧ください。
私が入ったのは西門から。
って、先がほとんど見えないほどすごく広いんですけど。
主要部分まで約1.5kmって、、北京の中心部にこれほど大きい公園があるのもびっくりです。
このためてくてくと歩いて行きました。
雨が降りそうなのもすごく気になるけど。
最初に行った場所は天壇の北にある祈年殿です。
この場所は重要な儀式を行った場所。
円形の土台の上に円形の建物が建っています。
ちなみに天壇はすべてを円形によって作られています。
風水では天に祈る場所は円形、地に祈る時は方形が良いとされているためです。
さらに土台の柱も風水上いいとされる9の倍数で作られています。
すべては風水によってきめられたといっても過言ではないのです。
行ってみてこの場所がいかに広い場所に土台と建物が建てられているかわかりました。
まるで青空が見えていたら天に向かっている感じがあります。
やはり天に向かって祈る場所だけあって空には全く邪魔する物もなくすべてが空なのですね。
残念なことにやや霧がかかっていてきれいには見えません。
ここもぜひ冬の青空の中見てみたい場所ですね。
次に向かった場所は皇穹宇という場所。
この場所は祭祀の際に歴代の皇帝の位牌を置いた場所です。
円形の壁に囲まれた中にこれまた円形の建物が建っています。
面白いことにここの建物に上る階段の前で声を発すると声が戻ってくるという現象が起きます。
残念ながら私は確認できなかったのですが、試してみるのも一興かも知れません。
この時にちょっと雨が。。
そんなこともめげずに次の圜丘に向かいました。
ここは先ほどの皇穹宇のすぐ南にあります。
圜丘では祭祀を執り行った場所で、ただ3段の円形の土台があるだけです。
ここで皇帝は天に拝み、そして周りでは中国古来の音楽が流されたとされています。
この場所から、歴代の皇帝は国の発展を願い天に向かいお祈りをしたのですね。
それにしてもこの場所すごく大きいんですけど。
やっぱり皇帝ともなると臣下が多いから全員で祈るとこんな大きさが必要なのかなと思ってしまいました。
たくさんの人々と大音量の音楽、そして見渡す限りの青空。
そんな中祈っていたことを想像するとなんかその時代にタイムスリップした気になりました。
行ってみてわかったのですが、ここも朝早く行ったほうがいいかもです。
人がかなり多かったので。
特にツアー客ね。
紫禁城よりは少ないですが、それ以上に見どころも少ないので一ヶ所に人が集まってしまうのです。
私は閉門間際までいて少しは人は減っていたのですが、それでもやっぱりね。
そんなこんなで天壇も見終わったので一路宿に。
とりあえず、宿に向かう最中に夕食をすまして。
夕食の時にひとつ気がついた。
紅柿って中国語で書いてあって何かと思ったらトマトのことだった。
ちなみに蓋飯ってどんぶりって意味ですので。
こうも長く中国にいると何となくメニューが読めてきてしまう。。
そして宿に到着してからはチェックアウトしているため部屋がないからおとなしく日記を書いていました。
日記の書いている最中、欧米人に話しかけられたと思ったら日本語の書かれたコカコーラを持っていた。
福岡でフランス語を教えていて、休暇で北京に来たんだってさ。
ほんとは沖縄で教えたかったんだけど、沖縄はフランス教師は必要ないって言われたんだって。
ものすごく沖縄の素晴らしさを語っていました。
たしかに沖縄は素晴らしいですね。
あと、日本人はほんとに英語をしゃべらなくてびっくりしていた。
こんな下手な俺の英語をうまいって言ってくれた。
お世辞でもすごくうれしいです。
確かに、同じ宿に泊っている日本人は全く英語をしゃべろうとしない。
欧米人がいると逃げていく。
英語は中学1年生程度の単語さえ知っていればあとは度胸で何とかなるものです。
だって、自分は中学の英語の先生がものすごく嫌いで苦手科目は国語と英語。
英検3級も落ちたくらいですからね。
ほんとに英語が聞き取れないし喋れません。
高校と大学時代の友達によく海外行く気になったねって言われるぐらい成績悪かったですよ。
英語をしゃべるのも勇気です。
それと、周口店一緒に行った日本人と再び会い、一つ頼みごとをしてしまいました。
大変迷惑だったと思うのですが、引き受けてくれました。
たぶんブログを読んでくれていると思うので、ほんとにありがとうございました。
何かは教えられません。。。。
そして、その日本人とお別れしてから再び日記を書いていると今度は北京の頤和園行く時に途中まで一緒に行った日本人2人にお会いしまいた。
あと1時間半後に出発と知らせると飲み会に誘っていただきました。
お二方とも本日が北京最終日で明日の朝の便で戻られる予定だそうです。
宿に近い食事のできる場所に行き、いろいろとお話をさせていただきました。
それにしてもこの食事所で中国はじめての麻婆豆腐をみました。
いままでどこのメニューにもなかったのに。
予想通りからかったですが。
お二人は同じ職場の友達で一人は初海外だったそうです。
だいぶ年が離れて見えましたが。
おごっていただきとてもありがとうございました。
すごく楽しかったです。
それにしても、青森弁を聞き取るのがすごく大変でした。。。
列車の時間が近づいたのでお二人とお別れをして、一路北京駅へ。
酔っ払っていたのでいかに冷静さを保つかがつらいところ。
それにしても北京駅ってもの凄く危険な場所。
気を許すとすぐに盗まれそうです。
というのも、確かに駅に入る時に荷物チェックはあるのですが、切符の確認をせず切符を持ってない人も中に入れます。
さらに、中国全土に出発する巨大駅なのに列車を待つ場所が少ない。
ほとんどの人が立って列車を待っている。
上海駅でもこんな現象なかったのに、ほんと北京駅って危ないです。
気を付けてください。
時間も来て瀋陽行きの列車に乗り込みました。
朝起きたら北海道の稚内ぐらいの位置に移動しているはずです。
では、また。
天壇アクセス
天安門の南、前門から快速1番のバスに乗り込み次のバス停天橋で下車。
そこから西に向かい徒歩2分。
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世界遺産のことを皆に知ってもらう為によろしくお願いします。