はい、表題を見てびっくりしたのではないでしょうか。
現在、北朝鮮からほんの200m離れた場所にいます。
詳しくはこのあとに。
朝、起きたら瀋陽にすごく近い場所でした。
30分後には到着。
さっそく、瀋陽の駅を出てみると全く宿の勧誘がおらず。
これだから大都市ってやつは。。
しかも朝早いのでとりあえず次の目的地の集安までのバスを確認しにいきました。
すると何とあと1時間後に出発するというではないですか。
これは瀋陽の観光を後回しにして先に集安に向かうことにしました。
その方が瀋陽に戻ってきた時に北京行きのチケット取りやすくなるしね。
そしてバスは出発して一路集安へ。
このバス満員なのでとても居心地が悪いです。
ま、寝れば関係ないし。
それにしても途中の休憩所で初めて壁のないトイレを経験した。
中国はトイレに壁がなくて丸見えって言っていたけど今まで見なかったのでなくなったのかと思っていましたがやっぱりあった。
特にきにしないけどね。
それにしても結構な山道なんですけど。
というか道路の舗装がまともにされてないんですけど。
だいぶ昔のカンボジアのバスを思い出しました。
別名ポンピングバス。
天井に頭ぶつけるぐらいバスが跳ね上がっていた。
これもまさしく同じかも。
ただし、一つだけ違うのはカンボジアはスピードを出さなくても跳ねたけど、こちらは段差なんて無視してスピードを上げているため後方が完全に跳ねている。
結局あまり寝れませんでした。
そして5時間後に無事に集安の街に到着。
さっそくしつこい勧誘が。
とりあえず宿も決まってなかったので勧誘の話を聞くことに。
そしたら安い宿知っているから連れてってくれると言ってくれました。
が、その連れてくものが明らかにメーターのないタクシーなんですけど。
ぼったくられ満載。。
今更断れないので向かってみることにしたが、ついた場所はバス停から歩いて2分のところ。
歩いたほうが良かったじゃん。
しかも付いた宿は希望の額に届いていないし。
もちろんものすごく交渉して希望通りの額にしたけどさ。
しかし、ここからが大変。
やっぱり、連れてきた人がチップをよこせと言ってきやがった。
普通は、宿の人から分け前をもらうだろ。
集安はどうやら違うみたい。
向こうのいい値も高かったのでかなり頑張った。
ま、5元ぐらいならゆるしてやる。
紹介料だと思えば安いものさ。
こんなやり取りの後、宿で休憩し明日の観光のための情報を仕入れに。
明後日のバスの時間も調べて、バス停の位置も確認して。
そしたら地●の歩き方の情報が違うことが判明。
あした、強制2.5kmの山登りが必要だってことがわかりました。
タクシーは使ってもいいけど、この町半分以上のタクシーがメーターないんだよ。
半分の確率でぼったくられるのもすごくいやだし。
とりあえず赤いタクシーが危険だってことがわかりました。
そして、世界遺産にも登録されている高句麗の遺跡「国内城跡」へ。
この世界遺産の詳しい情報は明日の日記に書きます。
国内城は一時の高句麗の都として繁栄しましたが現在では崩れた城壁が残っているだけ。
しかも、中国の人たちはその周りにアパートを建ててやがる。
風情も全く感じられない。
柵で区切られていますがその柵には洗濯物が干してあり。
すごい生活感の見える遺跡です。
約2.5kmにもわたり城壁が続いております。
高句麗の都という面影はどこにも残されておらず。
この城壁だけがその姿を知っているのですね。
実は、この城壁から向こう側に見える山って北朝鮮なんですよ。
この集安は中国と北朝鮮との国境にある町なんです。
しかも、国境を分けているのは1本の川だけ。
川の向こう側はもう北朝鮮なんです。
ええ、川の向こう側ってもう100m先ぐらいなんですけど。
韓国からはあんなに厳重に国境を区切っているのに中国側にはほとんど何もないのですね。
これほど近いために北朝鮮の人たちの様子が見えます。
車や自転車に乗っている人たちなど。
家も結構あるってことがわかりました。
にしても北朝鮮の山にほとんど木がない。
全部開墾されている。
ここだけを見る限りではそんなに貧しそうには見えません。
国境だけは見せかけかもしれませんがね。
それにしても入国が全くできない国北朝鮮がこれほど近くにあると恐ろしくなってきます。
一歩でも踏み入れたら二度と日本には帰れない国。
それが目の前に。
この国が国境を開くのはいつのことになるでしょうか。
国境を開けば韓国から中国へと陸路移動が可能になるのですが。
北朝鮮を眺めた後はインターネットと夕食を。
明日は高句麗の都を観光するぞ!!