難攻不落の要塞都市
そこは海に突き出した小さな半島
それを覆う堅固な城壁
朝一番におきましてまずは朝食を食べるためにスーパーへ
パンとハムとチーズを買い。
宿に戻って朝食を食べました。
なんと味気ない食事だ。。。
キッチンがあるから何か作ればいいんでしょうがめんどくさい。。
料理できない人なんで。
まあ、朝食だし。
ということで早速観光、、、の前に両替へ。
T/Cを両替してくれる場所を探しに行きました。。
が、なんと両替に5%のコミッションがとられてしまうといわれてしまい。。
困り果てたので他の銀行を探すことに。
ただ銀行の場所が分からなかったので一度宿に戻り情報集め。
すると新市街にたくさん銀行があるとのことでトラムを乗り継いで新市街に向かいました。
そしてさっそく銀行へ。
が、どの銀行もT/Cは両替していないらしく。
他の銀行を紹介されるがどこも両替していない。
20店舗ぐらい回っていい加減諦めた。
もうキャッシュカードでお金下ろします。
T/Cが使えない国って。。。
先進国に入りそうなんだからつかえてもいいのに。
こうしてお金も下ろしたので早速世界遺産「イスタンブールの歴史地区」を見て回ることにしました。
歴史上強国2つの首都であったイスタンブール。
その名はビザンティウム、コンスタンティノープル、イスタンブールと国が変わるときに名前を変えていきました。
しかし1800年の間に変わった国はたった2回
ローマ帝国とオスマン帝国
ローマ帝国は国を分割する際に東ローマ帝国の首都をこのコンスタンティノープルにし、名をビザンツ帝国と変え1000年もの間君臨し続けました。
そしてそのビザンツ帝国を滅ぼしたオスマン帝国は再びこの名を変えたイスタンブールに700年もの間首都として繁栄を続けたのです。
それは第一次世界大戦がはじまるまで。
こうしてイスタンブールには長年繁栄し続けた遺跡が残っています。
ビザンツ帝国を支えたギリシャ正教会の総本山アヤソフィア
オスマン帝国の繁栄の絶頂の宮殿トプカプ宮殿やブルーモスク
そんな二大宗教の首都であったイスタンブールはそれぞれの最高傑作である遺跡が残り、また軍事的にも他国からの城壁の見本になった経緯があるため世界遺産に登録されました。
このためイスタンブールには様々な遺跡が残ります。
この中でも本日見に行ったのはテオドシウス城壁
イスタンブールを1700年もの間戦火から守った城壁です。
イスタンブールは世界的にも珍しい地形となっておりヨーロッパ側は小さな半島
その半島を付け根を城壁で囲みさらに半島にも城壁で囲めば完全なる要塞都市へと変貌したのです。
さらに注目するべきは半島の北側は非常に小さな湾になっておりその湾を閉鎖することによって北側からの侵略を防いだのです。
ただし半島の付け根から一番の攻撃が予想されるためにより堅固な城壁を作ることが求められた。
これを作ったのはローマ帝国最後の皇帝テオドシウス帝
この城壁によりイスタンブールは城壁からは一度も侵略されたことのない街になったのです。
ただし、オスマン帝国に変わるときは城壁のない場所から侵略してビザンツ帝国を滅ぼしたのですが。
さて早速メトロを乗り継いでテオドシウス帝の城壁にたどり着きました。
、、、、え、、。
なにこの高さ。
今まで見た中でも一番高い城壁かもしれません。
しかも2重城壁は当たり前で場所によっては3重の城壁となっています。
これほど堅牢な城壁は見たことありません。
これなら砲撃にも耐えられるのがわかります。
しかも何キロも城壁が続いているよ。
これ建設するのにどれだけの労力がかかったというんだ。
凄すぎる。
城壁も一番高いところは5,6階建てぐらいの高さもあるし。
これなら1700年もの間一度も攻められたことがないというのは納得です。
ローマ帝国最後の皇帝といえどこれほどの国力があったというがびっくり。
でもテオドシウス帝って巨大な帝国が1人では収められないと言って二つに分けただけだから。
まだ権力あったんだよね。
だとしたらこれぐらい立てられるのは当たり前なのか。
あと、その後ビザンツ帝国が何度も危機に迎えているから増改築していてこれだけの城壁になったのかな。
どのみちすごい城壁です。
それにしてもどこまで見ても巨大な城壁が続いているよ。
とりあえず端から端まで歩くことに
とはいっても自分がたどり着いたのは城壁の真ん中あたり。
どうやって歩くか悩みましたが、とりあえず北に向ってみることにしました。
最悪一往復すればいいかと思ったから。
ということでテクテクと城壁沿いを歩いて行きました
それにしても見える限り城壁が続いているよ。
約一時間ぐらい歩いたでしょうか。
やっと北部の小さな湾が見えてきました。
ここで城壁が切れています。
この湾によりイスタンブール内部には入れないようになっているのでここで城壁が切れているのです。
それにしても地形に合わせて城壁が作られているためにどこから攻めてもこれは攻められそうもないですよ。
今まで城壁から攻められても一度も陥落したことのない理由
これがイスタンブールの歴史が語られた訳なのですね。
さてこれからもとの場所に歩いて戻るのはめんどくさいのでバスに乗ることに。
でも行き先が分からないのでトラムの駅の名前を叫んで乗りました。
こうしてようやく元の場所に戻ってくることができたのでようやく南側の城壁を。
そして歩いてみるとこちらは修復された部分も一部ありきれいな城壁のまま保存されているところもありました。
正直、城壁がこれほどきれいに作られたいたのだとびっくりしましたが。
やがて一番の南側に到着すると、そこには砦がありました。
この砦もまた堅牢でびっくり。
まるで高層ビルぐらいの城壁の中にはさらに門があり、さらに城壁で囲まれています。
中庭みたいになっていると表現したほうがいいのでしょうか。
関のようにここからイスタンブールに入るものにはチェックが入ったのではないでしょうか。
それにしてもこれほど堅牢に作る理由があるのかってくらいすごい。
今の戦争でもかなりの時間持ちこたえることができるのでしょう。
これにてテオドシウス帝の城壁は一通り見終わりました。
イスタンブールがこれほどの歴史を紡いだ理由がようやくわかった瞬間です。
さて観光が終わったのですぐさま列車に乗り宿に直行。
そのままシャワーを浴びて写真の整理。
夕食はシェアで食事をして、そのまま睡眠です。
疲れていたのでね。
さて明日も観光ですかね。
イスタンブール・テオドシウス帝の城壁アクセス
イスタンブールのトラムでトプカプ下車
目の前には城壁が見える
もしよろしければクリックしてください。

世界遺産のことを皆に知ってもらう為によろしくお願いします。